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電子書籍
HANAGATA
著者 小安 珠世
日本が世界に誇る伝統芸能、歌舞伎!!その名家、松丸家の子として生まれながら、両親の離婚で母と共に行方不明になっていた虎太郎・・・・・・彼はロシアに渡り、優秀なバレエダンサ...
HANAGATA
HANAGATA 歌舞伎者松丸竜之助一代記 (ビッグコミックス)
商品説明
日本が世界に誇る伝統芸能、歌舞伎!!その名家、松丸家の子として生まれながら、両親の離婚で母と共に行方不明になっていた虎太郎・・・・・・彼はロシアに渡り、優秀なバレエダンサーになっていた!!20年の歳月を経て、ようやく虎太郎を見つけた祖母、八千代は松丸家の存続のため、虎太郎を強引に日本に連れ戻したのだが・・・・・・!?
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紙の本
花形役者への道、行ってやろうじゃない!
2004/12/12 01:59
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投稿者:伊佐治祝 - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼い頃に両親が離婚。母と新しい父と共にロシアに渡った虎太郎(こたろう)は、20年の月日を経てバレエダンサーとして名を挙げていた。…実は虎太郎の実父は、梨園の人間。だが一年前に死に、誰が家を継ぐのか問題になっていた。虎太郎の存在を知った祖母は、強引に虎太郎を日本に連れ戻す。事情をまったく知らない虎太郎だったのだが、歌舞伎に興味を持ち始め…。
長年異国の地で育った虎太郎が日本語を使うのは母親の前くらい。そのせいで彼は女言葉をあやつる。更に冒頭やカバーの裏表紙には、チュチュ着て踊っている姿、なんてものも描かれている。…そんな彼のことをよくいえば個性派、悪くいえば常識が通じぬ奴といったところだろうか?
だからといって、歌舞伎に対してフザけた態度で接しているわけではない。歌舞伎では、女性の役も男性が演じる。作中に虎太郎と宗太郎(そうたろう)のふたりが試行錯誤して役を掴んでいく場面があるのだが、そのやりとりがなかなかいい。
家や血筋とは切っても切り離せぬのが、歌舞伎の世界。自ら歌舞伎役者であることを選んだ虎太郎には、芸の道を極めてもらいたいものだ。