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高度成長を引きずり出した男
著者 伊丹敬之
≪大切なのは、「誰かが走り始めること」だった――。厳しい環境の下で、誰かが前へと走り始める。その疾走が成功すると、それが刺激となって時代の波のうねりが生まれてくる――≫「彼がいなければ“日本の奇跡の成長”は5年は遅れた」とまでいわれた伝説的な名経営者がいる。戦後、川崎製鉄を率いた西山彌太郎である。1950年に社長になった彼は、他の製鉄会社に4~5年も先駆けて日本中が驚嘆した最新鋭の巨大製鉄所の建設を推し進める。周囲からは「時期尚早」「ぺんぺん草が生える」とまで言われるが、彼が夢と理想を掲げて決断し、行動したことが、高度経済成長が始まる大きなきっかけとなった。だが彼は、学生時代には全く目立たぬ男であり、社長になったのは57歳のこと。しかも、いわゆる「サラリーマン社長」だった。その西山が、なぜ、それほどの功績を残せたのか。本書では西山彌太郎の生涯の歩みを追い、その秘密を明かしていく。今、この時代にこそ読まれるべき感動の評伝。
高度成長を引きずり出した男
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評価内訳
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紙の本高度成長を引きずり出した男 サラリーマン社長・西山彌太郎の夢と決断
2015/10/04 14:34
日本の礎を作った男たち
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投稿者:まれ - この投稿者のレビュー一覧を見る
これまで色々な企業の創業者の話は、書籍・テレビなどで紹介されていて、とりわけ、最近のベンチャー企業の創業者は自らも書籍で話をしています。しかし、
経済の根底となる製鉄は、それ相当の気構えや身命を賭さなければ
成就できるものではないと思います。また、
NO.1企業は、結構規模が大きく凄いと思いますが、NO.2、NO.3と言えども、そう簡単に起業できるものでもなく、大変な苦労があったと思います。
その意味で、NO.2、NO.3の創業者の話を知ることは、なかなか機会がなく、発行されるのが楽しみです。