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少年舞妓・千代菊がゆく!3 最後のお座敷
デビュー前から大評判の見習い舞妓・千代菊が本当は男(美希也)だとバレたら大変! 誰にも気づかれないうちに千代菊は消えなければならない。店だしをしないと聞いて、千代菊に惚れ...
少年舞妓・千代菊がゆく!3 最後のお座敷
少年舞妓・千代菊がゆく! 3 最後のお座敷 (コバルト文庫)
商品説明
デビュー前から大評判の見習い舞妓・千代菊が本当は男(美希也)だとバレたら大変! 誰にも気づかれないうちに千代菊は消えなければならない。店だしをしないと聞いて、千代菊に惚れ込んでいる楡崎(にれざき)は怒ってる。それでも、お座敷も髷を結うのもこれが最後って決めた――。けれど若手の友禅作家、伊織が創った振り袖に魅せられ、彼の工房に危機が迫っていることを知った千代菊は…!?
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紙の本
少年舞妓は姿を消すのか?
2003/02/03 22:40
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:由似 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ3作目。
男の子であることを隠して祇園で舞妓を続ける千代菊。
しかし、贔屓の客は増える一方だ。
男であることがバレる前に、舞妓をやめることを決心した千代菊は、千代菊を女だと信じ込み、恋していると連呼する実業家の楡崎に舞妓をやめると告げる。
「千代菊のいない祇園に用はない」と言い切る楡崎。
祇園の超VIPである彼がほかの花街に行ってしまったら祇園の売上に大きく影響する。
悩む千代菊。
そんなある日、ある友禅作家と出会った千代菊は、彼の作品と人柄に強く惹かれる。
それに激しく嫉妬した楡崎がとった行動とは…。
千代菊ファンが増えるにつれ、のっぴきならない状態に。
楡崎の執着と独占欲も前作に比べるとかなり強いものに。
まさに理性を失った状態?
今回は、副題のとおり、千代菊は舞妓をやめようとする。
しかし、楡崎はそれを許さない。
千代菊と楡崎の恋の駆け引きもさることながら、微妙に揺れ動く千代菊の心情にも注目。
伊織という魅力的で強力な恋のライバルも現れるなど、波乱ぶくみの展開になっている。
とはいえ、伊織の職業である友禅についての記述がとても詳しく面白い。
恋の話とあわせて、祇園の伝統文化についてちょっとかじってみる意味でも、この作品はおすすめだ。
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最後のお座敷になるはずだったのに…ね(笑)
2015/08/01 09:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:月緒 - この投稿者のレビュー一覧を見る
さすがにこれ以上千代菊を続けるわけにはいかないと、辞める決心をする美希也。しかしそれに反し、贔屓にしてくれるお客さんは増える一方(笑) そんな中出会った、伊織という染匠。彼が作った着物に袖を通した千代菊は…。
それにしても、いい年をした多くの色男が千代菊に本気になっていくけれど、みんな落ち着け!相手は13歳だぞ!特にニレ!それ以上は犯罪だ!と真剣に突っ込みたくなってしまう(笑) まぁそれだけ千代菊が魅力的過ぎて抗い難いということですね。でも残念。今回ばかりは、伊織に軍配が上がったかな? 私が思うに伊織が千代菊の初恋になったんじゃないかな~と思います。最後の仄かにお互いを想う二人が儚く美しいと思えるような心理描写でした。
ただちょっと残念なのは、やはり盛り上がり部分。いまいち盛り上がりに欠けたからか、話も綺麗に収まってる筈なのに、ちょっとしたモヤっと感が。う~ん。面白かったのにこのスッキリしない感じはどうしてだろう…(苦笑)