目次
THE PURPOSE
- 石川賀代
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はじめに
第1章 新型コロナウイルスの流行、人口減少・少子高齢化、加速する医療テクノロジー
VUCA時代に地方民間病院が抱える課題
崩壊する医療制度、これまでの常識が通用しない社会の到来
新型コロナウイルスが浮き彫りにした日本の医療問題
限られた医療資源の役割分担で命を救う
現代の医療ニーズに対応できない病院の現状
なかなか解消されない医師不足という問題
第2章 存在意義(パーパス)を明確にすれば
地方民間病院に必要な変革が見えてくる
地方病院に求められる改革
どんな病院でありたいのか、病院のあるべき姿をデザインする
石川病院のDNAから見いだしたパーパス
患者ではなく「一人の人」として向き合う姿勢
患者が前向きになり、癒される病院らしくないデザイン
ニーズに応えるパーパス経営こそ地方病院の使命
第3章 地域社会のニーズに応えるために
縦割り組織を解体する「診療科のリデザイン」
ニーズに合わせて診療科をリデザインする
急性期病院としての役割
機能回復としての役割
在宅復帰を支える役割
5つのセンターを設置して専門と職種の垣根を越える
初期診断と診療科連携を行う総合診療医
多職種協働のチームによるポリファーマシー対策
「いきるを支える」テクノロジー、保険外サービスの提供
装着型サイボーグ「HAL(R)」を導入
VRリハビリテーション「カグラ」の可能性
ケアミックス型医療、HCUとSCUのメリット
すべてのがんステージに緩和ケアを
第4章 医療従事者が働きやすい職場を実現するために
業務の省力化・効率化を図る「DXの推進」
DXによる業務効率化と医療サービスレベルの向上
院内SNSの導入で時間外勤務が5割減
ICT基盤を整備し、働き方の変化に対応
ICTで可能となったオンライン診療
患者のヘルスケアをサポートするICT
第5章 質の高い医療を提供するために
充実した教育制度で優秀なスタッフを育てる「人材育成」
「いきるを支える」研修プログラム
愛媛大学医学部・香川大学医学部と連携してスタッフを育成
看護師の看護実践能力を育成するクリニカルラダー
リハビリテーションスタッフは5年以内にローテーション
専門医のセカンドキャリアにもなる病院総合医を育成
豊富な福利厚生も人材育成につながる
第6章 急性期・回復期から在宅介護まで
切れ目のない医療を実現する「地域医療・介護連携」
今こそ地方病院に地域医療と介護連携が求められている
グループ内で地域包括ケアシステムを支える
地域医療介護連携課と絆プロジェクト
地域の人々との絆をつくるためのイベント開催
第7章 ブレないパーパスが地域社会になくてはならない病院をつくる
変化する環境に対応できる組織が生き残る
患者を考える：社会ニーズに合わせた医療のあり方
社会を考える：今後の医療ニーズ
働く人を考える：DX・職場環境
次世代を担う人を考える：人材育成
いかに変化する環境を察知し、決断し、挑戦するのか
おわりに
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