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天皇と右翼・左翼 ──日本近現代史の隠された対立構造
著者 駄場裕司
近現代日本を動かしてきたのは、幕末以来の天皇家と伏見宮系皇族(旧宮家)の対立と裏社会の暗闘である。対米戦争へ主導したのは反英米的な軍・伏見宮系皇族・一部の長州閥有力者で、彼ら右派は昭和二十年八月十五日の宮城事件、三島事件など数多く事件を起こし、潜在的に反(昭和)天皇だった。昭和天皇・貞明皇后は左派勢力と個人的につながり、親天皇=保守=右翼ではなかったのだ。従来の右翼・左翼観を打ち破り、近現代日本の支配層における対立構造を天皇を軸に描き直す。
天皇と右翼・左翼 ──日本近現代史の隠された対立構造
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2020/11/10 22:28
右翼と左翼
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の右翼と左翼の複雑さが、よくわかりよかったです。絡み合っている対立構造が分析されていて、興味深かったです。