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100のしっぽ物語 1
その子犬は、生まれる時産道でへその緒が切れ呼吸を始めるまで30分かかった。「残念ですがこの子は育たないと思います」獣医にそう言われた石川夫妻は「この子 頑張ってるだから生...
100のしっぽ物語 1
100のしっぽ物語 いしかわさんの犬語り (flowersフラワーコミックスα)
商品説明
その子犬は、生まれる時産道でへその緒が切れ
呼吸を始めるまで30分かかった。
「残念ですがこの子は育たないと思います」
獣医にそう言われた石川夫妻は
「この子 頑張ってる
だから生きてるかぎり 私が世話をするわ」
「そうだね 最善を尽くそう」
そう話してその犬を世話すると決めた。
「おとうさん この子 鳴かないね 鳴けないのかしら
一度も声を聞かないわ」
子犬は立っても、バランスを保つことができない。
石川さんはスポンジと布で頭を守るヘッドギアを作った。
はじめは3歩 翌日は7歩。
何度転んでも
子犬は前に進もうとした。
「この子 倒れても倒れても起き上がろうとしている」
「起き上がりこぼしの コボちゃんだ」
名前が決まった「コボ」は、それから奇跡の犬となる・・・。
北海道ムツゴロウ王国で、30余年。
犬と人とが同居する楽園”百友坊”で、2000匹の犬たちと石川さんが見つめてきた命の物語を、短編の名手・奈知未佐子が
温かく精緻なタッチで描き出す・・・
ブー、マロ、タブ、ミゾレ、ダーチャ、タロー、ベルク、ラーナ、シグレ、トカチ、そして奇跡の犬、コボ。
11匹の犬たちの物語。
犬と人、出会いと別れの感動の実話。
単行本化にあたって、石川利昭氏が綴ったそれぞれの犬の思い出エッセイも同時収録。
実際の犬たちの写真なども多数収録。
読み応えたっぷりのコミックスです。
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とにかく多い分母ですから
2019/10/28 20:45
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投稿者:壱与 - この投稿者のレビュー一覧を見る
たくさんの犬を飼ってきた石川さんの犬との実話。犬が喋ったり、思ったことを吹き出しで書いてあったりしないので安心です。多くの犬との関係で特に印象深い犬ちゃんのエピソードなので、独りよがり感がなく、日本犬は他の犬に対して許容範囲が狭いなど勉強になる部分が色々あります。白黒だけど写真もあって、血統書の登録名も書いてあるのが、石川家の犬ファンとしては嬉しいです。絵はシンプルゆえ想像の余地がたくさんあるタイプで、かわいいですよ。