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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.3 10件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2003/05/09
  • 出版社: 文芸春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • サイズ:16cm/229p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-717754-4
文庫

紙の本

ケーキの丸かじり (文春文庫)

著者 東海林 さだお (著)

ケーキの丸かじり (文春文庫)

税込 524 4pt

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みんなのレビュー10件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (6件)
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  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

「丸かじり講座」の時間

2009/07/05 09:52

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ♪♪チャリラリラー、チャリライラー (適当にハミングしてください)
 みなさん、こんばんわ。(あ、朝読んでいる人とか昼読んでいる人は適当に挨拶してください)
 「丸かじり講座」の時間がやってきました。
 私、「丸かじり歴」三千年、「丸かじり」の世紀の謎にせまる、○△■男でございます。
 今回は「丸かじり」における「述語」について、日夜世のため人のため、研究してまいりました、その 成果を、ここに開陳したいと思います。
 うむ、カイチン、と今、申し上げた。
 どうも、いけません。
 この言葉、真面目なクセに、いやらしいときてる。
 こういう言葉のことを言語学的に申さば、「むっつりスケベ詞」といいます。
 かくほどに、私、「丸かじり」に精通しております。
 うーむ。このセイツウも、同じく「むっつりスケベ詞」でござった。

 さて、今回のテクストでありますが、『ケーキの丸かじり』の中から「えびせん大実験」の項を開いてくだされ。(なんだが時代劇風なのはご愛嬌ということで)
 その中、東海林さだお先生が、あのえびせんが口蓋の中に何本収まるかという、決死の実験を、我々庶民のためにしていただいた貴重な場面がございます。
 まさに、そこ。(この「そこ」という言葉、あまり繰り返しお使いになりませぬよう。これこそ「隠微代名詞」に変化いたします)
 では、テクストを読んでみましょう。
 みなさん、ご一緒に。
 テクストをお持ちでない方は、本屋さんまで、ひとっぱしり、お願いします。
 今、(がってんだ)という合いの手を頂戴しました。ありがとうございます。

 「・・・三十本を目指してみよう」「・・・おそれがある」「・・・だらけになる」「・・・いかなければならない」「・・・口を開ける」「「・・・くべる」(体言止め)「・・・窮屈になった」「・・・片寄せ、・・・(体言止め)」(体言止め)「・・・いけそうだ」「・・・だらけだ」「・・・疲れてきた」(本書13頁参照)

 もうおわかりかな。
 「丸かじり」シリーズの魅力とは、これら百種類にも及ぶ「述語」の多様性におうところ、大なのであります。
 これらめくるめく「動詞」の数々が動きを生むのであります。
 そこに、ズボッとはいる、(おっと、これも変態性用語でした)体言止めの見事な技。
 これこそ、「丸かじり」の謎を解く鍵であります。
 ダンスでいえば、ワルツ。スロー、スロー、クィック、じゃなかった、クィック、クッィク、ストップ。
 さあ、これであなたも明日から、ショージ君になれること間違いなし。
 それでは、またお会いできる日まで。
 ♪♪チャリラリラー、チャリライラー (ここはできたら「蛍の光」のメロディーで)

 ◆この書評のこぼれ話は「本のブログ ほん☆たす」でご覧いただけます。

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紙の本

冷蔵庫のなかに、ジャムのびんがあることの幸せ。

2011/12/20 16:14

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:きゃべつちょうちょ - この投稿者のレビュー一覧を見る

絶好調の丸かじりシリーズだが、はじめて出会ったのはこの「ケーキの丸かじり」だった。
何年かまえ、ある大型書店に平積みされていたこの本。
たのしそうな絵においしそうなタイトル。
手に取ったそのときから、このシリーズを集める日が始まったのだ。
そして歳月は過ぎていき、いまや丸かじりシリーズの最新刊を買うのは夫の習慣になった。
彼は、丸かじりシリーズどころか、
絶版の文庫を古本屋で漁るほどのショージ君マニアになってしまった。
先日、夫の買ってきた「メロンの丸かじり」を読んで、しみじみ面白さを噛みしめて、
(親子丼と中原中也を結び付けるセンスにはびっくり!)
わたしは、ショージ君との原点に戻ってみたのだった。

やっぱりこの本は面白い!
いきなり冒頭の『えびせん大作戦』がいい。
かっぱえびせんはいっぺんに一体いくつ頬張れるものなのか。
口内の空間を有効利用するために鏡を見ながら、みっしりと隙間なく詰めていく。
えびせんを柔らかくし解かしてしまう唾液と格闘しながら・・・・・・。
鏡に映った口のなかのえびせんを、どんな思いで見つめたのだろう。
いや、そこには感傷などない。せっせと作業を進めるのみだ。
こんなことをやる人というか、思いつく人はほかにいないだろう。

『クリスマスケーキの丸かじり』は、なんとも味わい深い。
4~5人用のファミリーサイズのクリスマスケーキを、ひとりで丸かじりするために、
賑わう街のケーキ屋さんに、いそいそと出かけるショージ君。
〈これをこれから一人で食べると思うと嬉しさがこみあげてくる。
と、同時に恥ずかしさもこみあげてくる。〉(本文より引用)
さてケーキの箱をあけて、どうやって食べようか悩むところから、
大きなスプーン片手に、サンタさんや木のおうちをきれいに除けながら
土台のスポンジにトンネルを掘っていくようすを読んでいると、
こちらはいつの間にか息をつめて見守っている。応援さえしたくなる。
ショージ君の場合、こんなシチュエーションを描いても、
わびしさとか自虐感はまるでなし。ページから漂ってくるのはわくわく感なのだ。

いちばん好きなのは『ジャムの幸せ』。
〈ジャムとたわむれているときはたしかに楽しい。
 たわむれるといったって、ジャムを顔に塗ったり、鼻に詰めたりして遊ぶのではなく、
 ちゃんとパンに塗って食べるだけのことなのだけれども〉(本文より引用)
そして冷蔵庫をあけてそこにジャムのびんが存在するたのしさを描き、
急にふたがパカッとあいてくれる急パカに喜びを見出す。
びんの中にぎっしりと大勢がひそんでいるひそみ具合に微笑み、
パンに塗るその瞬間に、ジャムのクライマックスが訪れる。
バターは生活でジャムは遊び、と言い切るかわいらしさ。
うちにある使いかけのジャムさえ、たのしそうに見えてくる。

ショージ君の丸かじりシリーズには、日常をたのしくする魔法があふれている。
あくまでも、日常、が。
誰もが手に取り、誰もが気軽に食べている素材に、スポットを当てているからだ。
(気軽に、というのもポイントだ。複雑な手順はいらない)
この「ケーキの丸かじり」の雨宮塔子の解説に、
グルメをひけらかすような下品さは、みじんもない。といった趣旨が書かれているが
激しく納得してしまう。
そうかといって、みみっちさを売り物にする貧乏じみたみじめさも皆無なのだ。
透徹した客観主義の目線が、自慢と自虐を注意深く遠ざけているのだろう。
ショージ君のことを書いているのに、ショージ君はそこにいないのだ。
ここが、本当にすごいところだ。
読んでいる途中は何度もニヤニヤしてしまうが、読み終わればすっきりさわやか。
ああ面白かった、と素直に本を閉じられる。

いやなことがあってもこれを読めば、まっ、いっか。という気になる。
そうだ、あれを食べて元気を出そうと。
日本じゅうに、そんな気持ちになる人がたくさんいるのではないか。
ショージ君はすごい。丸かじりシリーズは不滅なのだ。

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2006/09/20 08:03

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2010/01/22 17:48

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2012/09/10 16:48

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2013/01/27 12:20

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2015/01/09 22:58

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2016/03/18 23:21

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2016/08/28 15:01

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2017/03/29 15:33

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