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高速道路 なぜ料金を払うのか
著者 宮川公男 (著)
「休日1000円ぽっきり」も「無料化社会実験」も、結局は国民全体が税金で負担するだけだ。また東日本大震災のあとには、この「社会実験」のための予算を復興に振り向けることを決...
高速道路 なぜ料金を払うのか
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高速道路なぜ料金を払うのか 高速道路問題を正しく理解する
商品説明
「休日1000円ぽっきり」も「無料化社会実験」も、結局は国民全体が税金で負担するだけだ。また東日本大震災のあとには、この「社会実験」のための予算を復興に振り向けることを決定するなど、混迷の度は増すばかりである。
高速道路問題については30年以上前からずっと同じ問題意識をもち、世に提言しつつけてきた第1人者である著者は、そもそも高速道路は無料であるべきか、という根源的問題に立ち返ってこの問題を整理する。今の高速道路問題は単に有料であることによるものではなく、また無料化によって解決できるものでもない。
問題は高すぎる料金にあり、受益と負担の適切なバランスがとれていない料金設定の仕方にある(償還主義のための料金の高水準と、画一料率性によって生まれている高速便益の地域間格差)。
混迷する高速道路料金について、道路とは何か、場所を移動する便益と、高速で移動する便益は誰が負担すべきか、という根源的問題にまで立ち返って議論した、正しい考え方がわかる本。
目次
- 第1章 わが国の高速道路制度
- 第2章 高速道路とは何か
- 第3章 現在の高速料金制度の何が問題か
- 第4章 民主党の高速道路無料化政策を批判する
- 第5章 道路公団の民営化はどのように歪んだか
- 第6章 民営化から国営化へ
著者紹介
宮川公男 (著)
- 略歴
- 1931年埼玉県生まれ。一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了。商学博士。(財)統計研究会会長。一橋大学名誉教授。麗澤大学名誉教授。著書に「高速道路何が問題か」など。
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