紙の本
挿絵がいい
2017/02/21 10:19
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投稿者:tamayo04 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙もそうですが、挿絵の方がぴったりでいい味を出しています。文章とあっていて、星さんはイラストレーターの方にも愛されていたんだなあと思います。
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投稿者:みっつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
仏像窃盗をめぐる物語。仏像を盗もうとする黒田の動機、化粧品売りをやりながら芸術を目指す須美子との出会い、仏像の盗み方、神主邦高との関係、お付(お手伝いさん)の存在、犬の登場、などすべての登場人物、背景が巧みにからみあい、思いがけないたのしい話になっていて、スリリングでさえある。
この手の話ですべてが明るい方向に解決していくところが、この本の一番いいところだと思う。こんなに巧みで軽快なのに暗い結末ではなにか物悲しい。
「こんなことあるわけない!」と思わず読めば、楽しめる一作だと思う。
紙の本
気まぐれ指数
2001/04/07 18:01
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投稿者:候 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ビックリ箱作りの黒田がある日、須美子と会い趣味の犯罪批評への手紙から完全犯罪を計画し、仏像窃盗に乗り出すが、フリッツ、邦高など犯罪を阻止するものやごたごたな大騒動がまき起こる…最後までどうなるかわからない、スマートでユーモアにみちた長編コメディー。
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ショート・ショートを極めた星新一の長編です。ショート・ショートの軽快さは残しつつ、けして内容がうすいわけでもなく。「人民は〜」と併せておすすめ。
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SSで有名な作者ですが、なかなかどうして長編も…ってな感じです。
畳み掛けるようにテンポ良く物語りが進んで、最後の大団円では爽やかな気持ちにさせてくれる。
読後の清々しさは何度読み返してもなくなりません。
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昭和48年5月25日 発行
昭和52年2月20日 12刷
98C
カバー 金森馨
解説 奥野健男
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ビックリ箱作りのアイディアマン、黒田一郎の企てた奇想天外な完全犯罪とは? 傑出したギャグと警句をもりこんだ長編コメディー。
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星新一さんのショートショート。ほんまどれも面白い!いつもどこから、こんなユニークな発想がでるのか不思議です。
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基本的に星さんの長編って苦手なんですが、これは読みやすいです! 一つ一つの章が凄く独立してるのに、なんでもないような設定が次に生かされてるっていうのがさすが星さん!!って感じがします。
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途中、会話の毒気にあてられて読むのが嫌になった。
ショートショートなら少々アクがあっても平気なんだけど
長編となるとチトしんどい。
こんがらがったものはこんがらがったままにして、ハッピーエンドというのが楽しい。
男女4人は別にくっつかんでよかったんとちがうかな。
それも運命のきまぐれというやつかw
(10.06.26)
遠いほうの図書館
(10.06.04)
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驚きの(そんなことないの?)、長編です。…ごめんなさい、この巨匠の作品は大好きでかなり読みましたが、この本についてはとても読むのが苦痛でした…。
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この本は1963年に書かれた。ショート・ショートの名手として知られた星新一であるが、私としては星新一のベストとしては、この「気まぐれ指数」か「声の網」を上げたい。どちらも長編だ。
気まぐれ指数は、今で言うと三谷幸喜が書く戯作のようだ。非常に楽しい。登場人物が複雑に絡み合い、妙な出来事が妙な人物と繋がって、読むのを中断できない。結末が想像できない。思わずにやにや。
今となっては、懐かしき昭和の東京が素敵に描かれている。50代の方、お勧め!
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ショートショートで有名な作家で知らない人はまず無い。
私が中3時点でもこの人の作品は無数に読んだ。
当時古本屋で見つけた時のふれこみが(オビにかいてあったような)作者初めての長編とウタッてた。
今で言うラノベに分類されるタッチ。ストーリーは偶然出会った男と女がふとしたことで巻き込まれるドタバタラブコメって感じだった。
ショートショートの達人だけあって読み落とすところが無いくらいムダの無い文章の配列。
当時、読後これって日本人の作家でなくサラッとクールな外人の作家のタッチ。大好きなヘンリースレッサーとかぶった。出品が20年遅かったら映画かビデオでもヒットしたと思ったが調べたらテレビ化はされてた。しかも植木等主演。番組も覚えてるが(おれの番だ)この作品を原作にした際の放送は残念ながら覚えてない。
今だったら阿部ひろしと米倉涼子でキマリ・・・かな?
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私の大好きな<最後まで読んだらタイトルの意味が分かる>タイプの物語だった。登場人物のクセモノぶりが紹介される序盤、先行き不透明な騙し合いが展開される中盤を経て、星新一の得意技である「どんでん返し」がマシンガンのように連発される終盤は、もう驚きを通り越して抱腹絶倒もの。「ショートショートとちがって長編では、間延びしてキレ味が鈍るのでは?」という読む前の不安はまったくの杞憂だった。素晴らしい!
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星新一が好き。何も考えず読める軽さがあり(褒めてます)シンプルで短い話にうなるようなオチがある。今回長編だということで手に取ったけれど、やはり面白かった。えええー!が楽しい。