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真綿の王国 完結
著者 南野ましろ
ごく普通の大学生・殿上徹太は、実家を出てヒミツのイキモノ・麦太と暮らしている。麦太は徹太が子供のころから大切にしてきたウサギのぬいぐるみで、人間の姿にもなれる。周りから見れば甘々ラブラブな徹太と麦太だけど…!?
真綿の王国(1)
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紙の本真綿の王国 1
2002/04/14 15:40
激ラブ
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投稿者:いるか - この投稿者のレビュー一覧を見る
普通よりもちょっと硬派に寄り気味の徹太は一人暮らしをしています。でも家の押入れには、激プリなうさぎのぬいぐるみ(生きてる)人間に変身もする麦太が暮らしているのです。硬派で通ってそうな徹太が麦太を可愛がってるところがなんともいえず好き。そんな徹太を心配している麦太。自分のせいで徹太が変な目で見られるのではないかと胸をいため、自分を可愛がったら抱っこしたらあかんと発言!
誰よりも徹太が好きで可愛がって〜と抱っこして〜と日々オーラの出ている麦太が頑張りました。可愛いものが相手を思って身を削ったり我慢したりするお話に弱い私。これはちょ〜ツボにはまりました。外に出る時は気をつけてる二人ですが、家の中ではラブラブで甘々でメロメロでともう炸裂ー!! なので、いいですよ。これぞっっ!! って感じで期待を裏切りません。是非!!
紙の本真綿の王国 1
2002/03/01 11:26
可愛いだけじゃないせつなさがホロリ。
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投稿者:kaede - この投稿者のレビュー一覧を見る
どちらかというと目つきの悪い無愛想な男・徹太と一見アンバランスな組み合わせにも見えるぬいぐるみの存在。でもウサギのぬいぐるみの麦太は人間の姿にもなれる、という設定なのが「ましろワールド」? 人間の姿にもなれるウサギのぬいぐるみ(受)、という設定の時点で、どちらかというと引いてしまう人も多いと思う。設定だけ見れば、なんて奇抜な設定なのだろうと思う。でもこればかりは読んでもらわないと、その甘々さとせつなさが伝わらない。
独占欲の強い徹太が、自分が大学に行っている間、人間の姿にはなったらダメと言われ、律儀にウサギのままでいる麦太のやりとりは激甘だ。もちろんウサギの姿の麦太が甘えるように徹太に「抱っこして〜」と言わんばかりに腕を伸ばすシーンは可愛い。でもそれだけじゃない、とにかく甘々なんだけれど、ときどき麦太が人間ではない、といところがものすごくせつないのだ。自分はぬいぐるみなのだから、家の中では可愛がってもらえるけど、外では徹太が誰を好きでもいいのだとか、あまりに徹太からの愛を感じると、それ以上は自分はぬいぐるみなのだからダメ、だと言ってみたりだとか。
それでもそんな設定イヤだ、という人は仕方がないけれど、やっぱり私は甘々でせつないのが好きな人にはススメたい一冊。
紙の本真綿の王国 1
2002/03/19 17:16
足ツボマッサージのような一冊
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投稿者:smile - この投稿者のレビュー一覧を見る
南野ワールド炸裂! という感じの一冊。ほわほわのファンタジー+ちょっぴりシュールな設定+甘々のラブエッセンス。好きな人にはもうたまらない世界だろう。
私は本来、あまり砂糖菓子チックなお話は好きではないのだが、南野さんはギリギリのライン。ものすごくツボを押される作品もあれば、「あ、コレダメだ…」と断念する作品もある。この「真綿の王国」はすれすれでありながら、同時にかなり押されるポイントもあったりした。「ダメだ」と「う、参った…」を繰り返す、足ツボマッサージのような一冊だった。
とりあえず、「ぬいぐるみ好き」や「ウサギ好き」の方には是非ご一読いただきたい。
紙の本真綿の王国 1
2002/01/23 21:54
ぎゅっと。
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投稿者:伐 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ぬいぐるみ・麦太が人間に変身し、その麦太の持ち主と恋に落ちるという話。ファンタジー色が濃い。しかし、ぬいぐるみから見た人間社会を読者が垣間見ることで、心の温かさを感じることができる。麦太の、いつかは捨てられる、ということを覚悟している部分がいじらしい。カワイイうさぎの麦太をぎゅっと抱きしめたくなる。
紙の本真綿の王国 1
2002/01/14 03:30
ほっとしたい時に。
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投稿者:カヤコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
南野ましろさんらしい、ほのぼのとしたお話です。設定がシュールで、ぬいぐるみの麦太くんが何故か人型になれたり、そのぬいぐるみの持ち主と恋愛(?)してたりしますが、それも何の違和感もなく読めます。
人型の麦太もかわいいですが、ぬいぐるみの彼のほうがもっとかわいいです。ぬいぐるみでありながら何故麦太が人型になれるのか? とか、謎は多少あり、それは一巻では謎解きされていませんが、それは続巻を楽しみにして待ちましょう。隣人もとてもいい味をだしているし、ほっとしたいときにお薦めの本です。