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無敵の殿様
著者 早見俊
わずか五千石の禄高でありながら、足利将軍家の血を引き継ぎ、参勤交代を免除された特殊な大名――喜連川家。その前当主・喜連川恵氏は、いまだ壮年ながらもはやばやと隠居し、「大御所」として気ままな江戸暮らしをはじめた。だが、これに納得がいかないのが、時の権力者・松平定信……。なにしろ恵氏は、老中就任と十万石加増という前代未聞の誘いを『喜連川家は徳川の家来にあらず』と、即座に断ったのである。徳川政権のもと、ただひとり将軍の家臣ではない恵氏が、世間の常識や慣習にとらわれず、さまざまな難事件を解決していく。実在した風変わりな武家の活躍を描く、期待の新シリーズ!
無敵の殿様 天下御免の小大名
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紙の本無敵の殿様 書下ろし長編時代小説 1 天下御免の小大名
2017/04/09 18:12
読んで楽しい小説
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投稿者:よしヒーロー - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代、松平定信が老中首座のとき、喜連川半藩前当主である喜連川恵氏を主人公とする楽しい小説です。
喜連川家は足利尊氏二男足利基氏を祖としていて、江戸時代には唯一将軍の家臣ではなく客分として五千石の交代寄り合い扱いであった。そういった背景から、幕府に縛られずに、江戸市中で起こる様々な事件に首を突っ込んで解決?していく。
定信が派遣した家臣大月源五郎、恵氏配下で忍びであるも美代の二人がうまく絡みあう。息抜きに読むにはとても良いです。続きが楽しみ。