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さらば、カタロニア戦線
1936年秋、スペイン―英国の詩人ジュリアン・レインズは共和国軍に身を置き、ファシスト反乱軍と戦っていた。そのレインズが、ケンブリッジ大学時代に洗脳された、ソ連のスパイではないかとの疑惑に、英国情報部MI6はレインズの旧友ロバート・フローリーを派遣する。いやおうなく戦闘の最前線に投げ出されたフローリーの前途に立ちふさがるドイツの義勇兵、ソ連軍情報部の狡知な罠。そして、戦乱の地に展開する、英ソの暗闘。スティーヴン・ハンターの名を日本の読者に知らしめた巨匠若き日の傑作、復活!
さらば、カタロニア戦線(上)
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2001/10/02 10:53
女性にお勧め
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ととこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
スティーブンハンターといえばこのミス1位とかの人だったりしてちょっとハードな印象がありますが、この本は彼のデビュー作だけあって(?)ハードさはそんなに前面に出てない。ちょっとなよなよしてる。でもヒトラーが台頭してくる時代のスペインの革命騒ぎの雰囲気とかが良く出てて、ギャビンライアルの「深夜プラス1」が行けた人なら堪能できる事請け合いです。
2重3重の意外な真相とか、ちょっと意外な元親友とか(男性読者はどう思うかなー?)、何故女性にお勧めなのかはネタばれになるので語りませんが、ちょっと別の時代にトリップしてあの革命騒ぎのヨーロッパを駆け抜けたい貴女にお勧め。
あ、でも「ボブリースワガーが最高!」という路線を期待するスティーブンハンターファンには多分評判良くないと思う。でも男の信念と友情の物語…てゆうと陳腐だな。は、健全です。てゆうか、それが売り。