読割 50
電子書籍
記憶の迷路で逢いたい【イラスト入り】
著者 須藤直希 , イラストレーター:青樹綛
24歳の朝倉潤は小さな興信所の調査員。母の死をきっかけにして、母と自分をさんざん食い物にしながら、8年前に突然失踪した母の愛人を捜す決意をする。愛人のチンピラは、金を持ち...
記憶の迷路で逢いたい【イラスト入り】
05/06まで通常628円
税込 439 円 3ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
記憶の迷路で逢いたい (白泉社花丸文庫)
商品説明
24歳の朝倉潤は小さな興信所の調査員。母の死をきっかけにして、母と自分をさんざん食い物にしながら、8年前に突然失踪した母の愛人を捜す決意をする。愛人のチンピラは、金を持ち逃げしてヤクザからも追われていたが、手がかりはいまだに皆無。そこで朝倉は、以前に依頼者から聞いた、物からその持ち主の感情や記憶を読む力を持つという噂の青年・真鶴武尊に協力を頼むが……。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
電子書籍
恐ろしい経験の少年時代からよく生き延びました。
2023/12/17 18:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くうみい - この投稿者のレビュー一覧を見る
まだ若いのに、一般の人が経験をしないさまざまな目に遭ってきた主人公。大学に行っていたならまだ卒業して社会人3年め位の年齢。少年時代、暴力団関係者が嫌でも家族と自分の周辺に近寄ってきた。それを安易に職業選択しなくて良かった。また酷い事をされても社会に出て定職に就いて自分で社会生活を営んでいこうという考えの主人公。彼を可愛く思う暴力団幹部、職場の元暴力団上級幹部未亡人と元マル暴担当の退職警察官、などと、上手く付き合いながら、継続的に自活して一般社会人をしていこうと努力をします。スネに傷が多い周辺関係者達に愛され、気にかけてもらい、仕事をして行けるように見守られ、自分でもこれからも暮らしていけるように気をつけながら、少年から青年に成長してきました。勤務先は探偵業の会社。かつ、親と関係者が事件に関与している可能性があるし、過去にさまざまな事件や未解決犯罪がある。どこで暴力団関係者に脅迫されたり主人公が悪に利用して稼がないか、主人公が悪い人に利用されないか、人生が閉ざされないか、ぐれないか、死なないか、読んでいる間、ずっと不安でした。母の死後に葬儀と、まとめた休暇を申し出て、自分のルーツ探しをする主人公。いろいろなことがあって、読んでいてハラハラします。素直になれる安心できる人、親と親戚の主人公の知らなかった事実。誰に気持ちを頼って生きて行くか。過去か今か未来か。これからどうやって生きていこうと選択するのか。途中の血みどろの景色からの変化。どうぞ最後まで読んで下さい。