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可もなく不可もなくの普通の警察小説。ややキャラ立ちに力を入れているような気もするがあまり思うところなし。
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最初は入り込めなかったけれど、うん。面白かった。ただなー・・・人が死んじゃうのは嫌。警察物読んでて、なんだけど。
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最近はまっている誉田哲也の姫川とは別のシリーズ。
全く性格の違う二人の女性刑事が、『ジウ』と呼ばれる犯人に立ち向かう3部作の第1弾。
あんまり名前は知られてないけど、主要人物をあっさり殺しちゃうところが好きかも・・・
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“「…お姉さんも、怖かった?」”
気分で読破。
なんともなんとも。
“「門倉…」
「はい、なんでしょう」
「君は、その、…やはり、特二に戻るのか」
「え?」”
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『アクセス』では携帯、パソコン、ネットを使ったホラーを、『疾風ガール』ではロック少女を主人公にしたミステリーを、本書では警察小説を、と精力的に様々なスタイルに挑んでいる若手作家である。どの作品でもまず見られるのは、成功しているかどうかはともかく、面白い小説を書こうという姿勢である。若手作家の時代にしか試すことのできないことを、遠慮なく引き受け、荒っぽいながらも疾走してやれ、という心意気が感じられる。
まだまだ下手だ。文章も大したことがない。手離しで人に勧めようとも思わない。でも何かがある。『疾風ガール』は、この作家にして一番しっくりきた作品であった。
本書は、やはりというか、一読して荒っぽさが目立つ。作品の完成度という意味では、お世辞にも褒められた印象ではない。しかし、随所にこの作家の持つエネルギッシュな姿勢が見え隠れするあたり、やはり抑えておきたいとのこだわりが生まれるあたりが、ちと不思議だ。
二人の性格的には相反する女性捜査官の対比が、本書の読みどころである。むしろこの作品という単発ものを、二人の女性刑事はどちらもはみ出てしまっている。つまり、シリーズ作品の導入章という風にしか見えないのだ。逆に言えば、これっぽっちのページ数に収まるようなキャラクターではないだろう、ということなのである。
それとも彼女たちは、今後の成熟してゆくであろう彼の作品のための原型みたいなものなのだろうか。
門倉美咲は、若手だが天性のネゴシエイター。優しく、魅力的で交渉力がある。伊崎基子は戦闘サイボーグのような女。破滅的で、愛情に欠けたところがあり、闘いを求めてやまない。二人は、犯罪者に対し、まるで反対の行動を取る。それは、童話『北風と太陽』のようでもある。
しかし本書はその構図を最後まで生かし切っていないように見える。しっかり整理仕切れていない。他のキャラクターにしたって同様だ。二人がそれぞれ思いを寄せる職場の同僚たちも、寸止めで描き切っていない。物語の参加の仕方が少し浅い。思わせぶりな人間たちが、チョイ役で退場してしまうのが惜しくもある。
タイトルにもなっているジウは、本書中では最も好奇心を刺激してくる出色のキャラクターだ。その個性を、とにかくこの作家は作中で、生かし切らないでいる。どちらかと言えばすべてのキャラクターを取り散らかしている。
魅力的になり得るキャラクターが中途半端に使い回され、呆気なくアクションの餌食にされたり、行方不明になってしまう。とにかく明確にならぬまま舞台を去ってゆく。この見事なまでの勿体なさは何だろう。だからこそシリーズならば、納得がゆくのだ。次があるということであるのならば。でも単作であるならば、はっきり言って許し難い読者への罪である。
この作者、実は既に新作を出している。『ストロベリーナイト』。またも女性刑事の活躍する警察小説だそうだが、本書の続編ではなく、新しくヒロインを造形しているようだ。
キャラクターの性格や心理の描写に独特の切れ味があり、一方で緊迫感のある非情なバイオレンスを展開もしてみせる。才能のきらめきを随所に感じさせるだけに、使い捨ての物語ではあまりに惜しい。それだけにしばらくは追いかけてみたい。ジウのことも、もっともっと知りたいと思っている。
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面白かったー。雨宮くんが好きだと思ったら死んでしまってガッカリ。。。最後が続く感じだしジウがナゾのままだし早く2が読みたい!09.02読了。
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ドラマ化とかしやすそうなお話。
非常に読みやすい。
けど、あんまり頭に残らなかったなー。
女子強し。
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どうやら本格的に誉田さんにハマったようです。
読み終わった瞬間、閉館30分前の図書館に走りました。
勿論、続きを借りてくるためですよ。
一気読みという訳ではないけど、ちまちま読んでもすぐ世界に入れる、そんな本でした。
警察小説と言われれば確かにそうだけど、でもちっょと違うんじゃないかなぁ。
警察小説もかねている、でも本質はもっと別のところ、という感じがする。
ダブルヒロインという手法も「へえ」と思ったけど、
二人メインがいることで、状況が不自然な説明じゃなくスムーズに分かってくるところがうまいなぁと思います。
そして一人目の、そしてたぶんメインのヒロインカンヌに関しては、何と言うか……こういう人の好かれなさが大袈裟でなく読み手の感情として与えられるのはうまいなぁと思う。
基本的にカンヌみたいなキャラは好きなはずの私でさえ、イラッと来ることがある(笑)
そして、文句なく基子は好きです。
いやー、自分が引いた場面も多々あるけど。
それでもゃっぱり好き。
武士道シリーズの磯山香織が好きだったら、好きでしょう、やはり。
そして犯人役の岡本が、結構憎めなかったりする。
まあ、相手がカンヌだったから、そういう彼になったんだろうとは思うけど。
そして雨宮さんの事件も、相当ショックでしたよ…orz。
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09/08/25
女性キャラが立っている。
特にハードボイルド伊崎基子が。
強い。過去に好きだった男を殺した。
「美咲」と言う名前は伊東美咲を
すぐに連想させる。作者の意向でもあるが。
名前には注意。
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SITとSATの違いが分からない人にお薦め(笑)。
やはりこの人の作品、キャラ立ちしていて読みやすいぞ。謎解きミステリというよりは、アクション強めのエンターテインメント、か。さくさく読み進める一冊。……ただし、実はまるで完結してないじゃん。シリーズとして続くみたいなので、今後に期待。
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あっという間に読み終わった。
誉田さんならではの、痛い(エグイ?)箇所ももちろんあり、登場人物がそれぞれ個性的で。
2,3も続けて読みたい!
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■0862.
<読破期間>
H20/7/24~H20/7/26
<本の内容>
ある夏の午後、都内の住宅街で人質籠城事件が発生した。
所轄署や機動捜査隊が現場を固める中、
本庁からは、門倉美咲巡査が所属する捜査一課特殊犯捜査第二係も出動。
籠城事件や誘拐事件の現場作戦活動を担当するSITは、すぐに犯人との交渉を始める。
だが、長引く籠城に、本庁警備部が特殊急襲部隊を待機させ、SITに無言の圧力をかける…。
夜を迎え、差入れ役を命じられた美咲は犯人のもとへ向かった—。
この瞬間、すべての歯車が回りだし、新たな巨大事件の姿が現れ始める。
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大好きな作家と言っていいでしょう誉田氏の警察小説。
のシリーズⅠ。Ⅲまであるらしい。
2005年に初版が発売されたそうです。
全然古さを感じなかったな。
門倉美咲巡査。27歳。通称特二のあだ名はカンヌ。
犯人説得の際に、主演女優賞並みの演技をするらしい。
が主人公なんだけど、どうやらダブル主演らしい。
伊藤基子巡査。25歳。後にSAT隊員になる。まじ強ぇ。
まったく違うタイプの女性が、最初は同じ配属で後は別々。
とある事件を機会に再開する。
その事件の犯人がジウって名前で、なかなか正体を現さない。
シリーズ化してるくらいだから、まぁ捕まらないだろうな今回はって予想。
少しずつジウに近づいていくスリルはなかなかおもろいです。
早くⅢまで読んじゃいたいもんです。
話を戻して、ダブル主演ってところが、見せ場を増やし飽きさせない。
ハマった。Ⅱ行ってみよう。
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ある夏の午後、都内の住宅街で人質篭城事件が発生した。所轄署や機動捜査隊が現場を固める中、本庁からは、門倉美咲巡査が所属する捜査一課特殊犯捜査第二係も出動。篭城事件や誘拐事件の現場作戦活動を担当するSITは、すぐに犯人との交渉を始める。だが、長引く篭城に、本庁警備部が特殊急襲部隊を待機させ、SITに無言の圧力をかける...。夜を迎え、差入れ役を命じられた美咲は犯人のもとへ向かった―。この瞬間、すべての歯車が回りだし、新たな巨大事件の姿が現れ始める。
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とある誘拐事件を皮切りに
SITとSAT
2人の女刑事を交互に描く。
3巻までノンストップかと思ったら
1巻でも一応の完結はあって良かった。
女刑事2人のキャラは立ってるけれど
周りの刑事達の人物描写が薄いのが残念。
2巻以降に期待。
【図書館・初読・6/10読了】