読割 50
アリソン
アリソン 1 (電撃文庫)
商品説明
巨大な大陸が一つだけある世界――その大陸は二つの連邦に分けられていて長い間、戦争を繰り返していた。その東側の連邦にクラス、学生ヴィルと軍人アリソンは、そこでホラ吹きで有名な老人と出会う。その老人は二人に“宝”の話をする。『戦争を終わらせることができる、それだけの価値がある宝』――。しかし、二人の目前でその老人は誘拐されてしまう。そして……。
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紙の本
独特の冒険譚。
2002/09/12 22:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:神月 - この投稿者のレビュー一覧を見る
キノの旅とは全く違う雰囲気の、宝探しの話。
宝探しというから、もっと別の物を想像したのだがああいう結末でこられるとは。さすがは時雨沢恵一、といったところであろうか。
キノのように重いものはあまり表面的にはせず、軽く流すような文体とキャラクターで書かれているので読み易い。
が、それ故どこか物足りない感じがしてしまうのもまた事実。
だがこれはこれで楽しめるいい話だと思う。
あまり深く考えずに、軽く読みたい時にお勧めの一冊。
電子書籍
学生と飛行士
2022/06/28 20:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ao - この投稿者のレビュー一覧を見る
舞台はジャガイモ型の大陸が一つだけある世界。山脈と大河で丁度真ん中から隔たれた東西では戦争が絶えず、現在は休戦状態にあるものの、誰もが束の間の休息で終戦はないものと感じていた。そんなある日、東側の連邦に暮らす学生ヴィルと空軍に所属する飛行士アリソンは、ホラ吹きで有名な老人から、『戦争を終わらせる事が出来る宝』の話を聞かされる。ところが、詳しい話を聞こうとした矢先、老人は役人を名乗る不審人物に連れ出されてしまい…。真面目で優等生な少年ヴィルと大胆で行動的な少女アリソン。ヴィルが強引にアリソンに付き合わされているのは確かなんだけど、何だかんだアリソンの奔放な行動を許し、時に楽しんでいるようにも見え、お互いに足りない部分を補い合う関係性と強い絆が良かったです。
紙の本
出来のよいアドベンチャーゲーム
2002/05/10 17:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:naka-m - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物が、主人公やその周りの人々はもちろん、例えば誘拐される老人のお手伝いさんや主人公たちが侵入する敵基地で出会う二等兵にまで、(全てが説明されているかどうかは別にして)それぞれのバックグラウンドに従って自分の動きたいように生き生きと動いているから、話の展開自体が多少ありきたりでも全体として十分楽しめるのではないでしょうか。
そう考えるとこの作者にはキノのようなオムニバス形式よりも伏線の張りやすい中長編のストーリーの方が向いているのかなあとも思うのでした。
小気味よく伏線を回収しながらさくさくと進む展開はなんとなく、出来のよいアドベンチャーゲームで正しい選択肢を選び続けている時の楽しさにも似ていて自分はとても楽しめました。
結果よりもプロセスを求めるあなたに。
紙の本
詰めが甘い気はするが楽しめる一冊
2002/04/02 17:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sfこと古谷俊一 - この投稿者のレビュー一覧を見る
題名は物語の駆動役のヒロインの名前。死がわりとあっさり流されてる感じはキノといっしょかな。
無茶と率直さと工夫(と都合よいコネと出会いと幸運)でガンガン突き進む、“一夏の冒険”ものっぽい感じですか。どんどん転がる事態と窮地、そんなんで成功するのかと突っ込みを入れつつも基本的に小気味良い展開。過去の悪行をさらっと想起したり口に出したりするのも、いい感じです。
紙の本
“時雨沢恵一&黒星紅白”最強コンビの新作!
2002/04/06 23:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アキ - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界は二つに別れていた。東側に位置する“ロシアーヌク連邦”通称ロクシェ。西側に位置する“ベゼル・イルトア王国連合”通称スー・イー・ベル。両国はどちらが先に生まれた人類かを巡っていがみ合いが続いていたある日、ヴィルとアリソンはほら吹き爺さんにある宝の存在を聞く。その宝は『戦争を終わらせることができる、それだけの価値がある宝』だと言う。二人は疑いつつも宝探しへと導かれていく…。
ヴィル&アリソンのコンビと個性的な登場人物達を楽しんで下さい。
紙の本
スピード感がいい
2002/04/06 15:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:縞子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「キノの旅」の時雨沢恵一&黒星紅白のコンビの新作長編!
その世界には巨大な大陸がひとつだけある。その大陸は二つの連邦に分けられていて長い間、戦争を繰り返していた。その東側の連邦で生きる学生ヴィルと軍人アリソンは、そこでホラ吹きで有名な老人と出会う。その老人は『戦争を終わらせることができる』という宝の話を始める。しかし、二人の目前でその老人は誘拐されてしまう…?!
『キノの旅』とは一味違うスピード感をもつ冒険活劇。しかし静かな文章は相変わらず美しかった。