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恋それとも愛 パートナーズ
著者 著者:鎌田 敏夫
「女にモテることを人生の言訳にしているかぎり、あなたは一流の選手にはなれない」プロ野球選手・佐伯達夫が二軍のポジションを奪われそうなときだった。プロ野球担当の新聞記者・坂...
恋それとも愛 パートナーズ
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恋それとも愛 パートナーズ (角川文庫)
商品説明
「女にモテることを人生の言訳にしているかぎり、あなたは一流の選手にはなれない」プロ野球選手・佐伯達夫が二軍のポジションを奪われそうなときだった。プロ野球担当の新聞記者・坂井千晴にこの言葉を投げつけられたのは――。達夫の不振はそれからも続いた。ある夜、達夫は千晴を求める。最初は千晴も断るが、遂に達夫と一夜をともにした。以来、達夫の活躍は目覚しく一軍に昇格。恋でも愛でもない二人の関係は続くが……。常識や習慣に囚われない自分たちだけの関係で生きる男と女を瑞々しく描いた珠玉の短編集!
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紙の本
関係をひとことでなんてきっと表せない
2003/11/22 18:57
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投稿者:オクヤマメグミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
雑誌で紹介されていて、学生時代によく読んだなと思い購入。男女の関係をテーマにした短編集。まさに「恋それとも愛」と悩むところである。
年頃の男女イコール恋愛関係というのは安直だし薄っぺらい。全てが恋愛につながっている訳ではないだろう。この広い世の中には、言葉では言い表せない色々な「つながり」があるはずだ。
解説に書かれていたが、これほど女心の分かる男性作家はそうはいないだろう。数々のドラマをヒットさせた脚本家としての才力も納得できる。身近な材料を深い観察眼で掘り下げて、著者独自の世界を広げている。私はそれに引き込まれてしまう。
パートナーとは?
甘えない、依存しない。そんな急には強くなれないけれど、まずは自分の足でしっかり立って、並んで歩きながらお互いを見つめあえる関係に憧れる。
言葉でくくれなくて、構わないから。