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よしのさんのレビュー一覧

投稿者:よしの

12 件中 1 件~ 12 件を表示

紙の本

紙の本私のギリシャ神話

2003/01/07 14:50

阿刀田高のおもしろギリシャ神話が再び!!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

帰ってきました! 阿刀田高のギリシャ神話! 「ギリシャ神話を知っていますか?」を読んだ人なら、阿刀田氏のギリシャ神話がいかにおもしろいか知っているはず。もちろん知らない人にもお薦めします。

「私のギリシャ神話」は、題名のとおり、阿刀田氏の視点で読者のために読みやすく親しみやすいお話をギリシャ神話からピックアップしたもの。「この話はギリシャ神話だったのか〜」と、意外に私たちも知っているお話も登場します。また、この本をお薦めする上で絶対に言わなくてはならいこと、それは…すばらしい絵画がたくさん載っていること! 章のタイトルにあるギリシャの神々の絵や彫刻の写真がふんだんに載せられている! すばらしいです。
あなたも阿刀田氏の巧妙で軽快な語り口に、ギリシャ神話の神々に、魅せられてください。

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紙の本

紙の本塩狩峠 改版

2002/04/20 23:53

心が洗われるような一冊。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

母はいないと思って育った主人公『信夫』。しかし祖母の死をきっかけに母に出会い、キリスト教に出会う…。そして信夫はキリスト教により生き、キリスト教により死んだ。

とにかく泣けます。信夫の信仰に対する熱い思いには誰もが胸を打たれ、そして信夫の死には誰もが涙すると思います。キリスト教徒としての信夫の姿が中心に描かれていますが、『ふじ子』への思いも人間らしく描かれているラブストーリーとも言えます。是非読んで欲しい一冊です、

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紙の本

読み終えたとき胸がキュ〜っとなる!!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

オスカルとアンドレ、マリー・アントワネットとフェルゼンのそれぞれの恋がすごくせつない。舞台は革命前後のフランス。話は、フェルゼン・オスカル・マリーアントワネットの3人が生まれるところから始まり、マリーアントワネットが処刑されるまでの約38年間。フランス革命についても細かいところまで漫画として描かれていてフランス革命の勉強にもなるかも(でも、漫画上の人物と実在の人物を混同しちゃダメ)。
この漫画を読むと絶対にヴェルサイユ宮殿に一度は行ってみたくなる!!

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紙の本

紙の本さよならブラックバード

2002/05/17 23:42

“いじめる”から“いじめられる”へ。そのとき少年は。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

翔太は期待に胸を膨らませている中学1年生。ふとしたことから、翔太の仲間はクラスメートをいじめ始める。みかねた翔太はいじめの仲裁に入るが、今度は自分がいじめの対象になってしまう。翔太がかばったはずの福永もいじめグループにまじり、翔太をいじめ始める。そんなとき翔太は。

いじめという現代の学校社会における深刻な問題に取り組んだ偉作。なまぬるい人間関係の中で今を生きていて、どこからがいじめで、どこまでがいじめじゃないのか。私の周りにもいじめが存在しているかもしれない。そのいじめに直面した時、私は翔太になれるか。そんなことを改めて考えさせられた。真の人間の強さを描いた大偉作。いじめという問題だけでなく、人生につまずいた時に読んで強さを取り戻して欲しい。

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紙の本

紙の本源氏に愛された女たち

2002/04/27 19:37

千年変わらぬ

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源氏物語の「源氏に愛された女」たち14人に焦点をあてて、源氏との出会い、源氏との恋愛関係、彼女たちの魅力を細かく解説している。源氏物語の作者は女性(紫式部)だが、渡辺淳一さんは男性の視線から見た源氏物語についても語っている。原文中の「雨夜の品定め」の部分を抜粋して、当時の平安貴族の結婚の形式や社会的価値についてついても解説している。
「源氏物語を知る」本ではなく、むしろ、源氏物語から学ぶ「愛の教科書」といった感じだ。

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紙の本

紙の本永遠の仔 上

2002/04/27 16:41

夢中で読んでしまった。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

父親の虐待により心に深い傷を負ってしまった少女・優希。そんなとき施設で出会ったモウルとジラフは優希にとって心の支えとなった。そして3人はあることを計画した。
それから17年後、3人は再会を果たし事件に巻き込まれていく。

ミステリーと言うよりは、人間ドラマと言った方が良いかもしれない。現在の優希と17年前の優希が交互に登場する。徐々に過去があばかれていき、そして現在とのつながりがだんだん見えてくるようになっている。次の展開がすごく気になって、読むのを止められなくなる。本の厚さにひるまず、是非読んで欲しい。

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紙の本

紙の本ギリシア神話を知っていますか

2002/04/27 16:06

ギリシア神話がおもしろいほどわかる。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

阿刀田高さんの文章力にぐいぐいと引き込まれて、ついつい時間が経つのも忘れてしまう。難しそうなギリシア神話も阿刀田高さんによって、コミカルな笑い話になったり、思わずほろほろときてしまいそうになるラブストーリーになったり。ギリシア神話はあまりなじみがないけど、読んでみると『あぁ、この話はギリシア神話からきていたのか』など意外な発見もある。それもそのはず。ギリシア神話は星座のお話。星の見方が変わってくる。夜の星を眺めながら読んでみてはいかかでしょう?

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紙の本

紙の本アンジェラの灰

2003/03/01 12:22

本は厚い。中身は濃い。そして涙が熱い。

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この厚く、濃く、熱い物語をとうてい一言で言えるものではないが、強いて言うとするならば、それは、すさまじいほどの貧乏。現在の日本ではとても考えられないような生活。そんな中にいてさえもフランク少年はすくすく育っていく。
本当に、今の日本では考えられない生活が次々に私の胸に飛び込んできた。こうして、本を読んでいる今も、暖房がきいた部屋でヌクヌクしている。きっと私がフランク少年だったら…と考えることさえも難しく思われる。
でも私が、一際印象に残ったのが、フランク少年入院中のパトリシア・マディガンとの病院でのやり取りだ。一枚の壁を隔ててお互いの詩を暗唱してみせる。シスターに、男の子と女の子が部屋と部屋の間でおしゃべりなんかしてはいけないと怒られても、こっそり二人のやりとりは続く。貧乏の中にあっても、現在の日本の中にあっても、なんだかホッとする微笑ましい場面だ。
飲んだくれの父親、悲嘆に暮れてばかりいる母親、弟妹は次々に死んでいく。そんな悲惨な情景ばかりが印象に残ってしまう話だが、私はむしろ、パトリシアとのやり取りに、暖かい何かを感じてほしい。

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紙の本

「古典」ではなく、短編小説だ!

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 「竹取物語」「枕草子」「源氏物語」「更級日記」「奥の細道」「南総里見八犬伝」等々…。誰もが中学や高校の授業で題名は聞いたことのある古典の数々、そのハイライトを一挙にまとめて紹介。その数、上代の文学から近世の文学まで、実に27編! これから古典を勉強しようという学生さんや、はたまた学生のときはあまり古典は好きじゃなかったんだけど…という大人の方まで幅広く楽しめる。「古典」といってあまり堅苦しく考えないでほしい。
 一つの作品に見開き4ページ程度で、作者の生い立ちや成立時代の背景など、教科書では得られない知識にちょろちょろっと触れてあるところも、むしろ原文を読むよりおもしろかったりもする。原文からの引用もあり、古典解説本らしかったりもするのだが、その隣には現代語訳もつけてありすんなりと読める。また、登場人物の相関図や絵巻、地図などが載せてあり、古典に親しんでほしいという著者のさりげない心遣いも。
 「短編小説を読んでみよう」くらいの軽い気持ちで、手に取ってみてくださいな。あなたもきっと古典が好きになります。

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紙の本

紙の本流転の王妃の昭和史

2004/09/04 01:13

戦争に翻弄されたある女性の生涯

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ラストエンペラーに興味があった。しかし、その愛新覚羅家に嫁いだ日本人女性がいたことを知り、興味を持ち、この本に出会った。

嵯峨浩。祖母が明治天皇のいとこにあたり、皇室に縁がある高貴な産まれの女性。二十歳を過ぎればお嫁入りといわれた時代に、女子学習院を卒業し、23歳まで、油絵を描いたりと日々趣味に興じていた。そんなところに舞い込んだ、満州国皇帝の弟君との縁談。彼女は関東軍の内定という政略結婚にも関わらず、夫に尽くし、愛し、また夫も妻を深く愛した。

優雅に暮らした日本での少女時代。政略結婚(とは言っても、私たちが想像するような悲劇的なものではないのだが)により満州に渡り、戦後は夫と生き別れながらも、戦犯として捕らえられることを恐れ、中国国内を流浪する。日本に帰国した後には、夫の無事をただひたすらに祈る。そして、長女の死。
そんな浩の生涯が淡々と、時に激しく綴られている。自伝であるので、とても読みやすい。こんな女性が実在したのかとため息が出そうな伝記だ。

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紙の本

復習と野望が一人の女を前代未聞の大事件にかりたてる…。

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フランス国民のマリーアントワネット人気が傾き始めるきっかけとなってしまった前代未聞のスキャンダル『首飾り事件』。マリーアントワネットを語るには、この話を欠かすことができないだろう。いまだに謎が多く、はっきりとした真相は解明されていないらしいが、首謀者とされる一人の女ジャンヌ・バロアの視点から描いた作品。この物語は彼女の回想という形で幕を開ける。

彼女の父は、現在のブルボン王朝にも勝るとも劣らないバロア朝出身の貴族だったが、彼女の父の時代でバロア家は断絶してしまう。幼い頃から慣れ親しんだ屋敷を追われ、ジャンヌは幼い妹と二人、パリで貧しい暮らしをする。しばらくして、侯爵家に引き取られるが、自分に流れるバロアの血をかたときも忘れることは無かった。そのうち、彼女は美しく成長し、復讐を果たすため、一人の高貴な女性に近づくのだった。

これはただの復習劇ではありません。幼い頃に受けた仕打ちが確実にジャンヌを復習にかりたてもするが、その中で、彼女は恋もする。こんなにも熱い女性が200年近く前にもいたんですね。復習と恋とにはさまれ、葛藤を続けるジャンヌ。そんな彼女の姿に新しい『首飾り事件』の真相を見つけることができかもしれません。

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紙の本

紙の本誰がツタンカーメンを殺したか

2002/04/29 09:29

『ツタンカーメンの生涯』といった方が良いような気がする本。

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「誰がツタンカーメンを殺したか」という超メインテーマに触れることになるのは、かなり後の章である。それまでは、ツタンカーメンの父親の話から、彼の生い立ち、王位を継承した当時の話、そしてツタンカーメンが殺されたときの話、とかなり前置きが長い。でも、(暗殺者を推測するに当たって、)アンクエスエンアメンのツタンカーメンの死後の話などもなにげに触れていておもしろかった。ツタンカーメンの生涯を知ることができる本。

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