紙の本
初めての舞城王太郎
2019/05/21 21:48
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投稿者:七川 - この投稿者のレビュー一覧を見る
愛は祈りだ。僕は祈る。
タイトルの通り、初めて読む舞城王太郎作品。
恋愛小説はあまり好まないのだが、挫けずに読めた。
言葉選びが上手い。というのが1番の感想だろうか。
独特の作風だが私には合っていたようでサクッと読めてしまった。が、もう少しじっくり読みたかったと思っているので2週目に入ろうと思う。
紙の本
恋愛の激しさ
2022/09/23 05:34
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投稿者:K.ザムザ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ベタベタな恋愛小説ではないが、ベタベタな恋愛小説よりも胸焼けする話。冒頭で語られる「愛は祈りだ」という言葉は一見すると「愛」という情熱的なものにはそぐわない控えめな表現に感じられるが、恋愛の独りよがりさ、暑苦しさを表していて良いと思った。奇抜さに慣れることができればかなりいい作品。
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2008/6/14 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2018/2/18〜2/19
1年ぶりの舞城作品。相変わらずぶっ飛んでいるが、こちらが歳をとったせいか、ついていけなくなったかも。手持ちの本で打ち止めかな。
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うーん……。今までで一番読み応えがなかった作品。一番最初に舞城作品を読むならこれかもしれないけど、いくつか読んできて読むものではないな。
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とってもインパクトのあるタイトルに惹かれて読んでみた。
初めての作家の本。
とってもナイーブな文学男子が書いた文章という感じがしました。
めずらしい作風だねえ。
村上春樹を意識しつつ書いている雰囲気だけど、なんだかちっともピンとこなかったよ。
アダムとイブの話以外は何がなんだか。
もっとシンプルになれんもんだろうか?
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17冊目。calicurated chaos。舞城に感情に伴う痛さを描かせたら随一だと思う、なんだか怖くて泣きそうになるけど、抗うすべなく惹かれるばかり。おかしいな映画化したらセカチューに成り下がりそうなのに。
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不思議。もう構成がどうなってるのかすら把握できなくて、最初から最後まで作者に振り回されるのは、舞城さんの本では諦めつつあります。身を任せる、もうそれしかない。タイトルがアレですので、愛することとはどういうことなのか、を切々とつづると思いきや、恋人との付き合いを思い起こすことで、または自分のふるまいを周囲に非難されることによって、「あいつが言うように自分はほんとは彼女を道具として扱っているのか」とか「愛していないのか」などと考えます。けれど、そこには悲しみや「また逢いたい」という切なさはあるものの、卑下や後悔や堕落はまったくない。つまり、そうじゃないことを自分の中で再認識する過程。「〜じゃないのか」→「いやそうじゃない」というはっきりした彼女への愛情が、絶対的にある。だから、タイトルを見て「重そう」とか「うざそう」なんて感じるかもしれないけど、読んでいてまったく苦痛じゃない。
恋愛にしても、友情にしても、自分の中で、「友情とはこういうもの」「恋愛とはこういうもの」だろうから、それにあわせるように、それに沿って行動する、なんてことがなきにしもあらず。たとえば、恋愛してるときに、一週間に一度はデートするのがしかりだとか、学校の移動教室のときに友人の支度を待ってしかりだとか、なんてことないようなことが、急に醒めた頭に「めんどくさいなあ」とふって沸くことがある。それは、自分が冷たい人間だから、冷めた人間だからだろうと思っていたけれど、もしかするとみんなに共通なのかもしれない。○○とは、××だから△△する、という枠組みに、すんなりはまるか抵抗するか。結局は、そうしたいからしているだけであって、ただの理屈というか、屁理屈なのだけど。
書いててわけがわからなくなった。舞城さんはやっぱりすごい。今までめんどくさくて蓋をしていた感情、それを考えてもさして得にならないから捨て置いて考えることをしなかったシコリが、ぴったり言葉で表現されていて、なんだかすっきりしました。あーこういうことだったんだ、と。
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好きな人の死と、小説家の話。
一人で広島にいる時に、雨宿りしながら読んでさみしくなった。 けいた
さとこも読んだ。 さとこ
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「愛は祈りだ。僕は祈る」と言う一文から始まる、愛すること、死ぬこと、暮らしていくことについてのお話。
大好きな人が死んでもちっとも終わらない、生きていく方は続いていって、生活していかなければいけない。
愛する人が死んでも、小説を書く、戦いに行く、生活を続けるということが祈りで愛なのかなあと思った。
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5で。超主観。一般性はほぼないと思う。まあ主観こそ批評の本質ってことで。
ふざけたタイトルと冒頭の名文章の時点で、俺の中では勝負が決した感じでした。
文章表現自体に勢いがあって好きだし、「パンを齧るのと一緒」とかに見られる要所要所の洞察もいい。
それから、巧也にせよ治にせよ、彼らの内省のあり方も好きだ。自分にとっての「自分のため」と「彼女のため」、彼女にとっての「自分のため」と「彼のため」、この全部が一致するような優しいものでありたいよな。って感じ。何言ってんのかわかるかなw
本作は多分また読む。佐々木妙子の章の意味が良くわからなかったってのもあるけど、色々深い話だと思うので。(「深い」とか感想として超「浅い」言葉で誤魔化しているけど、恥ずいから止むを得ないんだ。笑)
相変わらず意味不明な部分もあるが、舞城作品の中ではかなり一般受けするほうだと思うし、彼の作で人に勧めるならこれだな。あのエログロ小説作家を恋愛小説作家と思われる危険はあるが(笑)
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私にとっての初めての舞城作品。
名前だけは知ってたけど表紙に惹かれるものもあったし購入しました。
柿緒の話はとても切なくなった。愛してる、って悲しい感情なのかもしれないと思った。
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「愛は祈りだ。僕は祈る。」
私的には吾輩は猫であるくらいインパクトのある始まりかたなのだけれども。
ブラック世界の中心で愛叫んじゃう感じですね
たまにものすっごい、ものすっごい人が、人間というものが愛しくて愛しくて愛しくてもう大!好き!ってなる。
そんで人間みんながニコニコニコニコして、幸せで、誰も悲しくなければいいのに本当マジでっていうアガペー状態に陥る。
なにがいいたいかっていうと、愛って私が認識できる以上に巨大!
「ねぇ、奪うこと、失うこと、奪われること、なくすこと、分からなくなること、分かろうとしなくなること、見なくなること、見えなくなること、こういうことって悪いことじゃないよ」
「与えること、見つけること、見つけられること、もらうこと、自分のものにすること、自分のものであると分かることも、悪いことじゃないけどね」
「「好きだ」あるいは「好きなのかも」と思ったり言ったりすることでなんとなく相手を好きになることはあっても、誰かのことを好きな人が相手のことを好きだと思うとき、そう言うとき、それは全くの本心で、どんな演出もない。」
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まさに「恋愛・小説」
作品中に出てくる小説もなんだか切ない。
特に、「ニオモ」の話は好きだな。
これだけで長編できそうな感じ。
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この人は本当に心理描写が上手いなぁ。 恋愛におけるいろいろな感情、口に出していない、出せない、出せなかった、様々な思い。
舞城さんはこの小説の中で、「私小説とか自叙伝とか宣伝文句にしてない限り、読者は小説を著者の体験だなんて本気で思わない。裏であれって私小説っぽくね、って言ってても、それは細部が細かく描かれていて描写が上手くてリアルって意味のほめ言葉なんだよ」
というよな事を言っているがまさにこの小説がそれ。 ってか、…本当に舞城さんの体験じゃないんですか?心理描写が鋭すぎますよ あなたは相当の想像大好き人間ですね。
しかも、心理描写だけじゃなくて、ほかも逸品。二人の口喧嘩シーンは会話のみで数ページ、しかも全く飽きさせない。 さらに、いつも通りのあり得ない設定やお話の飛び様は、凄まじいですね。
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どピンクの表紙と女子高生作家の書きそうなタイトルを
村上春樹チルドレンといわれている人が書いている
ということで買ってみましたが、内容は普通に面白いものでした。
でもちょっと男の人の一人よがり感が強い内容かもしれないですね
嫌いではないですけど