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日本の特別地域 特別編集31 これでいいのか 広島県 広島市
著者 地域批評シリーズ編集部 , 川口有紀
「広島出身なんです」というと「ああ、お好み焼き!」とまず返ってくる。その次には「修学旅行で原爆ドームに行った」「やっぱりカープファン?」……この答えで大抵9割。カープ、原...
日本の特別地域 特別編集31 これでいいのか 広島県 広島市
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これでいいのか広島県広島市 焼け野原をチンチン電車で復活させた広島の正体 (日本の特別地域特別編集)
商品説明
「広島出身なんです」というと「ああ、お好み焼き!」とまず返ってくる。
その次には「修学旅行で原爆ドームに行った」「やっぱりカープファン?」
……この答えで大抵9割。
カープ、原爆、お好み焼き。
広島にはコレしか無いのか!?
と考え続け……ある意味、間違ってはないよな、という結論に。
思えば広島市というのは不思議な都市だ。
政令指定都市であり、中国地方最大の都市としてビジネス的に見て注目度は高い。
しかしながら、大阪や神戸と地理的に近いにもかかわらず
“関西”というイメージは少ない。
かつ、広島弁というのは全国的にもイメージが浸透しているものではあるものの、
「じゃあ広島人ってどんな人?」といわれると、
これがだれも一言ではいえないのではないだろうか。
当たり前だ、当の広島人がイマイチ把握していないのだから。
しかし。海外に出れば、ヘタをすれば“東京”の次に有名な都市でもあったりする。
この場合の広島はカタカナの“ヒロシマ”。
被爆地として有名だったり、カープや観光地で有名だったり、
でも自分たちのことは意外とよく分かっていなかったり……それが“広島人”だ。
この本を書くにあたり市内で取材を繰り返し、だんだんと分かってきたことは
「なぜ広島市がこうなったのか」という歴史が絡んだ複雑な事情と、
そして意外と広島の人々はその事実を漠然としか把握してない、ということだ。
日常過ぎて見落としている広島市の“謎”は意外と多い。
ヘビーな歴史も絡んできたりするが、事実だから仕方ない。
この機会に、自分たちも知らない「広島市の正体」を紐解いてみようではないか。
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食い足りない
2014/01/04 17:21
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投稿者:愚犬転助 - この投稿者のレビュー一覧を見る
マイクロマガジン社の同シリーズ「岡山県」がおおいに笑えたので、つづいて購入した。残念ながら、「岡山県」ほどの「へぇー」「あっちゃー」といった驚きはない。
たしかに、広島弁に「じゃけんのう」はない、広島はバス王国である、廃墟のなんちゃって城・尾道城といった話はおもしろい。ただ、東日本大震災と原発危機後の本だけあって、原爆と地震にひきづられすぎている。平和教育には陰の側面もあるのだが、自主規制せざるをえないようだ。しかたのない話だが、そのあたりから、食い足りなさ感が残ってしまっている。