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キューバ紀行
著者 堀田善衞
「祖国か、死か、われらは勝つ」至るところで見受けられるこの標語には、キューバ革命の切実さがこめられていた。独特の人種構造と砂糖生産に限定された経済構造。それがつくりだした...
商品説明
「祖国か、死か、われらは勝つ」至るところで見受けられるこの標語には、キューバ革命の切実さがこめられていた。独特の人種構造と砂糖生産に限定された経済構造。それがつくりだしたキューバの人々の気質。政治的にも経済的にも大国の影響下にあった国家の、宿命からの脱出の歴史に、20世紀後半の最大の特徴を見る。国家と国家の支配関係における本質的な問題を見据えた紀行文学の最高峰。
目次
- I 苦い砂糖(1 いつもアメリカの軍艦が睨んでいる/2 インディオとスペイン人とアフリカ奴隷/3 「過去は砂糖のようには甘くなかった」/4 砂糖根性と革命)/II 植民地の宿命からの脱出(1 植民地で常識は通用するか/2 たくさんの人がなぜ出て行ったのか/3 「単作産業国は自殺する」/4 「大将や大佐などはウンザリだ」/5 コカ・コーラの味は忘れられるか)/III キューバの内側から(1 ポンコツ大行進/2 革命がいやだという人たち/3 魯迅の文学について/4 フィデル・カストロのヒゲの由来/5 SIN・MISERIA)/IV シエラマエストラ山にて(1 ベルティリヨン一六六番地/2 山上のゲリラ学校/3 浅沼稲次郎紡績工場/4 車の後押しをするカストロ首相)
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