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「丸かじり」のおいしい食べ頃教えます
2009/06/28 07:39
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズのおいしい食べ頃をお教えします。
まずは、紙と鉛筆をご用意下さい。
そうか、印刷しちゃえばいいのか。
失礼。
では、プリンターをご用意下さい。
あ、もちろん、わざわざ印刷する必要もないことはご承知下さい。重たいプリンターを運び込んだのに、ちっとも役に立たないと、あとで怒らないで下さいね。
まず、朝、目が覚めます。
怖い夢を見ましたね。(え、見ていない? 熟睡できていないんだ、きっと)
目覚めが悪い。
ここです。目覚めが悪い、この瞬間。
まずは、この瞬間が第一のポイント。
できたら、「松たけの土びん蒸し疑惑」(本書所載です、もちろん)なんかではなく、「ケニアの朝食は・・・・」(本書所載です、もちろん)なんかがいいですね。
マツタケはよくない。
特に男性諸氏はよろしくない。
もちろん、もしかして、「朝のめざめ」があるかもしれないから、時にはいいかもしれない。(かなり好い加減に書きました)
次は、通勤電車のなか。
どうせ会社に行っても、ろくな仕事を(多分)しないでしょうし、そんなに頑張って栄養剤とか経済紙とか読まなくていいですよ。
そんなことしちゃうから、疲れる。憂鬱になる。泣けてくる。エーン。
泣いている場合じゃなかった。
ここです、読み頃のポイントは。
「ホットケーキの法悦」(もちろん、本書に載ってます)なんか読んだ暁には、もうポワーンとしてしまう。会社に行くのが嫌になる。
まちがいなく、喫茶店に直行して「ホットケーキ」を注文したくなる。
そして、「ナイフでもってホットケーキの表面をペシペシとたた」きたくなる。
しかし、そんなことしたら、あなたの立場があやうい。
会社は「ホットケーキペシペシ症候群による出社拒否」をお待ちになっているかもしれない。
だから、それは我慢して、とりあえずは会社に行きましょう。
いいことだってあるかもしれない。
本当はこのあとに、昼どきとか、三時のおやつとか、夕食、夜食、と続くのですが、いつどんな時でもおいしいのが「丸かじり」シリーズなのです。
ハズレがない。
最後にひとつだけ、これだけは守って下さい。
寝る前にショージ君に向かって(どこに住んでおられるかは知りませんが)、「今日もおいしゅうございました」というお礼を忘れないように。
君に幸あれ。
おやすみなさい。
◆この書評のこぼれ話はblog「ほん☆たす」で。