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子盗(と)り
著者 海月ルイ (著)
京都の旧家に嫁いだ榊原美津子は、子供に恵まれずに十数年。本家の跡取りの出産を期待される重圧に耐えかね、妊娠していると言ってしまった美津子は、産院から新生児を連れ去ろうとし...
子盗(と)り
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子盗り (文春文庫)
商品説明
京都の旧家に嫁いだ榊原美津子は、子供に恵まれずに十数年。本家の跡取りの出産を期待される重圧に耐えかね、妊娠していると言ってしまった美津子は、産院から新生児を連れ去ろうとして看護師・潤子に見咎められる。その後まもなく、榊原家では幸せそうな夫妻と赤ん坊を囲んで、盛大な祝宴が開かれていたが…。子に恵まれない女、子を奪われた女、子を望まない女──女たちの暗い情念を描いた傑作。第19回サントリーミステリー大賞・読者賞ダブル受賞作!
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紙の本
子どもに翻弄される人々
2007/05/28 12:40
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:由季 - この投稿者のレビュー一覧を見る
海月ルイさんの、賞を2つとっている「子盗り」を読みました。
タイトルで内容まるわかりですね。
はい、まさにその通り。
主人公の夫婦は子宝に恵まれず、夫の家は代々続く名家で、子無しは許されない。
追い詰められた夫婦は、病院から新生児を盗みだします。
それを一人の看護士に見られてしまい…
その後、夫婦は赤ちゃんを手に入れている。
そのカラクリは最後の最後まで明かされず、看護士がとった行動に驚かされます。
ラストはアンハッピー寄り。すっきりした終り方はしませんが、夢中で読める作品です。