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四つの嘘
著者 大石静 (著)
淫乱に生きるしかない詩文。平凡に生きるしかない満希子。仕事に生きるしかないネリ。平凡に生きるはずだった美波。かつて私立女子校で同級生だった四人はそれぞれ別の人生を歩んでい...
四つの嘘
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四つの噓 (幻冬舎文庫)
商品説明
淫乱に生きるしかない詩文。平凡に生きるしかない満希子。仕事に生きるしかないネリ。平凡に生きるはずだった美波。かつて私立女子校で同級生だった四人はそれぞれ別の人生を歩んでいたが、美波が四十一歳で事故死したことから、運命が絡みあう。残された三人の胸に愚かしくも残酷な「あの頃」が蘇り、それぞれの「嘘」が暴き立てられていく――。
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紙の本
絡んでいく嘘。
2008/10/19 08:49
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オクヤマメグミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラマを見ていたので原作も読みたくなった。
ただ、最終回の前に結末を知ってしまうのも何だかなあ…と思ったので放映終了まで本棚にこの本を隠しておいた。
それは正しかったようで、ドラマ終了後タガが外れたように一気に読んでしまった。途中で『今日はここまで』と自重したくらい止まらなくなった。
登場人物の4人の女性たちは私よりも少し年上。
出身高校は一緒だけれど、現在は境遇も暮らしぶりも全然違う。
物語は23年前の高校時代と、現代を行き来する。
回想する場面なのにタイムラグを感じさせず、つい昨日のできごとのように目の前に現われる。
高校時代のエピソードなどは共感できることも多かった。
思春期特有の青臭い正義感、友情バランスの危うさ、ドラマよりも内面が深く書き込まれているので、より深く登場人物の気持ちに添うことが出来た。
嘘の結末は必ずしも悪いものじゃない。