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東京大学物語 24
著者 江川 達也
東京へ戻り同棲を始めた村上と遥だが、邪魔が入ってなかなかセックスができないままだった。また、村上は、旅での巨額の借金を返そうと夜の仕事を始めた。そこで、レイコに続いて担当...
東京大学物語 24
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東京大学物語 24 (ビッグコミックス)
商品説明
東京へ戻り同棲を始めた村上と遥だが、邪魔が入ってなかなかセックスができないままだった。また、村上は、旅での巨額の借金を返そうと夜の仕事を始めた。そこで、レイコに続いて担当を任せられたのり子を家まで送っていった際、「あがってく?」と誘われる。家で待つ遥のことを思って一度は断るものの、結局は上がり込んでしまう。彼女におだてられつつ、それでも朝までなにもしないまま、二人はともに一夜を過ごすのだった…。
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紙の本
エロ・心理・政治マンガ??
2001/06/05 03:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nokia - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京大学物語の後半は、舞台を東京大学に移した上で綴られていく。だが、この物語は「吉野」の登場によって作者の思想を極端に押し出した(悪く言えば)ナルシズム過多のマンガになってしまったのではないかと思う。過剰なセックス描写はもはやギャグ的にしか読めない。官僚・システム批判と、教育制度批判は基本的に“Golden Boy”で提示されたものと同じである。村上直樹は教育制度における超優秀人間であり、水野遥は教育制度にはまらない作者によって理想化された天才・女神である。加えて村上の父親はこの長い物語中、一回も姿を現さないばかりか、直接言及されることすら一回もない。いってみれば、吉野こそ村上の父であり、遥・村上・吉野の三角形の関係はエデュプス・コンプレックスの構図そのものなのだ。ただ、このような実験マンガ的な部分は相対化して眺めれば面白く読めると思うが、真面目にストーリーを追うと、なんじゃこりゃということになる。