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2020年の大学入試問題
著者 石川一郎
2020年大学入試改革のすべて。東大京大早慶大、医学部の入試問題はどうなるか? 必要な学力、求められる人材とは?「アクティブ・ラーニング」という学びの重要性。リベラルアーツ(教養)は必須。英語はどう学ぶか?歴史と化学が合体する!? 数学が一番変わる。「開成」はそれでも一番であり続けるか?文科省が示す「国語」「数学」「英語」予想例題ほか。
2020年の大学入試問題
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紙の本2020年の大学入試問題
2016/04/09 00:15
期待はずれ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:new - この投稿者のレビュー一覧を見る
英語を再チャレンジしている者として期待して購入したが、終わりに近づくにつれ
息切れているような印象。随分昔著者は大好きでしたのに。
紙の本2020年の大学入試問題
2016/03/15 21:37
わかりやすい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こばよ - この投稿者のレビュー一覧を見る
わかりやすい解説。
テストの移行がよく理解できた。
2020年までまだ時間があるので、またよりよくかわっていくだろう。
紙の本2020年の大学入試問題
2016/03/04 12:59
あくまで予想の域を出ない
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:s7h0n3g4s5h2n6g8s1h8n3g - この投稿者のレビュー一覧を見る
2000年代前半、外資系戦略コンサルティングファーム出身者の書いた
思考スキル・プレゼンテーションスキルのビジネス書が
ビジネスパーソンや就活生を中心に流行りまくった。
終いには、外資系企業の面接試験で問われる
ケース面接やグループディスカッションの
パターン類型化と類型毎の解き方の本まで出てきて
研究し尽くされてしまった。
現在ではデザイン思考にまでトレンドは移ってきている。
その一連の流れが全部、高校以下の学生にまで降りてきた、といった印象。
もっとも、日本人にとっては、これらのスキルを
鍛えるカリキュラムがなかったから、この動きが目新しいというに過ぎない。
2020年に実際にどのようなスケジュールで、
どのような形式・内容で試験をして、
どのような評価基準で受験生を選抜していくのか、確定しておらず
あくまでも予想のレベルでどのような問題が出るのか、
それらの問題に対処するためのスキルセットはどのようなセットか、
筆者が校長を務める学校の実例に基づいて整理されている。
ここからは私見になるが、国際バカロレアの要求と本書内容に基づけば
対策用の素材は、下記の通り豊富に揃っている。
1.大学入試問題に関連する素材から:
・1990年~2015年東大後期
・2016年~京大特色入試
・2013年~阪大理学部挑戦枠
・2007年~2011年東工大一類特別入試
・慶應各学部の小論文
・各大学の帰国子女・留学生選考試験
2.各種科学オリンピック、資格試験から:
・数学/物理/化学/生物/地学/情報オリンピック
・地理オリンピック、歴史検定、etc.
・TOEIC、TOEFL、etc.
3.ビジネスパーソン向けの素材から:
・外資系企業の筆記試験、ケース作文、ケース面接
・BBT大学のReal Time Online Case Study
つまり、既存の素材でいくらでも、個人レベルorグループレベルの
思考訓練を積むことができるし、これらの素材をどう解いているかという
思考方法のロールモデルもネット上に転がっているので
方法の改善もその気になれば可能である。
むしろ、これらの素材を指導しきれる教員が圧倒的に少ない方が
問題になってくるだろう。
一部メディアでは、現在の超進学校が超進学校でなくなるのでは、
という予測を立てており、文科省の思惑もそこにあるのかもしれないが、
むしろ超進学校とそれ以外で格差が拡大する結果になると考えている。
超進学校は集まってくる学生の地頭自体が違うし、
入学後も叩き上げて学力を上げるわけではなく
自主的に・仲間内で、興味に即して勉強していく文化を作り上げていく。
受験に合わせた準備は実際のところ、
「しょうがないから形式に合わせてやってやっている」ようなものである。
別に2020年以降の形式でも問題なく、むしろ強みを発揮する確率が高まる。
さらに、超進学校は海外のトップ大学に進学する学生を増やしているし、
それだけでなく、海外で研究する、或いは外資系企業に勤務するOBも多い。
同窓生ネットワークを駆使して独自に対策の仕組みをいくらでも構築できる。
だが、超進学校の次、二番手以降にあたる学校になると
叩き上げでようやく難関大への合格者数を増やしていたり、
2020年に対応するための仕組みを構築できるネットワークに
乏しい学校が多いのではないだろうか。
現在の進学校の序列が変わらず、格差が拡大すると考えるのは
こういった理由による。
最後に、ビジネスパーソンなら身に染みているはずだが
リーダー適性がない人をリーダーにするのは悲惨そのものだ。
本当に「一律で」リーダー教育する必要があるのか?