目次
インスタグラムと現代視覚文化論 レフ・マノヴィッチのカルチュラル・アナリティクスをめぐって
- レフ・マノヴィッチ/ 久保田晃弘/ きりとりめでる/ 甲斐義明/ 芝尾幸一郎/ 筒井淳也/ 永田康祐/ ばるぼら/ 前川修/ 増田展大
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巻頭言|きりとりめでる・久保田晃弘
●収録論考「インスタグラムと現代イメージ」|著=レフ・マノヴィッチ、共訳=きりとりめでる・久保田晃弘
凡例
序文
カルチュラル・アナリティクス・ラボが収集し分析したインスタグラムデータ
2010年から2015年に著者が訪れた都市
はじめに:メディウムとしてのインスタグラムのプラットフォーム
「写真」は存在するか?
イズムなき理論
プラットフォーム時代における視覚文化分析の方法論
第1章:カジュアル写真
写真における「インスタント」革命
写真における「ホームモード」
美学の重要性
3種類の写真:カジュアル、プロフェッショナル、デザイン
カジュアル写真
第2章:プロフェッショナル写真とデザイン写真
プロフェッショナル写真と「良い写真」のルール
プロフェッショナル写真の主題とジャンルのヒエラルキー
カジュアル写真の主題
デザイン写真
写真におけるリアリティの効果
第3章:インスタグラミズム
スタイルとは何か?
「物ストーリーテリング語る」ことの拒否:アート・シネマとK-POPミュージックビデオ
インスタグラミズムと現代のカルチュラル・アイデンティティ
モダンデザインのメタ原則
デザイン写真における視覚・コンテンツ戦略
さまざまな文脈:アーヴィング・ペン、マーティン・ムンカッチ、『ヴォーグ』、『ハーパーズ・バザー』、そしてグローバル・ミニマリズム
第4章 テーマ・フィード・シーケンス・ブランディング・フェイス・ボディー
美的社会
インスタグラムのクラス
インスタグラミズム vs.「普通の」写真
顔と身体インスタグラムのテーマ
写真のシーケンスデザイン
インスタグラミズムを学ぶ
私たちはインスタグラムの投稿者を「解放」する必要があるのか?
アプロプリエイション、サブカルチャー、集団、主流?
付録
iPhoneのモデル:リリース日、ディスプレイの解像度、カメラの解像度
インスタグラム年表:アプリの公開と新しい機能、新しいフィルター、商業化
アメリカ以外でインスタグラムを使用するユーザーの割合(2013~2016年)
2017年2月における instagram.com へのトラフィックの国別分布
2013年1月から2017年4月の月毎のインスタグラムのアクティブユーザー数
URL一覧
図版
●日本の執筆陣による9つのテキスト
1.インスタグラミズムとレフ・マノヴィッチ
レフ・マノヴィッチとインスタグラム美学|甲斐義明
なぜインスタグラムだったのか ―― 最後尾のメディア受容記述者としてのレフ・マノヴィッチ|きりとりめでる
observasion:インスタグラムと日本
日本のインスタグラム観測記録:2010 → 2018|ばるぼら
2.デジタル写真の今/諸相
デジタル写真の現在 ―― 三つの層から考える|前川修
接続する写真 ―― 記憶、自撮り、身振り|増田展大
Photoshop 以降の写真作品 ―― 「写真装置」のソフトウェアについて|永田康祐
scene:データビジュアライゼーションの現場から
コードを書き、可視化する|芝尾幸一郎
3.文化はどこへ行くのか?
写真の理解可能性 ―― 計量社会学とインスタグラム|筒井淳也
カルチュラル・アナリティクスの過去・現在・未来|久保田晃弘
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