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恋愛結婚の終焉
著者 牛窪恵
2023年、岸田文雄首相は「異次元の少子化対策」の検討を表明した。年々進み、一向に改善されない未婚化と少子化。真の原因はどこにあるのか。「恋人は欲しくない」「恋愛は面倒」と考える若い人が増える一方で、「いずれは結婚したい」とする声も多い。また、いまや男性の半数近くが女性に「経済力」を、女性の九割以上が男性に「家事・育児能力や協力」を求める時代だ。「共創結婚」の重要性を多方面から検証・提案する。
恋愛結婚の終焉
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紙の本恋愛結婚の終焉
2023/10/31 09:10
結婚も恋愛も子育ても、今の若い世代には魅力的なことではないらしい
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投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
乱暴に言うと、恋愛と結婚を分けて考えて、結婚を増やして少子化への歯止めとしてはどうかとのこと。恋愛することが重荷になって、日本では結婚に行きつかない人が多くいるのではないかということで。少子化対策になるのかどうかは別にして、恋愛に関するいろいろな歴史や捉え方についてはおもしろかった。かつては、西欧の上流階級では婚外の恋愛(妻が愛人を持つこと)が、婚姻を崩壊させないためのひとつの方策だったとか。
最終章は、いろいろな提言が載せられていたが、結婚に基づかない子育ての援助支援のしくみを整えることができるかどうか、そのためにも戸籍の在り方なんかをどうするかを考えないといけないのではないかなと思った。