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骨と墓の考古学 大都市江戸の生活と病
著者 著者:谷畑 美帆
大都会のビル群の下、眠りつづける無数の骨。考古学者によって掘り起こされた「古人骨」は、かつてこの町に暮らした近世人の姿をいきいきと物語る。町人か侍か。病死か、事故死か、はたまた人柱か。銭や爪、入れ歯など副葬品の意味とは――? けがや流行り病、食事や性生活、衛生状態や老後の暮らしまで、文献に残らない歴史を、科学の力で解き明かす。人骨をみると「わくわくする」という著者が手まねきする、都市古病理学への招待。
*単行本『八百八町に骨が舞う 人骨から解く病気と社会』に加筆、改題し、文庫化したものです。
骨と墓の考古学 大都市江戸の生活と病
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2018/10/16 08:15
骨のある人
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投稿者:うみべ - この投稿者のレビュー一覧を見る
遺跡を掘ると出てくる人骨、訳あって墓の移転などで出てくる人骨。安らかに眠っていたのを起こすようで申し訳ないが、その「人間の化石」と化した彼らのおかげで当時の生活実態から風俗、衛生状態がわかる。遠くイギリスでの話も含めとても興味ある内容だった。特に、かの「エレファント・マン」ことジョセフ・メリックが実在の人物だったとは・・。そしてこの本の著者が女性であることに気づいたのが読んでる途中から。こうした骨を目にすると嫌悪感を示す女性が多い中、なんて骨のある方だこと。