商品説明
日系ブラジル人のマーリオ。反対する祖父を殴り倒して出稼ぎにきた日本。たどり着いた自動車工場。過酷な労働、安い賃金。クソのような日々。今は、ヤクザがらみの風俗の下働き。店の女ケイがそそる。ケイの客。関西ヤクザの大物。チャンスだった。奪った金とヤク! 逃げた。殺した。追われている……警察に、中国人に、ヤクザに。マーリオのたった一人の戦い! 怒りと絶望を道ズレに暗黒小説が疾走する。
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紙の本
お勧め出来ません
2002/07/24 19:29
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:奥原 朝之 - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは酷いで出来上がりだ。不夜城のあの出来栄えはどこに行ったのだろう。単に人を殺せばいいと言うものではないだろうに。
不夜城では人が死ぬシーンではそれなりの理由付けがあった。今回のはそれが見あたらないのが多い。多すぎる。
粗製濫造とまでは言わないけれども、これはちょっと酷すぎる。不夜城と鎮魂歌の完成度が高かったために非常に残念である。
紙の本
場所の作家の予感が...
2000/12/30 23:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:katokt - この投稿者のレビュー一覧を見る
サッカー話とか中途半端な時代の取り込みがいよいよしらけさせる。うーんこの人は場所の作家だと思ったんだけどねぇ。例えてみればロスのレイモンドチャンドラーみたいにね。かなり無理があったかな。
それにしても、どうしてこんなに粗製乱造させるんだろう。作品を追うにつれ確実に散漫になっている。特にこれほど長いなら長さに応じた枠組みとカタルシスが必要だと思うんだけど、この小説にはどちらも全く欠けている。それにしてもかえすがえすも『不夜城』がよかっただけに残念。