紙の本
この本持って、街に出よう
2017/10/27 07:26
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
出版業界が不況といわれるし、町から小さな本屋さんが消えていくという話を聞く一方で、若い人が新しいタイプの本屋さんや古本屋さんを始めたといううれしい話も耳にする。
本は読まれなくなったといわれるが、頑固に本の世界を愛する人たちがいることは間違いない。
そんな中、生まれたのが女性ルポライター井上理津子さんが書いたこの本では85軒の「すごい古書店」と32館の「変な図書館」が紹介されている。
もともとが「日刊ゲンダイ」に連載されていたというから、そちらの方が驚き(失礼!)だが、街歩きレポートだと思えばそれもまたありかな。
古書店といえば神田神保町や早稲田界隈を思い出すが、もちろんこの本でもそれらの町の古書店が多くはいっているけれど、住みたい街として人気の高い吉祥寺や西荻窪、下北沢などの古書店もいくつも紹介されている。
町というのは昔ながらの珈琲店と小さな花屋とさっぱりした本屋さんと静かな古本屋さんがあれば成り立ちそうな気がする。
かなり個人的な感想ではあるが。
一方図書館に目を移すと、「変な」といわれるだけあって専門図書館の紹介がほとんどだ。
中でも目をひいたのが飯田橋にある「風俗資料館」。何しろ日本唯一のSM・フェティシズム専門図書館だそうで「日刊ゲンダイ」っぽい図書館といえそう。
もっともこの本で残念なのは紹介されている古書店にしろ図書館にしろ東京が主になっている点で、全国的にはもっと過激に「すごい」や「変な」古書店や図書館があるにちがいない。
ぜひ続編続々篇を期待したい。
紙の本
古書店店主の意気込み
2018/03/20 09:12
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投稿者:ジル - この投稿者のレビュー一覧を見る
「日刊ゲンダイ」での連載を新書化したもの。単なる紹介記事を並べたものだが、中には古書店店主の意気込みが伝わって来る店もある
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冒険譚みたいだ。
行ってみたい古書店や図書館がいくつもあった。
紹介文が減るけど写真があったらなお楽しく読めそう。
地元町田の高原書店、POPビルから撤退してからほとんど行かなくなってしまった。
また行ってみなきゃ。
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古書店と図書館は、人と街を元気にさせる、知的なスパイスです! 志(こころざし)を持って趣味の本だけを集めた店、見向きもされなかったミニコミを取り揃えた店・・。 ニューウェーブともいえるユニークな古書店が、この日本にぞくぞくと登場しています。 そんな「とっておきの古書店」では、あなたが長年探していた本、若き日の思い出の本がきっと待っています。 またこの国には、ジャンルを絞って資料や文献を網羅した、不思議な図書館も数多くあります。 そこに行けばその世界のすべてがわかる、便利で有益な図書館です。 知的刺激に満ちた、驚きの古書店と専門図書館117を、足で歩いて紹介! 散歩の途中に立ち寄りたい! そんな場所を集めました。
『世界の夢の本屋さん』の日本(東京)版のような感じの本。
見開き1ページで1店舗ずつ紹介している。
古書店にはあまり興味がなかったが、どの店も個性があって面白そう。
読んでいるだけで行った気になる。
ただ、写真がないのが残念。
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主に東京近辺の古書店・図書館を紹介した本。
近所の古書店やよく利用する古書店がでてて思わずにやりとした。書店の特徴や店主の個性もにじみ出てて良い。
これの全国版とか出たら読んでみたい。
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首都圏にある様々な古書店・図書館を訪ね歩いたルポ。
一軒あたりのページ数が少ないので少し食い足りない印象。
もっとも、平素愛情たっぷりに古本屋をレポートしてくれる
某ブログを読んでいるせいかもしれない。
紹介されている85軒の古書店のうち17軒訪れたことがある
のだが、さてこの数字が大きいのやら小さいのやら。
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<目次>
省略
<内容>
「日刊ゲンダイ」連載の記事をまとめたもの。魅力的な古書店、専門図書館を117ピックアップしています。古書店主は、自分の本からスタートしてたり、有名古書店から独立したり。老舗もあれば出来たてホヤホヤモあり。古書店に関しては、「本が好き」感があふれています。専門図書館は、博物館の資料部門だったりしますが、専門分野では最高のレファレンスサービスが受けられますね。
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古書店と図書館は、人と街を元気にさせる、知的なスパイスです! 志(こころざし)を持って趣味の本だけを集めた店、見向きもされなかったミニコミを取り揃えた店・・。 ニューウェーブともいえるユニークな古書店が、この日本にぞくぞくと登場しています。 そんな「とっておきの古書店」では、あなたが長年探していた本、若き日の思い出の本がきっと待っています。 またこの国には、ジャンルを絞って資料や文献を網羅した、不思議な図書館も数多くあります。 そこに行けばその世界のすべてがわかる、便利で有益な図書館です。 知的刺激に満ちた、驚きの古書店と専門図書館117を、足で歩いて紹介! 散歩の途中に立ち寄りたい! そんな場所を集めました。(中扉)
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街の近所の書店がどんどん消えているが、古書店の世界では個性的な店主に選ばれた優良書が発見できるかもしれない。街を出て、訪ねてみたい。
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古書店のよいのは、お店によって雰囲気が全然ちがうこと
それを築いてきた店主さんの人柄のよさ
この本には多彩な古書店、店主さんが紹介されていて訪れてみたくなった
次は関西の古書店を取り上げてほしいなぁ
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ネットで検索、ぽちっと購入では味わえない愉しみがここに。
幾つかは是非訪れてみなくちゃ!
見開き1ページでサッと読めます。
ほぼ東京のみなので、各都道府県版…は難しいにしても、全国版が欲しい。
日比谷図書館は何度か行ったことがあったけど、みどりの図書館なんて知らなかったなぁ。
すごく興味があります。
切手の博物館もいつかは…!
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最近はブームなのでしょうか?古書店のガイド本です。
それとも実際は絶滅しそうだからこそ再評価されているのでしょうか。
銭湯みたいに。
個性的な古書店や図書館は探せばたくさんあります。
一度は行ってみたいものです。
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首都圏の独特・専門的な古書店と図書館を紹介している一冊。
知っている場所については共感し、知らない場所については参考になりました。
書痴としての人生は、今後も楽しめそうです。
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失敗した。この著者、私が糞味噌な感想を書いた『さいごの色町
飛田』の人ではないか。この作品の感想でも「文章が拙い」と
書いた覚えがあるが、本書のような短文だと一段と際立つな。
「日刊ゲンダイ」に連載された古書店(古本屋)・図書館の紹介
記事をまとめた1冊。
それぞれに見開き2ページで紹介されているのだが、こんな短い
文章でも句読点の使い方、言葉の遣い方に引っ掛かって同じ個所を
何度か読み返す羽目になった。
加えて知識不足。古書店を巡るのに反町茂雄を知らないだと?
アンカット本を知らないだと?旧仮名遣いが読めないだと?
なんだ、そりゃ。
「本と目が合った」「本を握りしめる」との表現が多いのにも
違和感があったな。著者のお気に入りの表現なのかもしれないが。
取り上げられている古書店・図書館は東京都内及び近郊が中心
なので、物足りなさもある。せめて関西地域の店舗や図書館を
少し織り交ぜてもよかったのではないだろうか。
この手のガイド本は結構参考になるのだが、本書は参考にする以前
に文章で引っ掛かりまくりで読み通すのが苦痛だった。
これは編集の問題だと思うのだが、タイトルの「変な図書館」は
「こだわりの図書館」くらいに出来なかったのかしらね。
それにしても短文は難しい。欠点が強調されてしまうな。
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井上理津子 著「すごい古書店 変な図書館」、2017.9発行、タイトルに引かれて読みました。読友さんのレビューを読んでいたので、どうかなと思いながら(半々の気持ちで)・・・。特徴のある古書店、専門の図書館を紹介した本です。「興味がある分野か否か」、私の行きやすい場所か否か」を念頭にさっと一読しました。行きたいなと思った場所は、2011年に開館した日比谷図書文化館(図書中心の複合施設)だけでした。以前、都立日比谷図書館(千代田区に移行)のとき、たびたび利用してた図書館でした。