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yumiさんのレビュー一覧

投稿者:yumi

15 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

飽食の世に安心して食べられるものがないという現実

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 私たちが日常食べている米や野菜、肉、魚などについて、その汚染状況を徹底的に取材した本である。
 まずはじめの写真からショックを受ける。背の曲がった魚、漂白されたレンコン、煮干工場での酸化防止剤投下現場、そしてなんとも衝撃的な激しい先天奇形の嬰児の死体の標本。
 恐らくほとんどの人は「食べものには化学物質が含まれている」などということを聞いたことがあるだろう。そしてまた多くの人は「そんなこと言われても…」ととまどいながらも目に見えないだけにそれほど重要視せず、それまでの食習慣を変えることはなかったであろう。しかしそういう人もこの本を読み、はじめに掲載されているような衝撃的な写真を目にすれば、その意識は大きく変わるはずである。
 私たちが口にしている食品が恐ろしいほど汚染されていることを知れば、例え他の人とは違っても食材の下処理をはじめたり、汚染されているである食品を避けるようになるに違いない。自分の健康は自分で守る。このことを痛いほど実感させられる本である。

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紙の本

紙の本塩狩峠 改版

2002/07/06 15:29

人にはそれぞれ役割があることを、命がけで教えてくれた

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 聖書には「人がその友のために命を捨てること、これよりも大きな愛はない」という一節がある。まさにこれを自らの命をもって示したのがこの小説の主人公、永野信夫である。読み終わって何日もこの本のことばかり考えていた。それほど心に深く入り込んできた小説だった。
自分の命を捨てることで大勢の命を救った彼の生き方に、「自分は何のために生まれてきたのか」という自らへの問いかけをせずにはいられない。普段何も考えずに生活していることが多いものだが、人はそれぞれ役割を持って生まれてきている。もちろん、生まれてすぐに亡くなる赤ん坊にも何らかの役割があったのである。それがいったい何なのか。自らにこう問いかけ続けて生きる姿勢は、その人生をも何倍も豊かに、実りあるものに変えるはずだとこの小説を読んで痛感した。
 キリスト教信者の物語、ということだけでは語り尽くせない奥深さがあると感じる。最後に出てくる聖書の言葉「一粒の麦、地に落ちて死なずば、唯一つにて在らん」にこの小説の意義が集約されている。聖書ではこのあと「もし死なば、多くの果を結ぶべし」と続くのだが、この言葉どおり、多くの果を結ばせた主人公の死は決して単なる「人の死」ではない。自分は他人のために命を投げ出すことなどとてもできないだろうが、せめて自分の存在が人の役に立っている、そんな生き方をしたいものだと心から思うようになった。

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紙の本

怖いくらいに予言が的中

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 四十歳前後で亡くなる有名人のニュースを耳にすることが多くなった。そんな時に思い出すのがこの本だ。現代の環境、日本人の食を鋭い切り口でとらえ「昭和三四年以降に生まれた人だけで構成される社会になったとき、平均寿命は41歳になる」と断言する著者。出版から10年たった今、この本は見事に現在の食や社会環境を予言するものになっている。

 若くして亡くなる人が増えている現状に直面して、その予言の的中に恐ろしささえ感じている。食環境が崩壊している現在だからこそ、現代に生きる自分を守る方法をこの本から学びたい。

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紙の本

現代人の体の変化はその「食」による当然の見返りなのかもしれない

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私達の食べものは、人間の「お食事」である前に「ヒト」という動物の「エサ」であることを再認識した。この考えから遠ざかるほど私たちの健康に暗い影が忍び寄る、との指摘には鋭いものを感じる。この指摘どおり現代日本は、食の急激な変化によって肥満や生活習慣病に悩む人の数が増えているのだ。
 この本で注目したいのは、進化の点からヒトを考え、霊長類の最上位にいるヒトは本来雑食性ではなく植食性であると考えられる、というところである。現代人の食生活についてこの本の指摘をもとに考えた時、生活習慣病発症の低年齢化や肥満者の増加などはまさにこの「食性のズレ」によるものだと実感するだろう。

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紙の本

「魚はヘルシー」とはいえない悲しい現実

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現代は食品に含まれる栄養素だけでなく、同時に含まれている化学物質にも目を向けなくてはならない時代になっている。「安心して食べたい」という願いは誰しも持っているものだ。ところがこの本で魚の生産現場の現実を見せられると、そのずさんさと利益第一の姿に憤りさえ感じ、安心して食べられる社会とは程遠いことを実感する。
 しかしよく読んでみると、こうした社会を作り出しているのは私たち自身であることにも気付くのだ。もっと食品の生産現場という現実に目を向け、ヒステリックにそれを非難するばかりではなく、そうした現状を生み出している私たち自身の姿勢も反省しなくてはならないと強く感じる。

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紙の本

紙の本国民栄養の現状 2002

2002/07/06 15:32

多色刷りでグラフが非常に分かりやすい

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毎年「結果の概要」に掲載される各種グラフが多色刷りで非常に見やすく、各年のデータが比較しやすくなっている。巻末の参考資料は研究者に限らず目を通す価値のあるものである。特に今年は喫煙や糖尿病についてなど、現代社会を反映した調査が行われており、そうした調査結果を知っておくことは自分の生活環境の把握につながるのでたいせつなことだと感じた。
 この本は研究者の資料としてだけではなく、一般家庭に置いてあっても十分その役割を果たすものだと思う。自分の置かれている食環境に目を向けることは、健康作りの基本だろう。

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紙の本

紙の本基本フランス語問題集

2002/07/05 11:27

独学にも最適の文法問題集

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発音関係以外、一通りの文法事項を網羅している。あとは辞書さえあれば、これ一冊で独学も十分可能である。
 フランス語の基本中の基本、名詞の性と数から、高度な文法事項である接続法まで50もの課に分けて少しずつ説明されているところが丁寧で親切である。それぞれの課についても、初級編のA、応用編のBに分けられているので無理なく高度な知識を習得できるだろう。どの課にもかならず和訳、仏訳の問題があるので、課を進めるごとに複雑な文法事項を含んだ言い回しが身につくようになっている。
 それぞれの課は短くまとめてあるので飽きっぽい人にもぜひおすすめしたい一冊である。

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紙の本

短期集中型にはもってこいの一冊

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 78の和文と検討訳、模範訳から成っている。検討訳は犯しやすい間違いが含まれている例、模範訳は解答例なので、自分の解答と比べると自然と学習効果が上がるようになっている。
 冒頭ではまず左ページに78全ての和文が載っている。そのあとで一文につき2ページずつ使いポイントや解説がまとめてある。冒頭の例文集は記憶の総チェックとして最適だし、一文ずつの解説はもちろん毎日の学習用として使うと良いように思う。非常にすっきりとポイントが抑えられているので、短期間に力をつけたい人にはぴったりの一冊だろう。一日ひとつずつこなしても二ヶ月少々で終わるのが魅力的だ。

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紙の本

読んだ分だけ確実に身を守る知識に変わるはず

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食の安全性が問われている今、食品表示は消費者が頼りにする重要な情報になっている。ところがこの表示すら偽装されているもの、法をくぐり抜けているものがあるのだ。法に違反しないとはいえビックリするようなカラクリを持つ表示がたくさんあることを知ると、私達も勉強してだまされないような知識をもたなくてはならないことを感じる。そうした知識を得るためにもこの本は非常に役立つものである。実際のラベルの写真や表が豊富なところが理解を助けてくれる。

 安全をアピールする表示だと思っていたものに落とし穴があることを知るとゾッとしたり、腹立たしかったりするが、この本に出会うのが早ければ早いほど私達の体は守られるように思う。読んだ後、表示について説明できた数だけショックを受けているといえるのかもしれない。

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紙の本

紙の本あぶない野菜

2002/07/13 15:42

輸入野菜と付き合わざるを得ない現代人必読の一冊

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今はスーパーに限らずちょっとした八百屋にでも必ず輸入野菜が並んでいる。なんとなく輸入ものより国産ものの方が良いように思っている消費者は多いだろう。そんな私達のためにこの本の第一部では、21種類の野菜について、輸入の割合や使用されている農薬についてなどの現状と問題点、求め方や買い方が詳しく説明されている。その野菜そのものだけでなく、冷凍ものや加工ものについてまで詳しく書き込まれているので非常に実用的だ。
 第二部では、野菜輸入の背景や、これほど輸入野菜が増えている理由とその仕組み、そしてこのシステムによって潤っているのは誰か、というかなり深い考察がなされている。
 第三部ではこうした状況に対して、私達はどうれすればよいのかという問題を投げかける。
 政府はこの問題に対して、国内の野菜生産システムが輸入野菜と競争できる力をつけることを対策としているようである。しかしこの考えを実行するなら生産の合理化と効率化によりコストを下げるしかない。つまり、さらなる農薬や化学肥料の使用増大を招くのである。これでは何の問題解決にもならないだろう。第一部で野菜輸入の実態、第二部でそのシステムの現状を知れば、第三部では問題解決の正しい思考を導く、というように考えられた流れを持つ本である。第一部から読み進めることによって、読者はおのずと現代の国内野菜の現状について考えるようになるだろう。
 また最後に「たしかな野菜を手に入れるための手引き」として、誠意を込めて野菜を作っている生産者やそのグループ、店舗などのリストが掲載されている。これも参考にして楽しく安心できる食生活を送りたいものだ。

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紙の本

安心の食生活には欠かせない一冊

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数十年前なら、主婦は誰でも店頭に並んでいる食品のよしあしを見分ける知恵を持っていた。親から受け継いだ知恵、そして経験的に持っている知恵でどんなものがおいしいのか、どんなものが体に効くのか知っていた。しかしこれは、自分達の住んでいる土地の近くでとれる食材を食べていた時代の話である。
 今や時代は激変した。世界中から食べものが集まってくる時代だ。また、もとの姿もわからないほど加工された食品があふれる時代である。こうした環境にあって、おいしくて健康的な食生活を営むには「食品表示」を読みこなさなくてはならないのだ。わけのわからないカタカナ言葉もたくさん含まれているし、惑わされそうなおいしいキャッチフレーズもたくさんある。こうした情報の中から本当に体によいもの、安心できるものを選ぶための知恵を詳しく提供してくれているのがこの本だ。
 食品についている表示にばかり目が向きがちだが、「食品成分表」という最も基本的な食品表示の見方が紹介されているところが他の本にはあまり見られない特徴であろう。その他、特定保健用食品、生鮮食品、加工食品、有機食品、遺伝子組み換え、など様々な切り口で表示のポイントを紹介する。そして最後の「店頭で見かける『?』な表示」は非常に役立つ。あたかも体によさそうな表示でも実はからくりだらけだというのである。
 ラベル偽装などで食の安全性への不信が高まっている今、自分で自分を守るためにもぜひ読んでおきたい一冊である。

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紙の本

生化学を学ぶ時はこの本もサブテキストに

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 この本は看護学生用に書かれたものだが、とても分かりやすいので生化学をはじめて学ぶ医学生にもおすすめできると思う。サブテキストにしたり、生化学の入門時に読んだりするとその後の理解に非常に役立つように感じた。また学生に限らず生化学を理解する必要のある人にとって、独学用には最適だろう。

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紙の本

紙の本脳と食欲 頭で食事をする

2002/07/08 11:10

非常に精巧な脳の機能に脱帽

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「お腹がすいたら食べる、お腹がいっぱいになったらごちそうさま」という普段何も考えずに行っているこの行動は、私達の脳が非常に精巧にできているおかげであることを、丁寧に、しかもわかりやすく説明してくれる。脳は個人個人で適正な体重を把握していて、それが常に一定の幅に保たれるためにとても丁寧な働きをしてくれているらしい。つまり、この脳の指令に従っていれば太ることはないのだろう。野生の動物をみればそれも納得がいく。しかし現代人の多くが「好物は別腹」とか肥満などという現象に悩んでいる。これもやはり大きく発達した大脳のせいなのだ。

 講義用テキストとされているが、一般の人でも結構読みやすく書かれている。やせたいのに食欲が止まらない、という人が増えている現代、学生だけではなくもっと多くの人にこの本を読んで欲しい。安易なダイエットに走るより、どうしてこの食欲が起こっているのかを理解することの方が、健康的なダイエットの近道のようにも感じる。

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紙の本

紙の本くすり

2002/07/07 00:17

そうか、農薬も「くすり」だった

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 私達の周りに存在するありとあらゆる「くすり」について、その存在理由や私達の体内での動向などを非常に分かりやすく解説してくれる。
読みすすめていくと、食生活で気になる農薬もくすりであることに気付いた。「食糧生産とくすり」では、農薬を全て否定することは私達の食糧確保の危機につながることが分かってきた。農薬の意味を知れば、いけないのは必要以上の使用であり、現代農業においては仕方のない部分があることに気付く。
 どんな「くすり」でもその存在価値や存在理由をきちんと認識し、体内ではどのような経路をたどるかを抑えておけば、現代を快適に生きる手助けとなることを学んだ。

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紙の本

紙の本食の文化史

2002/06/28 16:42

ゆったりとした気持ちで食を考えることが健康への近道かも

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 食材や料理などというと、まず栄養素やカロリーなどの面から語られて、健康に良いとか悪いなどとヒステリックに叫ばれることも多い風潮である。そんな中でこの本は、身近な食材を主に文化的な面からとらえており、どこかしらゆったりとした時間が流れてゆくようである。文化的、歴史的、化学的、など様々なアプローチの仕方で読者をあきさせることなく最後まで楽しませてくれるところが、この本を手放したくなくなる理由である。

 もはや現代は食べものがなくて困る時代ではない。豊富な食べ物の中から自由に取捨選択できる時代なのだ。だからこそ、栄養素とかカロリーなどにとらわれるのではなく、もっとおおからかに食と向かいあってもよいのではないだろうか。そんな気持ちでこの本を読めば、不思議にも栄養素にこだわっていた時よりもおいしくて健康的な食生活を送ることができるようになるかもしれない。

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