ジルさんのレビュー一覧
投稿者:ジル
2018/03/26 15:48
50年間の作品と証言の決定版
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「安藤忠雄大全」。50年間の作品と証言の決定版である。長年、日経アーキテクチュアで安藤版を努めた現編集長、建築巡礼の洒脱なイラストでも知られる、による愛すべき安藤忠雄の全記録。有名なコシノヒロコの小篠邸のみならず、指揮者の佐渡裕も自宅は安藤忠雄。住吉の長屋のオーナーのコメントが泣かせる。安藤ファンならずとも一読をお勧めする。
紙の本AMETORA 日本がアメリカンスタイルを救った物語 日本人はどのようにメンズファッション文化を創造したのか?
2018/03/14 10:04
秀逸な「戦後男性ファッション史」
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膨大な知識と綿密な取材に裏付けされた日本の戦後男性ファッション史。VANからBathing Apeまで余すところなく描き出している。80年代のIVYの再ブームに関する記述は、自分が大学生として身を置いていただけに懐かしい。
2018/03/26 15:47
何が変節の原因なのか?
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西洋哲学を大学院まで学び日本人のビジネスマンには稀有な深い教養を身に着けたリーダーとして期待されていた西田。、どこかで唯の数字と地位を追いかけるだけの「経営者」に成り下がってしまった。その「何故」には残念ながら迫りきれていない。
紙の本街と山のあいだ
2018/03/20 09:09
隠れた名文家
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名文家である、良い本に出会った。朝日新聞で「著者に会いたい」欄で取り上げられていたが、著者の人柄がにじみ出ている文章。
紙の本ユニクロ潜入一年
2018/03/14 14:25
骨太な潜入記
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予想と異なり骨太な潜入記。それだけにウケねらいなのか一部の軽めの記述が残念。カリスマ経営の会社は情報発信がカリスマ社長に集約されている以上、全ての責任をカリスマ社長自らが負うべき、ということ。社員の「やりがい」に期待し、報酬に反映しないのが、この手の会社ということか。
2018/04/27 08:52
また旅に出たくなる。
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毎日新聞のWebサイトで連載されている「来た、見た、考えた」の単行本化。残念ながらWebは毎日新聞電子版の有料会員用にならないと購読できない。
「来た、見た、考えた」というタイトルどおりの内容で、「犬棒(=犬も歩けば棒に当たる)」の精神で旅先の発見を求めるのが著者のスタイル。
事前準備などはせずに訪問とのことだが、著者の膨大な知識背景があってのもの。訪問先での「なぜ」を歴史・地理的なアナロジーから徹底的に自分の頭で考えるという姿勢に感心する。
興味を失っていた海外旅行を再開しても良いかと思わせる内容。
2018/03/22 08:39
さすがの筆力
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「ローマ」と比べて日本人には馴染みの薄い「ギリシャ」だが、章を進めるにつれ、ぐいぐいと引き込まれていく筆力はさすが。
紙の本久米宏です。 ニュースステーションはザ・ベストテンだった
2018/03/20 09:40
TV業界のパイオニアの自分史
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TV業界のパイオニアの自分史。Nステは出演者と思っていたが企画および作り手の一員であることを再認識した。
紙の本話し方入門 新装版
2018/03/20 09:07
内容・構成ともに素晴らしい
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『人を動かす』に続くカーネギーもの2冊め。内容・構成ともに素晴らしく読みごたえあり。ベストセラーも宜なるかな。
2018/03/15 08:57
世界を作った6つの遊び
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原題は「Wonderland How Play Made the Modern World」、映画の邦題のような少々レベルの低いタイトル。生存するために不要なこと(=遊び)が進歩を生み、現代社会を作ってきた、という主旨で書かれた本。6つのエピソードで構成されるが、内容に多少の出来不出来がある。
紙の本〆切本 2
2018/03/15 08:40
そもそも〆切りがない仕事というものが世の中にあるのか
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コンセプトの勝利。呻吟、苦悶の中での知的生産、その中から名作というものが生まれている。しかし、そもそも〆切りがない仕事というものが世の中にあるのか?
2018/03/14 14:23
長年の謎が氷解
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「ストーリーが思い出せない」という、長年の謎が明快な解説で氷解した。『耳をすませば』の気持ち悪さも、主人公の一家が「共産党員である」という一言でスッキリ。宮崎駿は黒澤明だというのも慧眼。
紙の本日本を救う最強の経済論 バブル失政の検証と後遺症からの脱却
2018/03/14 10:51
日本は債務超過ではない
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日本はB/Sで見れば債務超過ではない、という明解な説明。ただし後半の歴史認識、平和論の部分は正論と思うが、この人の説明では説得力がない。
2018/03/14 10:40
素敵な二重生活
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東京と京都に家を持ち往復する、こういう京都の住み方も有るのかと素直に頷いた。