サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

新規会員70%OFFクーポン

  • みんなの評価 5つ星のうち 4 2件

電子書籍

地上生活者

著者 李 恢成

日本の植民地時代、樺太・真岡町まで流転していった一朝鮮人家族。愚哲は国民学校5年生のときに皇国少年として日本の敗戦を迎えるが、ソ連の侵攻後、一家はユダヤ人の協力を得て辛くもサハリンを脱出する。一族離散のこの体験と歴史の非情は、愚哲少年にはかり知れぬ罪意識を植えつける。在日朝鮮人としての自己形成がうまくいかぬこの未成年者と朝鮮戦争の勃発。戦後日本の、欺瞞と忘却の中で生きる愚哲の希望とは何か。

地上生活者 第1部 北方からきた愚者

税込 2,607 23pt

地上生活者 第1部 北方からきた愚者

ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは

ほしい本に追加(値下がりすると通知がきます)

ご利用中のデバイスが対応しているかご確認ください

  • ブラウザ
  • iOS
  • Android
  • Win
  • Mac

対応デバイスごとのコンテンツタイプやファイルサイズヘルプ

オンライン書店e-honとは

e-hon

hontoは「オンライン書店e-hon」との連携を開始しました。
「e-hon」は書籍、雑誌、CD、DVD、雑貨といった多岐に渡る商品を取り扱う総合オンライン書店です。130万点以上の取り扱い点数、100万点以上の在庫により、欲しい商品を買い逃しません。honto会員向けにお得なキャンペーンを定期的に実施しています(キャンペーンに参加するにはMy書店をhontoに設定して頂く必要があります)。
・まだe-honの会員ではない方
下記リンクからe-honへ遷移し会員登録する際に自動でhontoがMy書店に設定されます。
・既にe-honをご利用いただいている方
「マイページ」-「会員情報の変更」-「My書店の変更」に進み、検索窓に「honto」と入力し、検索結果画面で会員登録ボタンを押すことでMy書店がhontoに設定されます。

e-honで紙の本を探す

※外部サイトに移動します。

対応デバイス毎のコンテンツタイプやファイルサイズ

対応デバイス コンテンツタイプ ファイルサイズ
ブラウザ EPUB
iOS EPUB 4.9MB
Android EPUB 4.9MB
Win EPUB 4.9MB
Mac EPUB 4.9MB

続刊の予約購入を申し込む

今後、発売されるシリーズの本を自動的に購入できます。

続刊予約とは続刊予約とは

続刊予約とは

今後、発売されるシリーズの本を自動的に購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • ①お気に入りのシリーズは買い忘れしたくない
  • ②不定期の発売情報を得るのが面倒だ
  • シリーズ購読一覧から、いつでも簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

読割50とは?

hontoネットストアおよび、丸善・ジュンク堂・文教堂の提携書店にて対象の紙書籍を購入すると、同一の電子書籍が紙書籍の購入から5年間、50%OFFで購入できるサービスです。
購入時点で電子書籍が未発売でも、紙書籍の購入時期にかかわらず、電子書籍の発売後5年間、50%OFFで購入できます。

または読割50のアイコンがついている商品が対象です。

一部、対象外の出版社・商品があります。商品ページでアイコンの有無をご確認ください。

  • ※ご利用には、honto会員登録が必要です。
  • ※書店店頭でのお買い物の際は、会計時にレジにてhontoカードをご提示ください。
  • ※hontoが提供するサービスで、販売価格の50%OFFを負担しています。

読割50について詳しく見る

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー2件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本地上生活者 第2部 未成年の森

2005/09/17 12:33

人生には、一つの選択しかない瞬間だってあるんじゃないのか

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:未来自由 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「我輩は朝鮮人である」。この告白をするのに、どれだけ躊躇し、決断を要したのか。高校生として人生を模索する未成年期の愚哲を描きながら、戦後日本の日本人の未熟さをも描く。
 島崎藤村の『破戒』の導入が印象的である。「なぜ『丑松』はテキサスに行かなければならなかったんでしょう。ぼくはどうも釈然としない」
 差別に対する被差別者の姿勢はどうあるべきか。人として生きるとは何であるか。一人一人の人間に突きつける重要なテーマとして深く考えさせられた。
 そんな選択を迫った社会とは何なのか。その本質は何なのかを考える必要がある。人としての尊厳が尊重される社会であれば、こんな問題は発生しないだろう。しかし、今も同様の問題が完全には解消していない。
なぜなのか!その根本問題に迫るものがある。みんなが考えなければならない問題だろう。
 最終章にこんな会話がある。
「小林多喜二が虐殺された。それは知っているだろ。逮捕されてその日の内に築地警察署だかで命を落としたんだよ。ところである友人がこういうのさ。多喜二はあっこまで抵抗しなければ生きのこったかもしれない。生きのこってたたかう選択もあったんじゃないかってね」
 「しかし、おれはちがうと思った」「人生には、一つの選択しかない瞬間だってあるんじゃないのか、たとえそのために死んじゃうってわかっていても」
 一つの選択をする前に、幾度もの選択を繰り返しているはずである。その選択しつくした最後の道が、一つであった。そこに悔いるものはないはずである。
 多喜二の生き方を「一つの選択しかない瞬間」としてみた著者の視点に共感する。
 論じたい問題は多々ある。レーニンの『国家と革命』による暴力革命の誤りについては、それだけでも一大論文になるかもしれない。『国家と革命』の誤りが、どれだけの悲劇をおこしたことか。
 本書には、暴力革命などという誤った方針への批判がしっかりと書かれている。ただ、その誤った方針を受け入れなかった人たちもいたという事実が十分に描かれていないところは不満であった。
それでも、戦後日本とそこに生きる「人間」を描いた作品として注目できる作品である。
 大河小説としてのこの作品の完結がいつになるかわからない。5年先、10年先になるかもしれない。ぜひ完結させてほしいものだ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

世の中には、いい加減に決着をつけてはいけないことがある

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:未来自由 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『地上生活者』とは、なんとも変わった題である。最初、小林多喜二の『党生活者』を意識した作品かと、直感として感じた。
 作品の前半に、小樽文学館や小林多喜二などのことが繰り返しでてくる。やはり、『党生活者』を意識した題であることは間違いないと思う。
 でも内容は違う。『地上生活者』は、地下にもぐって非合法の活動をしたことを描くのではなく、地上で合法的に生きていても、理不尽な生を多くの人間が強いられたという現実を描いている。帯にこう書かれている。長いが引用する。
 「日本の植民地時代、樺太・真岡町まで流転していった一朝鮮人家族。愚哲は国民学校五年生のときに皇国少年として日本の敗戦を迎えるが、ソ連の侵攻後、一家はユダヤ人の協力を得て辛くもサハリンを脱出する。一族離散この体験と歴史の非常は、愚哲少年にははかり知れぬ罪意識を植えつける。在日朝鮮人としての自己形成がうまくいかぬこの未青年者と朝鮮戦争の勃発。戦後日本の、欺瞞と忘却の中で生きる愚哲の希望とは何か」
 戦後の混乱期を懸命に生きる人々。日本に侵略され「日本人」とされた朝鮮人。終戦後、「解放」というもとで朝鮮人にもどったのも束の間、朝鮮人ということを隠し「日本人」として生きることを強いられた人々。
 戦争が引き起こした惨劇には、いろいろなものがある。日本のことだけを考えていてはいけない。
 小説の中でこんな言葉がある。「世の中には、いい加減に決着をつけてはいけないことがある。不明なことは最後までとことん原因を追究すべきだった。それが歴史上のことであれ学校内のことであれ」
 いまだに日本が起こした戦争に対して曖昧にしようとする人たちがいる。これではいけない!
 愚哲少年は、これからどう生きていくのか。「在日」少年の見た戦後日本、世界はどうなのか、続きが楽しみである。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。