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朧月の紅姫
公子付き女官と敏腕官吏のすれ違いの恋!?
倭儀族の血を引いて珍しい赤毛の彩佳は、公子の世話係兼女王付きの女官として江国の王宮で働いていた。一生懸命だが口下手で不器用な彩佳は同僚たちから浮いていた。女王のためにもきちんと務めたい、みんなとも仲良くやりたいと苦心しているが、空回る日々…
春、彩佳は新年の祝賀会の手伝いに駆り出されていた。来賓からの赤毛への奇異の視線や、役人たちのささやかな嫌がらせをかわしつつ、彩佳は黙々と給仕する。
仕事を終え、内朝に帰る途中、春園では赤い椿が咲き誇っていた。彩佳はさすがに落ち込んで椿に愚痴る。そのとき、椿の陰から現れた秀敬という新米官吏に「椿の精ですか」などと妙なことを言われ、彩佳は驚いて後宮に逃げ帰る。
女王のお茶会で何故か秀敬と再会。彼は科挙に主席及第した新進気鋭の官吏だった。秀敬は彩佳を天女と勘違いし一目惚れしていたが、改めて昼間会ってやっと彩佳の赤毛に気づき、「てことは倭儀族!?」と驚く。彩佳は傷つき、怒る。あとで秀敬が謝りに来るが、さらに激しい喧嘩になり…!?
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
朧月の紅姫
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電子書籍朧月の紅姫(イラスト簡略版)
2014/09/10 22:05
意地っ張りなヒロインを応援したくなる
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:レイローズ - この投稿者のレビュー一覧を見る
彩佳は江国の女王に使える女官だ。母が江国の憎き敵国の出身だったため敵国の象徴の赤い髪をしていたため、いつも敵国人として辛く当たられていた。
そんな時出会った柳官吏は彩佳の事をさげずんでいるのか褒めているのか分からないおおらかな男性だった。
出会った時から少しずつ柳官吏に魅かれていく彩佳だったが素直になれず----。
「月華の楼閣」の続編です。ヒロインは公主玉華から女官の彩佳に変わっていますが、「月華~」を読んでいないと『これ何の事?』と、なるので順番に読むことをお勧めします。