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「伝わる」プレゼンをするための資料作成方法を指南する本書。
要は「徹底的に相手に寄り添う」ことがコツだと。その方法は特に書かれていないが。
自分のゴールを決め、相手のゴールを想像し、その間の架け橋を探る。これがシナリオの作り方。
それを元にキーとなるスライドを作成し、それを補助するスライドとあわせてどこに持ってくるかを決める。これがストーリーの作り方。
いくつか参考になるところがあったので抜書きしておく。
「楽しい」×「まじめ」はかけはしになる
「箇条書き」「名詞化」「熟語化」で強い言葉を作る
Goal→Analyze→Result→Propose→Future→Schedule
巻末に添付されている「伝わる図解 設計図」のテンプレは参考になるし、途中に纏められていた「5W2H別 図解使用例」はわかりやすくて良い。
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プレゼンではキースライドとその適切なタイミングが重要。
タイトルに「図解」とありますが、プレゼンテーション作成の方法がメインです。
すぐに使える「伝える図解」設計図付き、とあるのですが、この設計図がちょっとわかりにくい(汗)
キースライドには自分ゴールと相手ゴールがある、その2つを設定して架け橋をかけるという部分は納得なのですが、相手が右脳派左脳派によって順番を変える部分、これ、同じ題材で比較してくれるとわかりやすくなると思うんだけど、私的にはピンときませんでした。
ビジネスプレゼンで右脳派の流れってやった事ないからかなあ。。
しかしコロンブスの企画書は面白かった!これそのまんま使ったらウケそうです。
そしてこれは取り入れてみようと思った点は、資料を見せたときに相手にどう言ってもらいたいか考えてみるという事。
提案書なら「そうしよう」かもしれないし
報告書なら「よくわかったよ」かもしれないし。
相手にどう思って欲しいか、から考えるのは自分の目的を考えるのに有効だなと思いました。
長い間取り組んでると、途中でぶれてしまう事ってありがちなので。
インフォグラフィックスという言葉は初めて聞いたのですが、探してみると色々あるんですねー。
そのままビジネス現場で使えるかどうかは、職場の「色」もありそうですが、参考になるので色々見てみようと思います。
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この本の著者は,前著である『「朝4時起き」で、すべてがうまく回り出す!』で知っていて,コンセプトがわかりやすく印象に残りやすいと思っていました.それもそのはずで,プレゼンテーションの作成に携わっていたのですね.
私は,上司に対するプレゼンテーションがなかなかうまくいかないので,どこが悪いのか,どうすれば良くなるのかをよく考えていました.
ちょうど本文でも上司と部下のやり取りのシーンが出てきますが,ポイントは以下のとおりです.
①自分ルール(自分が何を伝えたいのか)を明確にする
②相手ルール(相手が何を望んでいるのか)を明確にする
③相手とのかけはしをかける→私が何のために話をするのかを始めに伝える
④話の流れを考える→そのまま時系列でなく,考えたことを抽出してわかるように話す.
これを考えてまとめてからプレゼンするだけで,十分な効果が得られそうです.
とくに納得したのは,自分は時系列で話すことが多かったということです.
ここでは夫婦の会話の例が出ていまして,妻の話になかなか結論が出ないので,夫が要点をまとめられずにイライラするという例が出ています.
夫は何かアドバイスをしようと要点が知りたいのですが,妻はそんなことは考えておらず,起こった出来事と感情を話してそれで十分なのです.
こういった伝える側と受け取る側のずれを認識することで,伝わるプレゼンができるそうです.
これはさっそく取り入れて,上司にプレゼンします.
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朝4時起きの提唱者である池田さんが著者。
スライドの作成方法も含まれているものの、個人的には企画を通す、やりたいことを実現するためにプレゼン(資料)を上手に使いましょう、という目的に共感。
本書の中に書かれていることは、コンサルティングファームに在籍していれば、目新しくものではない。ただ、日々の行動と照らして、振り返る効果はあった。
資料作成に自信がない、自分の伝えたいことが相手に上手く伝えられないことが多い…という方は、一読の価値あり。
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自分の思いばかり出過ぎて、相手に全然響かない重厚長大なプレゼンを作りがちな人にオススメ。
手法を1枚にまとめた図5「伝わる図解」設計図(ワークシート)と、その近辺の解説はそのまま実用になりそう。
なお途中に、コロンブスがスペイン国王にZIPANG発見プロジェクトを提案するという仮想プレゼン事例があり、これが地味に面白かった。
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スライド作成のポイントを、経験から得た整理で分かりやすさを教えてくれると言う本書。プレゼン資料作成の下請け仕事をずっとやり続けた経験は本当にすごい。一線のビジネスパーソンにとっては当たり前だけども、再度認識すべき内容だ。また、著者はその中で朝4時半に起きなさいと朝活を提唱したアイデアや行動力は凄いの一言。会った事は無いけれど、きっといろんな事があったけど、とても前向きな考え方を持つにいたった方なのだろうと想像している。大事なことは、①自分のゴールを決める(相手が何を知りたいのか、この資料作成の目的は何かを5W1Hで)②相手のゴールを調べる(どんな反応となれば良いか、その後どんな行動をとってもらうのか等)③自分のゴールと相手のゴールのかけ橋を作る(実際にはWinWinの関係を作りだすということ)④キースライドを作る(言語、数字、図解の3つを駆使して、主語と述語と数字で語る)⑤キースライド挿入のタイミングを考える(GARPFSシナリオ、Goal Analyze Result Propose Future Scheduleをノートに手書きで )⑥補強スライドを作る。もう少しフォーカスすれば、キースライドの前にキーとなるシナリオ書いてシャープにしてから望む方がより刺さるものに仕上がる。
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003
定期的にプレゼンテーション資料作成の本を読むようにしています。
頭でっかちになりがちなので、資料作成のプロの基本をまず真似するようにという意からなのですが、
本作は、図解化コンサルタントという言わば、図化することで、プレゼンの一連の流れを相手にどう早く理解してもらうか、相手のふところにすっと入れるか?ということに特化した本です。
この本に書かれてるGARPFSメソッドの練習をしてみたいと思う。
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プレゼンテーションのスライド資料を用意するための手順とコツ。
自分のゴールだけでなく、相手のゴール(期待)を調べ、双方のかけはしをつくる点は、伝わる資料のコツだと感じた。
キースライドと補助スライド、キースライドのタイミングや右脳タイプと左脳タイプでの説明の展開の違いなど、なるほどと感じたが、実際に伝わる資料を上手に作るスキルを身に着けるには、新聞やヤフーニュースなどのお手本を意識しながら、実体験を重ねるしかないのではと思う。
13-25
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どんなに世界の多くの人々を救う素晴らしい話をしても、その人になんの関心もなければ、伝わるどころか独りよがりの押しつけになってしまいます。
プレゼンも、こちらの一方的な発信ではなくコミュニケーションなので、相手にどうメリットがあるかをきちんと分かりやすく説明してあげなければ、納得してくれないでしょう。
また、相手の不安を取り除き、安心して聞いてもらうために、メリットばかりでなくデメリットも合わせて伝えると良い結果につながると説明しています。
その他、自分の言いたいことの目的がブレないようにするテクニックとして、6ステップを紹介しています。
「伝わる図解」のキモとなる 6ステップ思考法
[STEP1] 自分ゴールを決める
相手がなぜ、この資料を作る必要があるのかのゴールを考える
[STEP2] 相手ゴールを調べる
相手が自分の資料に求めていること、相手の価値観、判断基準を様々な視点から探る
[STEP3] 自分ゴールと相手ゴールの「かけはし」を探る
相手が、自分のアイディアを採用すると、相手にとってメリットがあるという伝え方はできないか考える
[STEP4] キースライドを作る
「かけはし」を踏まえた落としどころを端的に表すスライドを作る
[STEP5] 補強スライドを作る
キースライドを補強するスライドを作って順番を調整する
プレゼン力とは、見やすい資料を作り人前で上手に話す技術だけでなく、まず相手が何を求めているのかを探る力も重要になるのではないのでしょうか。
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プレゼンに役に立つ。って当たり前。面白い。
論理的思考、鍛えたい。鍛えよう。もっと、、と思わされた。感謝。
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すぐ読めて判りやすいのだが、伝える相手が右脳型か左脳型かなんて、判らない場合がほとんどなんですけど・・・
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伝える。と伝わる。は異なる。
資料作成においては何を伝えるか。と同時に何を捨てるか。を決めるプロセスが重要。
まずはPCから離れて紙の上で考える。
これは他の本でも読んだことがある方法。
6ステップ思考法
1.自分のゴールを決める
誰に、何を、いつ、何故。を明確化する。
2.相手のゴールを調べる
相手の気持ちになる。
相手がどう感じ、どう動くかを先回りして考える。
3.自分ゴールと相手ゴールの架け橋を探る
自分の思いは一旦横に置き、まず相手のメリットを考える。
相手の望んでいることから、自分のやりたいことを見つける。
4.キースライドを作る
数字を使い表現する。
主語と述語と数字で語る。
5.キースライド挿入タイミングを考える
まずは手書きで考える。PCはあくまでも手段。
6.補強スライドを作る
データの出所は必ず記載する。それは備忘、信頼性、元データに後で参照できるため。
グラフタイトルに伝えることを凝縮させる。
一般的な名前を書いてしまいがちだが、プレゼンは論文とは違うということ。
最初にプレゼンの全体像を見せる。例えば目次や時間配分。
専門用語を使う時は、内輪の言葉か否か確認する。
4色todoマトリックス
緊急と重要で分ける。
もっと意識して資料を作る。またたくさんの資料を見ることや新聞の図からも学ぶ。
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プレゼン本というよりは、考えの整理の仕方について書いてある本だと思った。
6つのStepは、自分の考えを他人に伝えるためには非常に有効だと感じた。
実践したいタイミングでちょこちょこ読み返そうと思う。
でっこみ引っこみ合って期待値通りなので、★3つ。
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プレゼン作成術とあるようにビジネス・シーンで相手を腹落ちさせ行動を起こすことに意味があるとする。
相手ルールスライド=水戸黄門印籠スライドと呼ばれるものがそれでそれをさらいキー・スライドと呼んでいる。プレゼンのどの位置にいれるかがポイントだという。
スティーブ・ジョブスのプレゼンは一般人が真似られないものとしているが、極論すれば伝える内容を絞りに絞った上で、その伝える内容を端的に示す写真や数値(イラストはあまりない)を厳選に厳選を重ねるという愚直な方法で行っているだけと推察するので当てはまらないと思う。