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- カテゴリ:小学生 一般
- 発行年月:2003.11
- 出版社: 河出書房新社
- サイズ:29cm/1冊
- 利用対象:小学生 一般
- ISBN:4-309-26700-9
紙の本
いまいましい石
著者 C.V.オールズバーグ (絵と文),村上 春樹 (訳)
気持ちの良いそよ風が吹く5月、リタ・アン号は航海が順調に進むなか、なぜか今まで知られていなかった島に上陸し、光を発する不思議な石を発見する。船員たちはその石に夢中になり、...
いまいましい石
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商品説明
気持ちの良いそよ風が吹く5月、リタ・アン号は航海が順調に進むなか、なぜか今まで知られていなかった島に上陸し、光を発する不思議な石を発見する。船員たちはその石に夢中になり、やがて恐ろしい変化にみまわれた…。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
C.V.オールズバーグ
- 略歴
- 〈オールズバーグ〉1949年アメリカ生まれ。81年「ジュマンジ」と85年「急行「北極号」」で2度のコルデコット賞を受賞。絵本作品に「西風号の遭難」など。
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紙の本
不思議な魅力の石に惹かれて
2004/08/23 18:26
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:小泉 雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
南洋を航海中の船が、ちょっとした偶然である小さな島に辿り着く。
そこで見つけた、美しく光を放ち見ているだけで愉しくなる石を船員たちは、船に持ち帰ってしまう。すると次々と信じられないような出来事が起こっていくのだけど…
その受難を航海日誌という形でリタ・アン号の船長が綴って行く。
船長にとって、とんでもない災難であったことは間違いない。
けれど、石に惹かれその魔力に浸ってる間、船員達は得も知れぬ幸福を味わっていたのではないだろうか。
何かを信じ、それに浸ることははた目から見てどうであれ、本人たちは幸せということは多いからだ。
夢の中の出来事のような静寂を感じる不思議な挿絵たち。
エメラルドグリーンの海
月明かりを浴びたであろう、海と夜の甲板
もくもくとわき上がった、ピンクの雲を背景に南洋の海を航海する帆船
天気や時間により、刻々と変わりゆく空と海はこのうえなくリアルで、なんと美しいのだろう。
こんな空と海が描けるなんて、著者のオールズバーグはセイリングが趣味なのではと、うがってしまう。
翻訳者はこれまでにもオールズバーグを翻訳している、村上春樹氏。
偶然なのだけど、著書の「海辺のカフカ」でも、石はとても重要な役割だった。
石というのは、世界共通で神秘さの象徴のひとつでもあるらしい。
この分だと、まだ至る所、世界のあちこちに不思議な力を持った石は
ポンと打ち捨てられてる様に、あるのかもしれない。
それにしてもこの船は何を積んで、何処から何処に向かっていたのだろう。
一切わからず終いだ、謎は多い。
紙の本
毎日そんなもんばっかり見てたんじゃ、○○になるよ!
2016/09/18 16:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:coco - この投稿者のレビュー一覧を見る
石がね、あったんですよ。おかしなところなんて、全然なかったですね。そこら辺に転がっていそうな普通の石です。
貴重でもなんでもないんですが、誰かが持ち帰ろうって言い出して。
みつめていると、幸せな気持ちになる石。
毎日毎日ずっとずっとずっと見ていたい石・・・。
取り憑かれたように石を見る船員たちと、テレビやパソコンを毎日見ている自分が重なって、怖くなりました。
紙の本
プチホラー
2016/07/02 17:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:honyomi - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵でも作者でもなく「村上 春樹(訳)」という点に魅かれました。
絵本の文章が航海日誌の体裁をとっているところが変わってます。
タイトルにもある「石」を見つけてからは、ちょっと怖い感じです。
ただ本格的ホラーを描いているわけではないのでご安心を。