紙の本
新入社員でも読めます
2001/05/10 19:05
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投稿者:sansho - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界的に有名なコンサルティング会社「マッキンゼ−」出身の大前研一氏が、これからのサラリーマンに求められるスキル、人物像などを自身の経験を踏まえ紹介している。
マッキンゼ−では情報の吸収型の人間から発信型の人間に変化する必要があるそうだ。特に今の時代はネットワークを駆使しすることで、情報をいつでも発信・受信が可能になる。
誰にも負けない情報・人脈を持つことで自分のスキルを磨き、レベルの向上を図ることが重要であると紹介されている。
最近「マッキンゼー式世界最強の仕事術」(英治出版)が出版され、これからの経営者や勿論サラリーマンでも読めるバイブルとして大ヒットしているが、マッキンゼ−からスピンアウトし、経営者として成功する方々がどのようにして成功しているかを事例を挙げながら紹介している。
こちらも合わせて読むとさらに面白い。
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サラリーマンが、将来のことやこれから何をすればよいか、常に頭で意識して考えておく大切さを知ることができる本。
<気になったポイント(抜粋)>
・絶えず自分に質問する。
物事をよくするためには何をすればいいか考える
・世界を視野にいれて考える
日本でうまくいっても世界と比べると規模が違う。
・新しい価値を生み出す人間になる
・今日やるべきことは明日に延ばさない
・やり直すときは思い切ってやり直す
⇒退路を断ってそれしかないと思い込む決意をもつこと
・何事も3つのCで考える
カスタマー(顧客)、コンペティター(競争相手)、カンパニー(自分の会社)
・自分にとって大切な言葉を集める
・自分の意見を堂々と言うようになれ
⇒何度も上司に怒鳴られても自分の意見を言い続ければ、
そのうち「何かいいアイデアはないか」と聞かれる。
・付加価値をつける
○幼稚園やベビーシッターと同時に英語を教育
○別荘の管理など
・価値のあるものに消費者は高くても金を使う
・起業の例
一人が会社をやめて残りの人間がその人の給料を払う。
そうすることでそいつは専念できて、ほかの人間も手伝いやすい
4人でやれば4回繰り返せる
・会社をよくするための解決案を常に懐で温めておく。
⇒聞かれたときにすぐに答えられれば評価があがる
<感想>
最近は景気も不安定で、終身雇用も守れない時代です。
そんな中、サラリーマンとして会社に頼りきらず、生きていくための本だと思います。
まず、会社では『自分の意見を堂々と言うようになる』のが大事です。
何度も上司に怒鳴られても自分自身の意見を言い続ければ、そのうち
「何かいいアイデアはないか」と聞かれるようになります。
やはり、自分で情報発信している人は、周りからもそのような人と
認識されていくので、言い続けることは大事です。
また、サラリーマンとしては、やはり会社をよくしていかなければなりません。
常に会社のためのアイデアや課題の解決案を懐で温めておくと、
誰かに聞かれたときにすぐに答えられれば評価があがります。
私もサラリーマンとして生きていくために、常日頃、会社のこと、
自分のことを意識して仕事していきたいです。
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大前研一氏は本当に素敵です。
約10年前に書かれた著書だけど、今読んでも遅いということはありません。最大の特徴は、日本がどういう方向に進むべきかという考えが全ての根底に敷かれているところです。おススメです。
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『知的ホワイトカラー』になるためにどうするか、ということが書いてあります。
要は今までのような生き方ではホワイトカラーもブルカラー同様に定型作業をするだけになるので、そこから脱却するためにはということです。
この本はアソシエの勝間さんのコーナーで紹介されていたのですが、書かれたのは99年、つまり10年前です。
しかし内容は今読んでも褪せることは全くなく、素晴らしい本だと思いました。
「NHKのニュースだけ見ていると世界はどうなっているか分からないし、日経新聞だけを読んでいると日本の経済さえ分からない。」
というのは驚きましたが、GWで海外旅行へ行くと
(確かに・・・)
としか思えませんでした。。。
【内容】
(もったいないと思ったら、人生は負けだ)
私は将来の日本のエネルギーニーズからすると化学はダメだと思ったから原子力に行ったのであり、それも将来がないと思ったからさっさと『日立製作所』を辞めて経営コンサルタントになった。
せっかく受かったから卒業しなきゃ、とか、これだけ勉強したのにもったいない、といった過去の延長線上でのものの考え方が、人生の可能性を狭めているのである。
将来は過去の蓄積を生かして、自ら切り開いていけばいいのだ。
(社内評論家になるな)
とくに日本のサラリーマンの悪いところは、夜社外ではさんざん会社のグチをこぼし、上司の悪口を言うくせに、昼、会社では何も意見をいわないことだ。そのせいで変化できない企業環境が出来上がってしまっている。
むしろ逆に、自分が会社を良くするアイデアを持っているなら具体的な企画書を作り、昼間、会社にいる時に提出して正面から上司と議論をするべきである。
それが受け入れられなかったら会社を辞め、その企画書に基づいて自分で会社を作ればいいだけの話だ。
(だめな若者)
私が今、最も危惧しているのは協調性や順応性だけを売り物にする若者が増えていることだ。
~もし私が人事権を持っていたら、そんな社員は即クビにする。
なぜなら、若い人はトンがっていなければ意味がないからだ。若い人に協調性や順応性は必要ない。
そういう処世術的なものは若さで正面からぶつかって失敗し、苦い経験を重ねながら学んでいくべきものであり、最初から丸いだけが唯一のウリで、いつも周りのみんなと一緒になってヘラヘラしているような人間は一番ダメなのである。
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「郵便貯金では集めた金を運用する知識がないので国債を買う、自分で買える国債を国に買ってもらって手数料を2%近く抜かれる、本来の利回りの80%も国が持っていってしまう欠陥商品(郵便貯金)にお金を預けるというばかげたことをまず、やめるべきだ。」なら、勝間和代お奨めのインデックス投資信託を3月ぐらいからはじめてみようかな、それまで勉強しよっと。
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これからはインターネットの世界である。インターネットの世界では、情報の8割が英語で発信されており、情報発信という観点では日本の存在感は埋没しかねない。
また、情報化社会では、常に「どうして?」という疑問を持ち、自ら考えて物事を解決する力が必要になる。
常に勉強し、定期的に自己否定をすることで、自らを変化させて成長させる事が必要というような事が記載されている。
これが1999年の元旦に出版された本とは思えない。。
当時、大学生だった自分は、インターネットにほとんど触れたことが無かったのですが、学生の間に読むべきだったと心から思いました。ということで、20代~30代の人にはぜひ読んでもらいたいと思いました。
※インターネットでは、「瞬時性」「双方向性」がキーワードというくだりは、ツイッターの存在を予言しているようでもあり、深く考える人の凄みを感じました。
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大学を卒業して銀行に就職して、どぶ板を渡って「定期預金」の営業に走る・・・マクドナルドのカウンターでポテトをすすめる。そこに大きな違いはない。
香港の銀行にお金を持っていくと・・・
わたしも学生時代に、この本に出会いたかった!と思わせた本です。
2001年5月出版の本ですが、日本は変わってません。
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・1/30 昨日の夜ふと本屋さんで手にとってみて、思わず買ってしまった.こういう読書に対する節操の無さはむしろ歓迎すべきかもしれない.ということで今日から筒井と平行して読むことにした.この人の本は気にはなっていたが今回が初めてだ.たまにこういう本を読んで自分の将来について考え、奮起することも必要だろうと思う.できればやる気満々で睡眠不足で疲れていない時に読むべきかも.
・1/31 今日は寝不足も解消されて勢いよく読めた.自己否定、ゼロリセットができる人が成長できる人なんだと改めて納得した.でもそれなら俺はこれからどうしていくべきなんだろう.自分の将来なりたい姿ってどういうものだったっけ?常に考えていくべきだな.
・2/1 あっという間に読み終わってしまった.結構元気付けられたけど、この本の読者ターゲットってどのくらいの世代なんだろう。なんか俺ぐらいだともう遅いって書いてあったり、年齢は関係ないって書いてあったり.
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■概要
21世紀を生き抜くための大前氏の考え方が書かれた本です。
1999年に出版された今から10年以上前の本ですが、内容的には時代遅れという感じはなくとても参考になりました。
他の本でもいわれているように、考える力をつけて英語、IT、金融の知識をつけることが、21世紀を生き抜く基本スキルのようです。
<章構成>
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第1章、知的ホワイトカラーをめざせ
第2章、知的に怠惰な人はリストラの餌食になる
第3章、実力を見極め、向上させる発想法
第4章、世界標準から見た会社の常識・非常識
第5章、資産運用
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■仕事に活かせる点
いろいろなメッセージの中から実践できそうなものを3つ。
・絶えず自分に質問する!
⇒あの非効率的な仕事を改善するためにはどうしたらいいか考える
・向学心は死ぬまで失ってはいけない!
⇒忙しい中で勉強しつづける
・コンサルタントはお客を選り好みしない
⇒その会社を良くするのが自分の任務と捉え、全力で顧客のことを考える
(のぐ)
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知識は実際の行動に活かすことで初めて付加価値になる。痛感させられた〜。あらゆることに「Why?」の気持ちを持ち、「so what?」に答えられるようにする。よし、やっ太郎。
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単身赴任の中、自宅の断捨離対象になった。
2001年の本。10年前に読んだみたいだが、内容は全く覚えていない。
勉強熱心だったんだと過去の自分に感心。
目次を見るといいことが書いてある。
目次
第1章 「知的ホワイトカラー」をめざせ
☆絶えず自分に質問する
第2章 「知的に怠惰な人」は、リストラの餌食になる
☆運命は、自分に投資することで開ける
☆赤ちょうちんで文句を言ってもしかたがない
第3章 実力を見極め、向上させる発想法
☆毎年新しいテーマを一つ勉強する
第4章 世界標準から見た会社の常識・非常識
☆決定する勇気を持て
第5章 年金破綻・ビッグバン時代の資産運用
☆金融の勉強次第で、人生に雲泥の差がつく
第6章 デジタル・ネットワーク社会はボーダレス・ワールドだ
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丁寧に読んでる。
こういうのを読むと、気が引き締まる…
p27 知的ブルーカラー と 知的ホワイトカラー
p29 どういう生き方をしたいのか、どんな生活レベルを望んでいるのか
p41 コンサルタントになれるか?
p43 44 コンサルタントは、分業はするが、分権はしない。作業からやる。
p70 すごい勇気づけられる。今、特に凹んでいるから。
p79 問題解決の組み立て→仮説→やるべき分析
p83 1年に1テーマを決めて勉強
p84 オールクリアボタン 絶対にやり直せる
p85 成功する人は、どんな仕事でも厭わずやる。
p117 知的ホワイトカラー共通点
顧客の側に立って
顧客の満足度を高めていて
類似の競争が、無い
p264 今まさに、そういう時期なのかな、と思う
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大学院の友人からオススメということで借りた本。
参考になったのは
1年に1つはテーマを決めて勉強し、専門家レベルにまでなるという話。
ぼんやりと毎日を興味のあることだけ過ごすのもよいけれど、期間を決めて興味のあることをがっつり学ぶ。そうすることで集中でき、専門性を増すこともでき、良いと感じた。