紙の本
最強の手帳から最適の手帳へ
2012/01/03 21:36
8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:木の葉燃朗 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は手帳評論家としても知られる著述家・編集者。これまでも手帳に関する著作を多く出版しているが、この本は題名のとおり手帳のカスタマイズについて書かれたもの。このテーマを取り上げた理由については、次のように説明されている。
「今まで手帳が好きな人たちは、『どれが最強の手帳か』という問いを、延々と繰り返してきました」(p.3)。しかし、完全に自分の理想と一致する手帳は存在しないはずだという。そこで必要になるのは、自分にあった手帳に機能を足したり引いたりして、理想に近づけて行くこと。著者は「自分なりのカスタマイズをほどこした手帳を、『マイ手帳』」(p.2)と呼び、「市販の手帳をカスタマイズしてマイ手帳を作り上げることは、世界にたった一冊の、自分だけの最強手帳を作ることに他ならない」(p.3)という。
最強を選ぶことから最適を作ることへ、という考え方には、大いに賛成する。私自身も、他の方による手帳術や手帳の使い方をすべて取り入れることには違和感がある。そこで様々な人の方法から自分に必要な部分を取り入れ、自分なりの方法を模索している。その自分の考え方と、この本のテーマは合致しているように思う。
本の構成は、まずプロローグでカスタマイズの概要を解説する。ここでは手帳の構造、手帳の五つの基本機能、パソコンとの連動などについて書かれている。
その後、ジャンル別のカスタマイズの事例が紹介される。手帳に様々なものを貼る・挟む、リフィルのカスタマイズや自作、パーツの増設、生活・仕事のためのカスタマイズ、最後にはデジタルとの連携にも触れられている。一般的な手帳術の本とは異なり、特定の方法を推奨するわけではなく、幅広い事例を紹介している。読者としては、自分にあった方法やパーツを選んで、実際に自分の手帳に取り入れることを考えながら読むことができる。また仕事での使い方に偏らず、「自分だけのお守りを入れる」とか、「通院リストと診察券をまとめて管理する」といった事例もある。
ひと通り読んで、その時点で参考になることは取り入れればいいし、自分の環境や使っている手帳が変化したときに読み直してみると、改めて参考になる部分があるかもしれない。そういう意味で、長く手元においておきたい本。
紙の本
カスタマイズ!
2012/06/07 04:24
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MALSIBD - この投稿者のレビュー一覧を見る
様々な手帳を使いやすくするためのちょっとしたアイデア、小物の紹介などが満載です。
手帳の種類を選ばないところがいいです。
手帳に貼り付けたり、システム手帳のリフィルがダウンロードできるURLの紹介も結構あります。
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さすがに手帳ジャーナリストだけあって、いろいろと試してみたくなるような有用そうな実例が豊富。
自分ではこれだけのネタは調べつくせない。おかげでますます手帳ライフが楽しめそう。
ちなみに、私はシステム手帳を使ってます。
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実践しやすい要素盛りだくさん。
読み応えのあるカスタマイズ How to 本。
手持ちのトラベラーズノートを
いかに自分らしく使い易くカスタマイズするか熟考中。
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もっとも自分に合った手帳は、手元にある手帳で、「自分なりの手帳を作り上げたもの(=カスタマイズしたもの)」であるというのがコンセプト。
文具や手帳が好きな人は、ペン一つ、ノート一つを買うにも吟味するに違いない。そして、こと手帳に関しては「自分にぴったりの手帳(リフィル)はない」と気づき、少なからずカスタマイズを始めるだろう。しかし、本当に自分にあったカスタマイズを行い、自分ルールを決めて運用している人は一握りなのではないだろうか。私は、手帳やノートが好きで、常に同時に十数冊の手帳とノートを使用するという、ある意味完全に「破たん」しているノートの使い方をしている。なぜこのようなことになるかといえば、どんなに手帳が好きでもなかなか「カスタマイズ」までには到達せず、なんだかふわっとした定まりきれていないテーマごとの手帳が出来上がったりするからだ。
そんなふわっとした人間なら、この「カスタマイズ術」をヒントにして、少しでも自分ルールを決めていくというのは、大きな第一歩になるのではないかと思う。ただし、この本を買って読むならば次の2点を心に留めておくことが必要不可欠。
1つ。自分なりのルールを決めよう、という思いを持つこと。
あくまで「自分なりのカスタマイズ」をすることが重要だ。そうでなければ、このような「カスタマイズ術」も市販のリフィルと同じレベルに落ちてしまう。あくまでこの本は「ヒント」であり、自分の持っている手帳やメモ帳、生活スタイルに合わせて「必要なものはなにか」「あれば便利・楽しいものはなにか」ということを考えながら読まなければならない。
2つ。この本は「読む」だけではなく、「行動する」ことで意味を持つということに留意すること。
この本は、一般的なカスタマイズ方法だけでなく、公式・非公式のリフィル配布のURLなどを示してくれている。正直、このような情報は、10年後にみて有効であるとは断言できない。今、コンピューターに向かい、リフィルをダウンロードしてみたり、さらに検索してみたりするという行動が求められる。もしそのような行動を行わないのであれば、この本を読む必要はないだろう。
すでに自分なりの手帳ルールがしっかり決まっている人は幸せだが、決まってない人はこれからいろんな方法を試してみるという楽しみが待っていると思う。すぐにコレといったものが見つからなくても、試行錯誤すること自体が、幸せだ。
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手帳ブームと呼ばれて久しいですが、私も数々の手帳遍歴を重ねてきました。
古くはシステムダイアリ、ミニ6穴、フランクリンー、ザウルス・・・などなど。
どんな手帳が自分のライフスタイルに合うのか試行錯誤を繰り返してきました。
人気の手帳は、どれもそれぞれに考え抜かれたものですが、どこか手帳に自分を合わせてしまうところがありました。
私は既定の手帳にありがちな巻末の付録やリフィルに記載された格言などは押し付けに感じてしまいます。
必要な情報、胸を打つ言葉というのは人それぞれだと思うのです。
自分にとって必要な情報であれば、自分でそれを記録し、奮い立たせてくれる言葉があれば自分で記録しておきたい。
そこで行き着いたのは当然過ぎる結論。
自分で手帳を作ってしまおうということです。
手帳評論家 舘神龍彦氏の著書
「手帳カスタマイズ術」
横帯にはこうあります。
「理想の手帳探し」はもうやめよう!
ワガママな習慣管理も自由自在!貼って挟んで自作して、どんな手帳・ノートも自分仕様にアレンジできる「最強手帳」の作り方。
(内容)
PROLOGUE どんな手帳も自分に合わせてカスタマイズできる!
CHAPTER1 「貼る」「挟む」でマイ手帳にアレンジする
CHAPTER2 「自作リフィル」で自分だけの習慣化フォーマットを作る
CHAPTER3 パーツを増設してマイ手帳の可能性を無限大にする
CHAPTER4 毎日の生活に活かすマイ手帳カスタマイズ術
CHAPTER5 仕事に活かすマイ手帳カスタマイズ術
CHAPTER6 マイ手帳を使いこなすためのデジアナ併用術
今までの数ある手帳術の本とは違い、手帳を自分仕様として使うためのTipが58記載された本です。
内容は実用的なものが多く、ありきたりのものではありません。
自分で手帳の使いこなしに試行錯誤した人向きの内容と言えるでしょう。
特にデジアナ併用術で必ず発生する同期の問題(本書ではポケット2つ問題)は、偶然にも私が試行錯誤して、たどり着いた方法とほぼ同様で我が意を得たりでした。
カスタマイズ術と言ってもリフィルの自作だけではなく、綴じ手帳であってもマイ手帳とするための様々な方法があることを本書で知りました。
手帳に悩んでいる方にはお奨めの一冊です。
※ 著者様、出版社様、献本いただきありがとうございました。
非常に内容の濃い新しいコンセプトの手帳本でした。
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手帳特集の雑誌とかは数々呼んできましたが・・・
「マイ手帳を作る」視点は目からウロコでした。
色々ネタがあって楽しめました。
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確かに今まで手帳の選び方、使い方と言ったジャンルの本は飛び交っていたけど、カスタマイズ方法の本なかった。
それをテーマにしたのがナイスだと思う。
内容も、手帳の種類を問わず実践できるものが多い。早速やってみたくなる。
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【新刊】手帳カスタマイズ術 最強の「マイ手帳」を作る58のヒント 舘神 龍彦
http://yamatoiebakawa.blogspot.com/2011/12/01.html
まさに今手帳シーズンです。お店でも手帳コーナーにたくさんの人が集まっていますよね。読書のみなさんもお気に入りの手帳を探されているのではないでしょうか。
そんななか、今日ご紹介する『手帳カスタマイズ術 最強の「マイ手帳」を作る58のヒント』は、手帳を自分が使いやすいように改良する方法がたくさん紹介されています。
58のヒントには、モレスキンやほぼ日といったスタンダードな手帳のカスタマイズあり、スマホやグーグルカレンダーとの連携ありと、手帳好きを唸らせる内容になっています。
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p.216のあとがきにあります。“編集者氏に言われたのは「手帳術にはしないでください」ということでした。”ということで、いわゆる手帳術の本ではないところが特徴的です。
私も手帳が大好きで、9月から年末にかけて何冊も手帳を手に取り、その中で何冊かは実際に買ってしまい、その割にはあまり使わず、挙げ句の果てに4月始まりの手帳もながめてしまうという生活をここ何年もくり返しているので分かるのですが、全てが100%満足という手帳は、どうもこの世の中には存在していないようです。
ではどうするか。自分の理想の手帳を追い続けて、次々に手帳の浮気をくり返すのも一つの方法ですが、いっそのこと、お気に入りの手帳をベースに、カスタマイズしたらどうですかというのがこの本の提案です。
インデックスシール、マスキングテープ、ノート、メモ帳など、流行りの文房具を組み合わせて、足りないところを補えば、あら不思議、自分だけの「マイ手帳」誕生となるわけです。
ただ、自分の理想とする手帳の姿がイメージできている人はいいと思うのですが、何となく物足りない、何となく使いにくいという人には、どんなパーツが必要なのか、それを決めることが難しいかもしれません。もっとも、悩んでいるから楽しいのかもしれません。
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かつては、手帳の自作も考えましたが、手間がかかりすぎて断念しましたが、この本を読むと、既製品でも、やりようによって相当カスタマイズできることがよくわかって、とても役に立った。
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暗黙の、こう使わないといけない!的な枠組みや考えを壊す本。様々考え、使い分け、ツールの紹介、著者以外の名人の使い方なども紹介。ライフスタイルが変わったり、マンネリを感じたときに、また開いてみたい
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「あとがき」にもあるように、「58のヒント」は何ら体系だったものではなく、また、文章の構成も下手すぎて、大変読みづらくなっている。
例えば、カスタマイズ例なのか、自分の意見なのか、背景の話なのか、メモを取るライフハックなのか、単なる事実なのか、何かの誰かの事例なのか、あたりがごちゃごちゃ。そして、写真も結局どの部分のなんの説明を指しているのかぱっと見わかりにくい。よくこのまま本にしたもんだ。
こういう「◯◯このコツやヒント」みたいなものは、書籍で買うともったいないので、Webか何かで読むのがいい。
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スケジュールに限らない手帳のカスタマイズに興味があり、参考に出来るアイディアを求めて購入。
知っている情報もあり、全てが新しい情報ではないが、具体的な内容がいくつか参考になった。
中でもテンプレート情報、人脈図は参考になった。
また読み返してみたいと思う。
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良かった。
結局は自分で好きなように手帳を作り上げればいいよ、
という筆者のオチが痛快。
じゃあこれ読まなくていいじゃん笑