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遠い背中 おいしいコーヒーのいれ方 VI
著者 村山由佳
大人気の「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズ第6弾。花村の叔母夫婦がついにロンドンから戻ってくる。勝利はかれんとふたりだけになれる場所を確保するために、周囲を説得して、ひ...
遠い背中 おいしいコーヒーのいれ方 VI
遠い背中 (集英社文庫 おいしいコーヒーのいれ方)
商品説明
大人気の「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズ第6弾。花村の叔母夫婦がついにロンドンから戻ってくる。勝利はかれんとふたりだけになれる場所を確保するために、周囲を説得して、ひとり暮らしを決意する。男としての強さ、優しさに、磨きをかけるためにも。なのに、かれんは近いようで遠くて。ふたりの甘く切ない恋の行方がますます気になる…。
目次
- HONESTY/Special Side Story WHAT A WONDERFUL WORLD/最初のあとがき/文庫版あとがき
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紙の本
別々の暮らし。
2010/07/06 02:13
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オレンジマリー - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズの5冊目を読んだのは、何年前だっただろうか。物語の流れは薄々しか覚えていなかったけれど、あらすじを読んだら大体思い出したのであっさりと読み進めることができた。ロンドン赴任を終えて帰国してくるかれんと丈の両親と、それをきっかけに独り暮らしを視野に入れるショーリ。一般的には普通のカップルの暮らし、つまりは別々の家に住み、生活するという形になろうとしているかれんとショーリのその先が気になる。
言ってしまえばかなり晩生なかれんと、そのペースを乱すことなく待ち続けているショーリ。そんな二人の純粋さが伝わってくるシーンも多々あり、また恋愛の醍醐味というものも感じられる。5歳の年の差なんて、個人的には大した差ではないと思うけれども高校生の頃や、高校を出た頃は確かにそれが大きな差だと思えたかもしれない。自分の過去の思いと繋がったりして、主観的に読んでしまう。
ようやく、妙な条件付ではあるけれども良い部屋を見つけることができ、二人の未来に希望が持てるようになったショーリだけれども、なかなか思うようには進んでいけない歯痒さ。自分が今、アメリカで大学生をしているのでショーリの大学生活と照らし合わせて読めたりして、なかなか面白い。風見鶏でのショーリの様子や、お客としてやってくる様々な人の様子、コーヒーに執念とも呼べそうな強いこだわりを持つマスターの様子なんかも細かく描写されていて、読者としてものほほんと出来るのが利点とも言える。
シリーズものにあんまり馴染みがない私だけれども、おいコーシリーズは穏やかな気持ちで先を待つことができる。今手元には、VIIとVIIIがあるのでそれらもゆっくりと手をつけていこうと思います。ショーリとかれんのゆっくりとした成長、楽しみだな。
紙の本
ショーリがついに!?
2023/03/04 11:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みみりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ショーリがついに一人暮らしをします!
おじさんおばさんがロンドンから帰ってくると、かれんと一緒に住んでいると、かれんと付き合っていることがバレかねない。
それに、二人きりでいちゃいちゃしたい・・・・・・そんな下心を持っているショーリですが、相手はあの奥手なかれん。そんなにうまくいくかな?