紙の本
なぜここで終わる(泣)と多分読んだひとのほとんどが思う
2004/02/15 15:14
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あおっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
だろうな〜。そして、それは多分作者の思うツボなんだろうな〜。
しかし、そう解っていてもやはり面白い。ニ段組のノベルズなのにあっという間にぺろりと読んじゃうくらい。男(それも平均年齢30代ですな)ばかりで華がない!とか思われるむきもあるかもしれませんが、仕方ないよね、戦場なんだから。
表紙向かって左側の黒髪に髭の男性(私がこのノベルズを最初に手に取ったのは、この方のルックスが某三部作映画の登場人物にちょっと似ている気がしたからでした。たは〜)は、お医者様で、察するになかなか腕は良い様なのですが、現在すごい不運な状況で逃亡者と相成っております。そして彼が偶然通りかかった戦場跡で見つけたのが右側の男性で、彼は脚にかなりの傷を負っており、故あって戦場に置いて行かれていたのでした。手当てをするうち、男性が有名な傭兵隊(この傭兵隊の名前が「アード=ケナード」。バンダルというのは「隊」という意味。つまり、タイトルロールはこの傭兵隊な訳ですね)の隊長であることを知り、彼を護衛に雇うことにするのですが、二人にはそれぞれ別の追っ手がそれも複数かかっていて…というのが、この物語の出発点です。
「運命は剣を差し出す」という第1話は3冊出るそうなので、物語はまだまだ序章といった感じです。バンダル・アード=ケナードなんて、まだ実物には一度もお目にかかっておりません。傭兵隊長さんの追っ手のほうは、目的とかいろいろと不明なことも多いし、挙句にこの1巻目のラストでは、片方が絶体絶命の大ピンチ!と、これでもかと続く波乱の波状攻撃にすっかり参ってしまいました。
知りたいことがてんこ盛りです。
負傷中の傭兵隊長さんの護衛を勤める白い雌狼さんの真のご主人(バンダル・アード=ケナードの隊員さんだそうです)はどんなひとなんだろう…とか。
お医者様はどうして剣が使えるんだろう…とか。
他にもいろいろ、もう、続きはいつ出るんだ〜と、床をゴロゴロしたいくらい。
あまりにも「序章」なので、★は四つにさせていただきましたが、ほんとにとても面白いです。物語の展開の妙や破綻のない筆致、登場人物も魅力的です。そして作品上重要な位置を占めるであろう戦闘シーンの描写も見事です。傭兵隊長さんが自分の傭兵隊になかなか合流できないため、この巻ではあくまでまだ個人レベルの戦闘ですが、これが傭兵隊の戦いぶりになったらどうなるのだろうと、かなり期待してしまいます。
面白いから読んでみなよ〜とひとに薦めて、そのひとが「はやく続き〜」とゴロゴロするのを見てうひひと悦に入る。いまなら、もれなくそういう愉しみも付いてくること請け合いッス。
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ライトノベル(?)にしては珍しく年齢層が高い。
が、むしろ私はそっちのが好きだw
内容はまぁソコソコ、ただ私はこの人の小説って結構好き。
オオカミとか出てきますw
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バンダルシリーズ、第1巻です。
ファンタジー、というジャンルなのですが、魔法とか精霊とか、そういう類は出てきません。
あくまでもファンタジー世界で現実的な人々が奮闘する話だと思います。
そこが魅力なのですよ!!
超常的な力が働かない以上、人は己の才覚と腕だけが頼りなわけで、そういう活躍冒険譚は面白いですよ!
一作目では、傭兵に憧れる青年が登場するのですが、傭兵稼業は憧れだけの世界じゃない(=幻想的なものじゃない)ということを思い知らされるわけです。
なので、その活躍っぷりにはとても説得力があります。
そしてまた、とても魅力的でもあるので、ページをめくる手が止まらなくなること請け合いです!
現在、第一部が完結する3巻まで刊行されておりますので、本屋さん等で見かけた際は、3冊同時購入をオススメします。
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とにかくマドゥ=アリが可愛くて仕方のないシリーズ。素敵なおっさんが盛り沢山ですが、医師のヴァルベイドが一押しです(笑)
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こちらは、エンレイズという国の傭兵のお話です。
一番下の年齢が17,8歳、上は色々という傭兵隊。
でも、隊で飼われてる白狼(メス。紅一点)もいたりで、野郎ばかりではありません(笑)
傭兵の話だけあって、武器を使った戦闘シーンが結構出てくるんで、お勧め!
あ、家族愛はあってもラブはありません。
現在6冊発売中&作者さん続編執筆中。
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全1〜3巻(シリーズではなく、この話の全巻)読了。
久しぶりに何度も何度も読み返してしまうほど面白かった。
著者が最も描きたかった部分と後書きに書いてる通り、
確かに2巻がすごくよかった。
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戦場跡で足を怪我していた傭兵のシャリース。そこへ医者のヴァルベイドが行き会い、手当てをしたことが縁で追われる身のヴァルベイドがシャリースを雇うことに。シャリースは傭兵隊長で隊とはぐれていた為、身の安全のため隊と合流することを選択。居場所の定かでない隊を探す二人の元には賞金稼ぎやヴァルベイドの追っ手、さらにはシャリースの追っかけまでやってきて困難な道のりに・・・。
意外と面白かったかも。おじさん二人の逃避行みたいな話になってますが。(30代と40代のおっさん・・・)まぁ、そこにはだんだんと信頼関係が築かれて行き・・・って感じ。あとはオオカミのエルヴィルが唯一の清涼剤か?
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おっさん好きにはおすすめの一冊。世界観やキャラが作りこんであるけど物語の展開に生かしきれてないところも。だからスピード感にはかけるかもしれない。のんびりおちついて読書したいときに手に取る感じ。三巻から読み始めていまだに一巻が未読。
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逃亡中のお医者さんヴァルベイドが拾ったのは、エンレイズでは有名な傭兵団バンダル・アード=ケナードの隊長ジア・シャリーズだった…
最新刊買った弾みで再読。作者本人も書いてるけど、おっさんしか出てきません(笑) いや正確にはマイ・ヒロインの白い雌狼エルディルが出てますけどw
魔法も妖精も出てこないので舞台背景的には時代小説みたいなもんだろうけど、おっさんも青年も一生懸命生きててかわいいです。
全部で3巻。小説に伏線が多いと読みにくいという人は2巻→1巻→3巻で読んだほうがいいかも。
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確かにおぢさんばかりですが、読みやすくて楽しい物語。
この巻は「えー、ここで終わるの!!」という場面で終了。
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友人から勧められたシリーズ。
傭兵モノ、と聞いていたので最初銃を持つ傭兵を想像していたら剣で戦う中世ヨーロッパ風(?)のFT。
ライトノベル系の人らしいので、新書の割りに読むのに時間はかからない。
オッサンだらけ。だがそれがいい。
30歳過ぎで若造扱い。
後白い狼可愛いよ! よ!!
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とにかく隊長が最高です。
色男で卑怯な事に良く頭が回り腕も確かな傭兵さんで部下にとても慕われております。
おっさんばかりで画面に花は無いですが、面白い話です。
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バンダル・アードー=ケナードのシリーズ1作目。
この巻ではあまり出てこないけれど、傭兵隊のメンバーはみんな魅力的なキャラクターです。ライトノベル系なのに登場人物が、ほとんどおじさんなところが珍しい。
個人的には、紅一点の狼のエルディルがお気に入りです。
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再読ですが、初登録なので。
新刊が出ると、最初から読み直したくなりますね。
特にこの話を読んだのがずいぶんと昔なので……正直、読み直して「こんな話だったな!」と細部を思い出して懐かしく楽しみました。
この二人、そういえばこんな出会いだったなぁ、とか。
でも、この巻で一番覚えていたシーンは、シャリースの恋の話。
ワンシーンですけど、ある意味ありえないんだろうけど、ここを覚えていました。
それにしても、最初に読んだときは、シャリースよりも私は年下だったのになぁ(笑)
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手負いの傭兵と通りすがりに助けた訳あり医者が旅を共にし、追っ手をかわす。見事に女っ気が無い、無骨とも言える地味さ加減。まだ1巻だし登場人物少ないし、序章も序章で華々しい活躍が欠けるけれど、傭兵軍団とこの先合流したら否応なく盛り上がる気配(狼の母親代わりなど未登場の傭兵が気になります^^)と、この終わり方は先がどうしても気になるでしょ!