電子書籍
女神の鬼 完結
著者 田中宏(著)
ワシは王様になるんじゃああああっ!!!1979年、広島――。この町に王国を作らんと暴れ回る小学生、通称ギッチョこと佐川義10歳!!とある日、仲間のコージらと出かけた隣町の鬼祭りで“四匹の鬼”と出くわした事が、少年の運命を根こそぎ変えてゆくのだったッ!!超熱望!!田中宏が描く“究極の廣島魂”、ここに開国ッ!!!
女神の鬼(1)
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紙の本女神の鬼 25
2013/10/14 15:40
思惑が交錯する鬼祭り…怒濤の急展開!
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投稿者:るいと - この投稿者のレビュー一覧を見る
※ややネタばれあり※
更正の余地のない不良たちを世間から隔離する施設「鎖国島」に、
広島だけではなく全国から不良たちが集まり、鎖国島は混乱状態です。
そんな中、毎秋恒例の「鬼祭り」開催が近づき、不良たちの思惑が1つのものに固まっていきます。
鬼たちは1つの確固たる目的のために、鬼祭りにとある作戦を実行し、
松尾たちヤクザも巻き込んで、鬼祭りが大パニックになります。
その流れの勢いがすごくて、鳥肌がたちました!
個人的に「今まで敵だったキャラが仲間になるベタ展開」は、
冷める場合と、胸が高鳴る場合がありますが、今回は後者でした!
なぜ今まで長年いがみ合い、戦ってきた不良たちが、仲間になるのか、
その理由や、それぞれの不良たちの葛藤や悩み、希望がしっかりと描かれているからです。
(その悩みや希望が切なくもあります…)
田中宏の作品は、過去どれもそうですが、
後半一気に話が急展開し、怒濤の流れで終わりを迎えます。
「女神の鬼」は今その流れなので、「もうすぐ終わってしまう…」と淋しくもありますが、
田中宏のこの勢いは本当に最高です!