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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
選手への強い愛情が伝わってくる。キム・ヨナさんとな関係は、あまり良くないものになってしまった悲哀がありました。
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投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
キムヨナ選手を育てて、羽入選手まで世界一の選手に育て上げた名コーチです。優しそうな印象のコーチですね。
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金妍児、ハビエル・フェルナンデス、そして羽生結弦のコーチとして日本でも有名なブライアン・オーサー氏のコーチ論。
著者にオーサー氏の名前があるが、読んだ印象としては、構成・翻訳で名前がある野口美惠による語り起こしという感じ。
(実際どうだかは分からないけど)
モロゾフの本も読んだけど、やはりメダリスト達の裏側でどんなドラマが起こっているのか、という部分が面白い。
そして今のフィギュアスケートにおいて“戦略”というものがいかに大事かということ。
羽生のオリンピック金メダルについて、「金メダルは練習のときに決まっていた」と言っているが、荒川静香のトリノ五輪金メダルについて、モロゾフも似たようなことを言っていた。
今季、羽生は前代未聞のトラブルに次々と見舞われ、ハビエルは世界選手権初優勝、ナム君はシニア・デビューを見事な成績で終えた。
ソチ後の話もぜひ読みたいので、ピョンチャンの後にでも続編を出してほしい。
あと、金妍児に対する見方が少し変わった。
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現、羽生結弦のコーチ、ブライアン・オーサーへのインタビューを基に書かれた本。
8年しかコーチをしていないのに、羽生結弦、キム・ヨナという2人の金メダリスト、世界選手権メダリストのハビエル・フェルナンデスや、ジュニア世界チャンピオンのナム・グエンを育てたすごい人である。
しかし、強力な指導力というより、選手に寄り添う指導法、技術面のみならず生活面まで面倒を見てしまうこと、人としての成長を大切にするところ、感謝気持ちを忘れない等、謙虚な包み込むような人柄が書かれている。
それでも、多くのコーチーを抱え、チームとして選手をサポートしていくことから、(言葉では書かれていないが)合理的であり、人の上に立つことのできるリーダーシップ・決断力もある人なのだろう。
そして、情報収集力。ジャッジや関係者へのアプローチがとても上手い人である。
人間的な暖かさと点数を上げることへの対応・ビジネスと考える合理性、バランスの取れた人である。
本書はキム・ヨナのこともかなり書かれており、初めての教え子、自分は父親のような存在で、キム・ヨナ引退後もずっと繋がっていけると思っていたと寂しさが伝わってくる。ソチでも挨拶をかわす程度で関係を取り戻すことができなかったと。
コーチとしての手腕はキムの章が細かく具体的に表れており、それだけに切ない。
ハビエルについては、手のかかる愛らしい息子と可愛くてたまらない様子。キム・ヨナが去って空虚な時に表れた救世主、夢中になったと。
(羽生)ユヅルについては、自分に似ている双子の弟、ユヅルの判断を信頼・尊重している様子。
オーサーへ師事した時はすでに世界選手権銅メダリストであり、ハビエルのように生活面まで面倒を見たり、キム・ヨナのように15歳からオリンピックに向け時間をかけて指導したわけではなく、とにかくオリンピックに間に合うよう整えたという感じで、オーサーの感情的な面があまり伝わってこないのが物足りなかった。
ユヅルについては、今後の4年間で関係がどう深まっていくのか、次のオリンピックが終わった後に、もう一度聞きたいと思う。
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これは素晴らしい。オーサーの素晴らしい人柄が際立ちます。選手時代からヨナとの練習、羽生くんやハビエルとの関係、充実した内容です。樋口豊さん、野口美恵さんが関わって、浮ついたところのない、信頼感のある良書となっています。
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いつも結弦君のスケートを温かく見守り、ニコニコして、クマのプーさんのティッシュを抱え……、一体どんな人なのかと気になって手にした本。
この人に師事しているなら、きっともっとゆづは強くなるね。
素敵なコーチだった。
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本人の経歴と経験
羽生結弦との対談
コーチを始めた時の話(キムヨナ)
その後(羽生結弦、ハビエルフェルナンデス)
(ちょいクリスティーナガオ、アダムリッポン)
ソチオリンピック
チームブライアンについて
やっぱりすごい人だなーという感想。
バンクーバーの時に戦慄したもんなぁ〜
コーチ合うのね!みたいな。
メディアコントロールは大事よね。
なんだかんだ、ヨナさんや羽生さんについては報道あるから想像ついたけど、ハビエルさんについてはわからなかったので、そこが興味深かった。
あと、ガオちゃんとか。
そうだなぁ、リッポンさんもいたのよねなど。
彼については心配してたけど今年はかなり復活してきたのでわりと良かったなって思う。
ナムくんもいい感じだし、がんばって欲しいですなー
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ブライアン・オーサー氏が素晴らしすぎる。
彼の人となりがすべてをもたらし、それが
結果に繋がっている。
“下手にいじってダメにするな”
とても納得のいく諺です。
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現在、日本の羽生結弦とスペインのハビエル・フェルナンデスのコーチを務めるブラインアン・オーサー。(私の中では羽生くんが演技をしているときにプーさんのティッシュケースと一緒にリンク横にいる人笑)自身もオリンピックで二大会連続のメダルを獲得するなどスター選手として活躍した彼が、選手としての人生と、コーチとしての人生を語った1冊。
正直私はフィギュアスケートがめちゃくちゃ好きというわけではなく。オーサーコーチがキム・ヨナを指導していたことも、羽生くんと同時にハビエルも指導していることをこの本を読んで初めて知ったぐらいの人間なのですが。それでもとても興味深く、楽しく読むことができました。その理由の一つはオーサーコーチが「選手それぞれの勝つためのセオリー」をどんな人にも説明できるぐらいにハッキリ、確固として持っているからだと思います。本書にはキム・ヨナ、羽生くん、ハビエルそれぞれに対して「この選手はこういう性格、特徴だからこういう風に指導をする」ということが分かりやすく、具体的に書かれています。この本を読んでいると「気合と根性」で選手を伸ばすことは無理で、必要なのは「論理に裏打ちされた明確な戦略」なのだと強く思わされます。
そんな本なのでフィギュアファンはもちろんのこと、ファンじゃない人がマネジメントの勉強のために読んでもとても面白いと思います。これからの羽生くんとハビエルが楽しみになった!
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今シーズン、結弦の演技が変わった。静動、間、しなやかさ、情感‥‥すべてが豊かになった。
身体と心を酷使する厳しいアスリートの世界。
選手として輝けるのは、ほんの数年。
しかし、ブライアンは焦らず、彼の良さを個性を引き出してる。いいところをさらに伸ばし、彼の限られた選手人生のほんのひとときも無駄にしないように、結弦を輝かせ続けてる。
彼には選手がすべて。
自分流に引きずりこむのではない。
選手ひとりひとりに合わせ、プランを立て、愛情深く育てている。なんとまぁ、ストレスなく選手を活かす方法なんだろう。
穏やかに微笑むコーチ。
叱咤することもあるだろうに、彼を見る選手の表情にはなんの気兼ねもない。
ほんとにのびのびしてる。
信頼がそこにはある。
いつも結弦に胸が震えるたくさんの感動をもらっている。
チームブライアンに感謝ばかりです。
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同じコーチの下、同じカテゴリーで能力が拮抗する選手が一緒に練習することは難しいのかなと思っていました。
しかし、羽生とフェルナンデスはどちらもレベルアップしているし、とても楽しそう。
2人の素質や性格によるのかもしれないけれど、その秘密はチームブライアンにあるのだなと感じました。
新採点ルールの研究、生徒や家族との綿密な話し合い、生徒の個性に合わせた指導法。
遅刻ばかりしているフェルナンデスを家まで迎えに行くのが印象的・笑
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羽生くんが好きで手に取ったけれど、キム・ヨナの記述も多く、印象が変わりました。羽生くんやハビーはスケートが好きで楽しんでいるけれど、キム・ヨナはそうではなかったようで…
人との出会いや縁を大切にすることの意味がよく伝わってきます。中国大会の事故のこと、その後の世界選手権のことなど、まだまだ続きを読んでみたい。
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羽生くんを支える 顔は見えない人々がいる。
コーチングの要素がよく理解できた。
オーサーさんは
自分が経験した舞台で味わったこと。
技術、メンタル、対人面での
与えられたものをそれぞれの選手に応じて
フォローしている。
彼らは経験してないことを
オーサーさんは先読みして
段取りしているため
トップにたつ道のりが大幅に短くなっているのではと。
彼らにはそれを飛び越え
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コーチとしてのブライアン・オーサー氏は、才能あるスケーターを育成する機関をよりよく運営するため、スタッフを集め、仕組みを作り、そして、そこに魂をこめ、引っ張っていく存在というべきなのでしょうか。
この本で語られるクリケット・クラブは、科学的、実践的、戦略的でありながら、人としての暖かさにあふれているようです。
教え子に対するオーサー氏の視線の深さ・暖かさはとりわけ印象的で、個人的には、クリスティーヌ・ガオ選手について、彼女は自分はキム・ヨナには決してなれないと知っていたとした上で、文武両道を選び、彼の元を飛び立っていったことを自分にとっての幸せの形を見つけ、成功を手にしたと書いているところなど、心に残りました。
監修は樋口豊氏で、昔から親交があったと知り、これもまた、うれしい驚きでした。
この本が出てから、さらに時が流れ、その間に生まれた新しいエピソードも、オーサー氏からじかに聞いてみたいものです。そして、これからも新しい挑戦が続くのでしょう。
私は、スケートに限らず、スポーツを見るのは大好きなのですが、いわゆる「体育会系」の根性論やら、精神論やら、絶対服従やら、はては、体罰という名の暴力やらを見聞きするとげんなりします。あらゆるレベルのスポーツにおいて、真に人を育てるコーチングが主流となっていくことを祈りたいです。
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【コーチ力】
会社でも管理職は部下のために「良きコーチ」にならなければならないといいますが、日々起きるさまざまな出来事に翻弄されて、コーチに徹することができてない状況です。
すばらしいコーチは選手を優勝させることに専念します。すべてが選手のためです。
そこまで部下のために徹することができていないのが、一般の管理職のようにも感じます。また、コーチはひとりあるいは多くても二人の選手を見るだけですが、管理職は5人から多いときには20人の部下がいる部署もあります。到底スポーツのコーチのような振る舞いはできません。
しかし、「部下のための良きコーチ」という気持ちは常にもっておくべきです。部下を優勝させるそれが管理職の仕事です。(←できてないので自分にいいきかせている。。。)
自分ではなく利他の精神です。
今日は誰を幸せにしようかな!