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UMAハンター馬子 完全版
著者 田中 啓文
どケチでど派手、傲慢かつ淫乱な“大阪のおばはん”蘇我家馬子。伝統芸能“おんびき祭文”の語り部たる彼女と弟子イルカの巡業先には、なぜかUMA(未知生物)と不老不死の伝説、そして謎の男・山野千太郎の影がつきまとう。ネッシー、ツチノコ、雪男―驚異の民俗学的知識と珍推理によってUMAの正体を暴いていく馬子であったが、そこには隠された真の目的があった……伝説の珍伝綺シリーズ完全版、全2巻にて登場。
UMAハンター馬子 完全版1
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2005/07/10 18:47
祝完結
9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
学研からシリーズ2冊が出版されて、その後中断したまま(どうやら出版社の都合だったよう)、どうなるのかとても気になっていた『UMAハンター馬子』が、この度出版社を替えて無事完結。まずはめでたい。
UMAとは、ネッシーや雪男(イエティ)、ツチノコなど目撃情報や足跡などは見つかるが、その存在が確認されていない生物のこと。伝統芸能である「おんびき祭文」の語り手である蘇我家馬子が、祭りやイベントで訪れる日本各地でUMAと遭遇、不思議な事件に巻き込まれるといったストーリー。なぜ馬子がUMA情報のある土地を選んで出向くのかも、シリーズを通した大きな謎になっています。
さてこの馬子という人が、なんとももの凄い。芸の腕は超一流なのだが、その性格といったら・・・。派手でわがまま、下品で図々しく大食い。どケチでどすけべえと、もうどうしようもない。こんな最悪なおばさんをはじめ、その芸にあこがれて弟子入りしたまだ未成年の少女イルカ、二人の前に姿を見せる全身黒ずくめの服装の謎の男などなど、キャラが立ちまくりの登場人物に、意外性と笑いにあふれたストーリー、スーッと力が抜けていくようなダジャレ等々、SFファン伝奇ミステリファンならずともじゅうぶんに満腹満足するてんこ盛りな内容です。読んで驚き笑うべし。
電子書籍UMAハンター馬子 完全版2
2021/11/27 09:55
きちんと完結していた
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あきちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっぱり、馬子とイルカコンビが魅力的。最後のクライマックスは怪獣大戦争にお下品な要素が合わさって唖然!良くも悪くも、オリジナリティーな発想が際立っています。
続きが見たいとは思わないけど、良かったです。
電子書籍UMAハンター馬子 完全版1
2021/11/22 21:18
キャラクターが魅力的
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あきちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作者の作品好きだけど、当たり外れが大きい。今回は当たりの方。
馬子やイルカのキャラにハマって、物語の世界に入り込んでしまう。とにかく、楽しめる。
馬子とイルカとのやり取りがとても面白い。
続きが楽しみ。