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- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/06/27
- 出版社: ベレ出版
- サイズ:19cm/349p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86064-477-2
読割 50
紙の本
虫のすみか 生きざまは巣にあらわれる (BERET SCIENCE)
著者 小松貴 (著)
私たちが気づかないだけで、庭先や道ばた、土の中は、虫たちの不思議な「巣」であふれている。日本中、世界中を飛び回って目にした「すみか」を通して見えてくる、虫たちのリアルな姿...
虫のすみか 生きざまは巣にあらわれる (BERET SCIENCE)
虫のすみか―生きざまは巣にあらわれる
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商品説明
私たちが気づかないだけで、庭先や道ばた、土の中は、虫たちの不思議な「巣」であふれている。日本中、世界中を飛び回って目にした「すみか」を通して見えてくる、虫たちのリアルな姿をカラー写真253点を用いて紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
虫のことを知りたければ、その巣を知るのが一番!
生き物にとって家の確保は死活問題です。天敵や自然災害から身を守るため、生き物たちは身の回りのあらゆるものを使って家をつくります。一見、その日暮らしをしているような虫たちだって例外ではありません。
我々の身近には、さまざまな巣を構えて生活する虫たちがたくさんいます。そのなかには、ハチやアリに負けず劣らぬ、おもしろい巣をつくるものも少なくありません。
獲物を引きずり落とすアリジゴクの巣の内部は、どのようになっているのでしょうか。そのほかにも、泥で巣をつくるハチや、塚をつくるアリ、地面の下でキノコ栽培するアリなど、大地をすみかにする虫たちを1章で紹介します。
2章は、植物を利用する虫たちです。ミノガやオトシブミをはじめ、コロギスやアワフキムシ、ツムギアリ、イチジクコバチなど、その巣は多種多様です。なかには、植物と切っても切れない関係を築いているものもいます。
3章は珍奇な環境にすむ虫たちをとりあげます。地下深く、土と土のすきまに生きる虫や、海や水中にすむ虫、排泄物でできた家にすむ虫、動物の体内に入り込む虫など、「こんなところにもいるのか!?」と思わずにはいられません。
昆虫ではない虫たちも、おもしろい巣をつくります。クモやカニムシといった仲間については4章で説明します。【商品解説】
目次
- 1 大地にすむ
- 2 植物にすむ
- 3 珍奇な環境にすむ
- 4 昆虫じゃない虫たち
著者紹介
小松貴
- 略歴
- 〈小松貴〉信州大学大学院総合工学系研究科山岳地域環境科学専攻博士課程修了。博士(理学)。九州大学熱帯農学研究センター博士研究員。著書に「裏山の奇人」など。
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紙の本
人間たちとはちょっと違う虫たちの「家」の工夫。
2019/10/28 16:40
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アリの巣のように人間の「家」に近い感じのものもあるけれど、ミノムシの「蓑」やアワフキムシのアワとなるともはや衣服といった方がいいかもしれない。人間の「家」とはちょっと違うけれど、虫たちが本当にいろいろなものを身の回りに利用している例をたくさん教えてくれる。近くにあっても気づいていないものがたくさん載っているのも驚きであった。
それぞれに挿入されている数枚の写真がとても雄弁。「謎のミニヒョウタン」という副題がついている章などは、写真がないと何が何やら、である。知らないで見たら「虫がいる」とは思わないだろう。
本文に続く「探す」という小見出しには居場所や「見え方」が。実際に見てみたい読者にはとても参考になると思う。「よもやま話」には著者の体験など一寸リラックスさせてくれる話。その先を知りたい場合の手がかりとしてのそれぞれの虫の参考文献も書いてあるのはありがたい。
クモなど、昆虫でない「虫」も多数載っていて、結構身近に面白い世界があることを教えてくれた。