目次
ジブリアニメを心理分析
- 清田予紀
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はじめに─ジブリアニメを「心理学のめがね」を通して見てみると─
1章 なぜ、ジブリの少女たちに惹かれてしまうのか
十三歳の魔女・キキの黒いワンピース
千尋がハクの名前を思い出せた「意外な理由」
トウモロコシを抱えて健気に走るメイの頭の中
なぜ「ナウシカの言葉」は心に染み入るのか
美貌・知性・度量を兼ね備えたクシャナとエボシ
ソフィーが「老婆の姿」をあっさりと受け入れたワケ
Column なぜジブリアニメの少女たちは印象的なのか?
2章 物語に「深み」を添える敵役たち
パズーを懐柔できなかったムスカの「誤算」
どちらが腹黒い!? 参謀クロトワとジコ坊
女海賊ドーラの「人を動かす」言葉
荒地の魔女がソフィーにかけた呪いの謎
「善悪で単純に割り切れない世界」を象徴するエボシ
湯婆婆の「名前を奪う魔法」の本当の恐ろしさ
Column 女海賊ドーラは「影の主役」?
3章 なぜ、あのシーンは心に残るのか?
魔女のキキに少年トンボがひと目惚れしたワケ
サツキに意地悪してしまうカンタの心理
もののけ姫の「アンビバレンスな心理」
亡びの呪文「バルス」がシータとパズーにもたらしたもの
ポルコとジーナの「大人の恋の行方」
「しびれる男の友情」─ポルコとフェラーリン
『風立ちぬ』の結末に涙が止まらないワケ
Column 「キキ&トンボ」「シータ&パズー」─二組のカップルの共通点
4章 彼らの「存在感」はどこからくるのか?
「飛ばねぇ豚は ただの豚だ……」が暗示するポルコの心の傷
千尋の「姉貴分的な存在」だったリン
なぜ「ラピュタのロボット兵」にシンパシーを感じてしまうのか
辺境一の剣士ユパ・ミラルダの頑健さの秘密
ナウシカが“風の谷”の人々に圧倒的に慕われる理由
サツキとメイの父親は「ポジティブ心理学」の達人!?
陰の支配者!? 王宮の魔女サリマン
Column ハウルが「たくさんの名前」を使いこなすのは?
5章 その「ファンタジー世界」を心理分析してみると……
「夢だけど! 夢じゃなかった!」は誰にでも起こる!?
最大の謎─ポルコはなぜ豚になったのか?
「神々の食べ物」を貪り食った代償
キキが黒猫ジジと話せなくなったワケ
大迫力! 湯婆婆の「顔の大きさ」の謎
なぜカオナシは千尋にまとわりついた?
Column 「結末が曖昧」なジブリ作品をどう見るか
6章 なぜ、見るたびに懐かしいのか
「バス停での出会い」がトトロを名作にした
「マックロクロスケ」は子どもにだけ見える?
なぜか懐かしさがこみ上げる「トトロの里山」
「紅」という色に隠されたメッセージ
「アシタカ」と「タタリ神」が伝えていること
ソフィーとカカシのカブが教えてくれた人間関係で大切なこと
千尋とハクの絆が深まっていく瞬間
Column ジブリ作品が放つ「癒し効果」
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