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鎌倉おやつ処の死に神 完結
鎌倉には死に神がいる。命を奪い、それを他人に施すことができる死に神が。「私は死んでもいいんです。だから私の寿命を母に与えて」命を賭してでも叶えたい悲痛な願いに寄り添うことを選んだ、哀しい死に神の物語
鎌倉おやつ処の死に神
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紙の本鎌倉おやつ処の死に神 3
2017/03/26 15:39
静かにハッピーエンド
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きょん - この投稿者のレビュー一覧を見る
優しい死神が役割を終える物語。ハッピーエンドです。概ね… 重要な役割をしていた犀川さんの記憶が主人公以外から消えてしまうのは残念ですが、それが代償なのでしょう。時間は誰にも公平に流れています。出来事は様々です。沢山の時を積み重ねても幸せかどうかは最期の瞬間の自分でなければわからないけれど…ゆったり楽しめるストーリーでした。
紙の本鎌倉おやつ処の死に神 2
2017/03/16 22:02
きょん
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きょん - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作に続いてゆっくりした日常が流れつつも主人公の特別な力を頼った依頼がくる。私自身、病気であるので長くは生きられないけれど、誰かの命を貰ってまで生きたいとは思わない。依頼主は自分の大切な人の命の延ばして貰おうとする。そこには自分自身の思いしかないけのだけれど…私の命を延ばしてほしいなんて思う人はいるだろつか?なんてふと、思ったりした。命の長さを短いと感じるかも、もっと生きたいと思うかは誰にもわからないと思う。でも、末期癌を宣告された父は3ヶ月で逝ってしまったが、あと3年生きたいと言っていた。私の寿命があと3年あるかはわからないが、もし可能なら私の寿命を3年、父へあげたかったと思う。それでも父の最期の顔はとても安らかで微笑んでいるようだったので、命の終わりってわからない。この物語はそんなに重く深刻なものではないので読みやすいが、ふと自分の現実を考えずにはいられない。
紙の本鎌倉おやつ処の死に神 1
2017/03/03 11:02
舞台は鎌倉のちょっと外れ…
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きょん - この投稿者のレビュー一覧を見る
鎌倉から少し外れた処が舞台で、そこで甘味処を手伝う主人公は不思議な能力を持っている。彼を見張る同居人とパティシエの妹と彼を囲む高校の同級生たちとの小さな日常が、主人公のもつ望まない不思議な能力で少なくとも精神的には大きく揺れて、少しずつ変化していく様をゆっくりとストーリーだてています。読者の私自身が病気で普通の人のように長くは生きられない現実があるので、主人公の心の揺れと自分の能力が原因で妹の寿命への不安が、人の一生は限られているということを、別の側面から伝えられることがあって、物語の意図とは違う形で人の一生を見つめながらよみすすめます。命の大切さ、というより、限りある人の一生を、わかってはいながら意識せずにいきているのて
日常の中でたまには意識した方がいいのかも?と思わせるストーリーでもあります。ただ、これは私が病気で寿命を意識せざるをえなくなっているからかもしれませんが…生と死の間にいる読者には特別の感情を起こさせました。
電子書籍鎌倉おやつ処の死に神
2020/12/11 22:45
食べ物描写は良かったです
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぐっさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙買いだったのですが、見事に外しました。深町と津守の2人の自分勝手さがどうにも不快で、読み進めるのに苦労しました。まあ、主人公の優柔不断さもなかなかでしたが…おやつ処の話か、死神か、主人公の悩みか、どれか一つに絞って書いた方が良かったのでは?と…焦点ブレブレで読後消化不良感半端ないです。おやつや食事の描写が、美味しそうなのが唯一の救いでした。