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電子書籍
高橋是清と田中角栄~日本を救った巨人の知恵~
著者 小林吉弥 (著)
男が生きにくくなった時代に、こんな「凄い奴」がいた。「だるま宰相」高橋是清と、「今太閤」田中角栄。波乱万丈、戦い続けた「巨人」二人には驚くべき酷似点があった。放蕩三昧もあ...
高橋是清と田中角栄~日本を救った巨人の知恵~
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高橋是清と田中角栄 日本を救った巨人の知恵 (知恵の森文庫)
商品説明
男が生きにくくなった時代に、こんな「凄い奴」がいた。「だるま宰相」高橋是清と、「今太閤」田中角栄。波乱万丈、戦い続けた「巨人」二人には驚くべき酷似点があった。放蕩三昧もあったが、常に「公的利益」を優先、また勤勉だった。この二人の男の生き方に、今の閉塞社会を打ち破る多くのヒントと、生きる知恵が発見できる。この本を読めば、元気が出る!
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紙の本
豪傑とは?
2003/05/24 03:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:濱本 昇 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高橋是清、聞いた事のある名だろう。宮沢喜一が平成の是清を目指すとして有名になった面もあろう。田中角栄、この名を知らぬ人はいないだろう。よきに付け、悪きに付け、巨人である。是清には、良いイメージ、角栄には、その逆のイメージがあった。しかし、本質において両者は、良く似ていた。その生い立ち、信条等共通するものが多々あったのだ。
是清は、生まれて直に養子に出されている。決して恵まれない子供時代。しかし、秀才という名を欲しいままにしている。巨人は子供の頃から卓越しているのだ。ここでいう秀才とは、「頭が切れる」という事である。そして、両者共に決して品行方正では無い。両者共に無類の遊び好きである。そして、信条は、両者共に、「自分の事より、国民国家を考えた」という点で共通している。田中は、ロッキード事件で実刑を食らっているが、それは、田中の一面にすぎない。しかし、田中の害も大きいと思う。金による政治を確立させたのは、田中である。反面、日ソ北方領土問題の原点といえる昭和48年の日ソ共同声明を見ても分かるように、その力は偉大だったのである。その後の、総理の日ソ交渉に至っては、誰一人として、この共同声明を超える声明に成功した者はいないのである。
今、日本は、強力なリーダーを求めている。こういう今ならではこそ、この二人の巨人のような人物の登場を待ち望むのである。
紙の本
政策の複雑な部分の話はないかわりに、物語を楽しむ感覚で読める。
2003/01/03 02:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:由良 博英 - この投稿者のレビュー一覧を見る
父の借財に苦労した角栄、アメリカで奴隷に売られた是清。貧困な家庭に育ち高学歴も持たないふたりの政治家の生涯を、逸話を中心におき比較並行させる形式で綴ったユニークな一冊だ。机上論ではなく自ら現場で汗を流し失敗を重ね経験を積みながら、さらにこれを糧として勤勉を絶やさない両者の姿勢に学ぶところは多かった。政策の複雑な部分の話はないかわりに、物語を楽しむ感覚で読める。彼らがいまの日本にいてくれたらと思う。