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なくて七癖あって四十八癖
著者 宇江佐真理
いつも一緒に泣いたり笑ったり。それが夫婦っていうもんだ。
懸命に真っ当に生きる家族が明日の夢を紡ぐ、滋味溢れる時代小説。――
「沢庵は頭から尻尾まででどこが一番うまいと思う」
茂平は大工の元棟梁。いつの頃からか深川では“ほら吹き茂平”と渾名されるようになった。別に人を騙すつもりはない。悲しいことも苦しいことも、ほらに紛らせば落ち込まないことを、懸命に働くうちに身につけたのだ。今日も一向に嫁ぐ気のない我儘娘と相談に来た母親に語り出すと……。笑いと涙の人情小説集。
ほら吹き茂平〈新装版〉
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紙の本ほら吹き茂平 新装版
2023/07/09 15:19
ちょっとしたほら話が生活を潤す
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投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
几帳面に生きていると時々息切れがしてきます。
主人公の茂平は、ほら話が好き。
人を貶めないほら話は、生活の潤滑油のよう。飄々としている茂平さんがいい。