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「何かを書いたり話したり表現したりすることで、未来は確実に変わる、と捉えてもいいんじゃないか?」
そう信じて言葉を紡いでいきたいとあらためて思わされて本でした。
⇒ http://amba.to/1fMKrGb
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本屋で“帯”にあった
「楠木 建氏推薦!『言葉でしか考えられない。考えられないことは絶対に実行できない』」
という文言に惹かれて購入。
事例の紹介が多く、読み物としては面白く読み易いが、内容としては濃くもなく、「ふーん」という程度で終了。
表紙に「一行の戦略」と書いてあるけど、多くの人にイメージを伝えるには、そこまで削ぎ落とした言葉が重要という点は共感できる。
How toの部分もあるので、参考にしながら実践してみたい。
でも、あんまり他の人にこの本を読むことは積極的にはお奨めしないかもw
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2013年79冊目。
今あるものを化粧する言葉ではなく、未来の変革の行方を指し示すビジョナリーワードの作り方。
30の事例と、具体的なビジョナリーワードのレシピが書かれている。
随分流行った『伝え方が9割』が好きな人には合う本だと思う。
■「未来からの絵ハガキ」をイメージする
■絵の解像度・目的地までの距離・風景の魅力の3点を意識
■現状を疑う(ダウト・リスト)→未来を探る(イフ・リスト)→言葉をつくる(呼び名を変える・ひっくり返す・喩える・ずらす・反対を組み合わせる)→計画をつくる(バックキャスティング)
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世界を動かした(未来を作った)言葉たちと、その作り方を解説する本。
人が思考する際に言葉を使う以上、言葉によって、思考の方向はコントロールできる。
多くの人を虜にしたり、やる気にしたりする「魔法」の作り方を解説する本、と言い換えてもいいくらいだった。
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見たこともない風景には言葉が真っ先にたどり着く
見たこともない風景には言葉が真っ先にたどり着く
新しい意味を持った言葉
言葉は未来を発明する道具
ビジョナリーワード
10年位内に、人類を月に送り込む(JFケネディ)
貧困は、博物館へ(ムハマド・ユヌス グラミン銀行創設者)
女のからだを自由にする(ココ・シャネル)
すべてのデスクと、すべての家庭にコンピューターを(ビル・ゲイツ)
誰もが編集できる百科事典(ジミー・ウェールズ ウィキペディア創始者)
美容を新しいアートにする(ヴィダルサスーン)
世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにする(グーグル)
GIVE A GOOD IMAGE(FCバルセロナ)
一台少なくつくれ(エンツォ・フェラーリ)
株主は、地球だ(イヴォン・シュイナード パタゴニア創始者)
ポケットに入るラジオを作れ(井深大 ソニー創業者)
よくできたビジョナリーワードは、「未来からの絵ハガキ」に喩えることができる
①解像度
②ほどよく設定された目的地までの距離
③風景のそのものの魅力
ビジョナリーワードのつくり方
①現状を疑う 「本当にそう?」
ダウトリストとしてまとめておく
言葉のラベルを剥がす 一般名詞というラベルを剥がし、さまざまな視点からモノを表現してみる、固定概念を拭い去る
②未来を探る 「もしも(IF)?」
Why?はひとつの鉱脈を掘り下げる
If?は新しい鉱脈を探し出す
③言葉をつくる 「つまり?」
①呼び名を変える
悪魔のゴルフコース
アルバイト、従業員→キャスト(ディズニーランド)
エンジニア→アーティスト(アップル)
喫茶店→第3の場所(スターバックス)
②ひっくり返す ネガティブをひっくり返してポジティブに記述する
課題先進国
通過する駅から、集う駅へ(エキュート)
胸を小さく見せるブラ(ワコール)
③喩える
ATMのように気軽にクルマが使える世の中
④ずらす
大人→こども(金沢21世紀美術館)
姿形展示→行動展示(旭山動物園)
朝専用缶コーヒー、夜家事
⑤反対の視点や概念を組み合わせる
セーラー服と機関銃、ごくせん、任侠ヘルパー
無印良品
高級ディスカウント(ターゲット)
ポケットに入るラジオ
④計画をつくる 「そのために?」
フォアキャスティングよりもバックキャスティング
先に理想の未来を設計し、そこから逆算して現在の行動に落としこむ
ビジョナリーワードは、シンプルでも新しい言葉の組み合わせで出来ている
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「未来を予測する最良の方法は、それを発明してしまうことだ」(The best way to predict the future is to invent it)- アラン・ケイ p34
任天堂の元開発者・横井軍平「枯れた技術の水平思考」:
枯れた技術とは「散々使われて安くなった技術」
水平思考とは「違う目的に置き換えること」p134
【機能するビジョナリー・ワード3つの条件】p172
①解像度
②目的地までの距離
③風景の魅力
why?は一つの鉱脈を掘り下げる。if?は新しい鉱脈を掘り当てる。p193
<言葉をつくる5つの技法>p202
①呼び名を変える
②ひっくり返す
③喩える
④ずらす
⑤反対を組み合わせる
元東京大学総長・小宮山宏は一般的な日本の「課題山積みの国」というイメージを反転させ、「課題先進国」という新しいビジョンを示した。
少子高齢化などの問題は、やがて他の先進国も直面せざるをえなくなる。それをいちばん危機的な状況にあると考えるのではなく、世界でいちばん初めに解決することで、その手法とアイデアを世界に輸出できるのではないか、という提案。
課題先進国という言葉は、ネガティブな事象をポジティブに捉えなおすきっかけになった。
↓
不満をひっくり返すと、希望が生まれる。
【3にんの経営者の比喩】p228
・パナソニック松下幸之助「水道哲学」
・京セラ稲盛和夫「アメーバ経営」
・ザッポスのトニー・シェイ「ポーカー経営」
言葉は未来の骨格。肉づけされて初めて命が吹き込まれるもの。p250
【計画立案には2つの方法がある】p251
①フォアキャスティング
②バックキャスティング:未来を起点にして、現在を鑑みる。目的地に到達した視点から、現在地を見つめる思考法。
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コンセプトワードもコピーライティングなのだ、とずっと思っていたのだけれど、僕が理解している以上に整理してくれていて、すごくすっきりした。
僕らの仕事は、未来をつくる仕事なんだ!と誇りを取り戻せた気がした。なんちゃって。
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一つのキーセンテンスが、希望と未来を導いてくれる。毎日何気ない会話や文書も、もちろん言葉の集合体だ。勇気を沸き立たせる言葉もあれば、悪意に満ち足り、ネガティブになる言葉もある。しかし、言葉は単に言葉である。未来ある言葉には、成し遂げたい自分の想いが言葉にのっている。その想いが、どれだけ成し遂げようとする自分に対しての覚悟が強いほど、未来がみえる言葉になるのだろう。
この本は、そのキーセンテンスをいかに創り上げるかの事例を紹介し、分析した書である。ビジョナリーワードと呼び方を定め、1.解像度2. ほどよく設定された目標までの距離3.明確な風景イメージの魅力としている。スタッフにより分かりやすければ、同じベクトルを見る事ができるうる観点がこの3点であろう。そして、その達成する着地点も見えそうだと、やる意欲も挑戦しがいがある。また、ビジョナリーワードの作り方は、現状分析をし〈なぜ?なぜ?なぜ?〉を、もしかの可能性を見出し思考する。問題を解決する思考パターンと似ている。私も何か起きた時には、このなぜ?なぜ?なぜ?を繰り返すと、顕在化した分部から潜在した箇所が見え、物事の本質が理解出来、解決する可能がある。もちろん過去の経験に基づいてでしか導き出せないので、多くの体験と人と人との携わりが必要不可欠ではあるが、、、
しかし、導き出されたのは所詮〈言葉〉である。その想いを共有し、行動し続けた者だけが、この言葉がビジョナリーワードとなりえると思う。言葉が全てては有るが、言葉だけでは未来は描けない。
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バックキャスティング
⇨理想的な未来を想像し、そこを起点に現在に振り返る様に計画を考える方法。
故にストーリー、ビジョナリーワードが重要。
言葉のつくり方。
・呼び名を変える
・ひっくり返す
・喩える
・ずらす
・反対を組み合わせる。
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自分の仕事・将来の姿をどんな言葉で表現するだろうービジョナリーワードを、未来からの絵はがきにたとえ、その風景が、今からどれくらいの距離で明確なものかによって、自分のあるべき姿がみえるという内容にとても共感☆ まずは自分の仕事からイメージしてみようと思います。
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新しい時代を切り開いた企業、活力ある組織、画期的な商品などなど・・・その始まりには、いつも魅力的な言葉がありました。魅力ある言葉には、たった一行で、それを耳にした者すべが、新しい未来を想起できる力がなければなりません。本書では、たった一行で歴史を変え、実績を上げ、目的を達したソニーやアップル、グーグルにアマゾン、ディズニー、スターバックスなどの実例を挙げながら、〝未来を語る言葉〟の作り方について、その技法を紹介しています。著者は、よくできた言葉は〝未来からの絵葉書〟のようであると喩えています。元コピーライターであっただけに、言語の扱いが巧みで、興味をもって面白く読ませていただきました。忘れてならないのは、言葉では伝えられない大切なものもあるかもしれないということですネ。
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未来を切り拓く、ビジョナリーな言葉を冒頭に30個紹介している。聞いたことがあるものが多かった。その後は、ビジョナリーな言葉を生み出す方法が述べられているが、方法論というのもあるだろうが、誰が言葉を生み出すかの方が大切ではないか。
学びは多くはなかったが、日本では過去との比較が多く、未来視点で現在を見ることが少ない、という指摘には納得。計画と比較したとしても、過去を前提にした計画の進捗状況を把握するのであれば、未来視点とは言えない。
また、アジアナンバーワンといったものも、未来を示してくれるものではないため、掛け声に過ぎず、ビジョナリーな言葉にはなりえないということだった。「未来を示す言葉」をこれから意識したい。
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ことばを扱う仕事(末端ではありますが)自分がもやもやと考えていたことをズバッと言ってくれた、気持ちいい本だった。
コピーやキャッチフレーズは、飾りではなく、まず想いがあって、そこから産まれるもので、だけどそのことばが出力された瞬間に世界がかわる。今度はことばが世界をひっぱる。
途中の「会社のちょっといい話」みたいのが長くて、しかもアップル、グーグル、パタゴニアとか、それ的な会社ばっかりでちょっと読書欲がだれた(というか、実は読むのに1ヶ月かかった。面白いんだけどなあ。なんだか異常に進まず)。でも、ただの「いい話」じゃなくて、ことばのすごさを軸に書かれているので今までにない目線がほんとうにうれしかった(ことばを愛する者として)!
未来ってことばは使ったことほとんどないし、そんな好きじゃなかったけど、ちょっといいな、ってはじめて思いました。
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ビジョン、こだわり・・・、身近な言葉で表現することで未来が創造される。言葉にすることの大切さを学んだ一冊。久しぶりの大型ヒット本であった。
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●「貧困は、博物館へ」byムハマド・ユヌス、「地上でいちばん幸せな場所」byウォルト・ディズニー、「僕たちはエンジニアじゃなくてアーティストなんだ」byスティーブ・ジョブズ、「世界旅行も、宇宙経由で」byヴァージンギャラクティック
●見たこともない風景には言葉が真っ先にたどり着く。
●未来を言葉にするということは、「目的地」をつくりあげることだとも言えるでしょう。
●郵便馬車をいくらつないでも、それによって鉄道を得ることはできない。技術革新の前には、必ず発想革新が必要になる。
●ビジョンとは「見えるもの」ではなく「見たいもの」。「未来予測」ではなく「未来意思」。ビジョナリーパーソン=未来を予測するのではなく、つくりだす人byアラン・ケイ。
●よくできたビジョナリーワードは「未来からの絵ハガキ」に喩えられる。その人だけが数十年後へとタイムスリップし、まるでそこから現在へ一枚の写真を送ったかのように、鮮明で魅力的な景色を見せる、そんな言葉になっている。
●ビジョナリーワードの条件①解像度(できる限り具体的に)②目的地までの距離(行ってみたい、という憧れをかきたてると同時に「行けるかもしれない」と思える絶妙な距離)③風景の魅力(世界を良い方向へ導いていってくれるかもしれない、という変化への期待感)
●ビジョナリーワード作成のプロセス①現状を疑う(本当にそう?)②未来を探る(もしも?)③言葉をつくる(つまり?)④計画をつくる(そのために?)
●言葉をつくる技法①呼び名を変える②ひっくり返す③喩える④ずらす⑤反対を組み合わせる
●イノベーションは矛盾から始まる。ルールそのものを変える、イノベーションを起こす、そういった目的を持つ場合には、現在を起点にした計画(フォアキャスティング)ではなく、未来を起点にする考え方(バックキャスティング)が必要です。