紙の本
表題を変えたら?
2010/03/17 22:42
40人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一読して扱っているのが長い昭和天皇の生涯から昭和20年から大体サンフランシスコ講和条約までなので「昭和20年代の中の昭和天皇論」とでも改題した方がいいのでは、と思った。
白村江の戦いの箇所で「遣唐使船」(292頁)とあるのは「遣隋使船」の間違いでは?天智天皇について、よく調べているにしては気になった。
氏も皇室について色々お調べになっているから、一度朝鮮王公族についてお書きになったら如何か?とも思った。そうすれば色々な事がお分かりになるだろうに。
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帯表
これほどの覚悟、
これほどの孤独、
これほどの無死を貫いた日本人がいただろうか?
初の完全描き下ろし、352ページ!
もっと早く知っておくべきだった「日本史最大の巨人」の真実。
帯裏
没後、21年を経て、昭和天皇が甦る。失いすぎた我々が今、求めているのは、まさにこの巨人ではなかったか-。大ベストセラー『戦争論』の続編にして『天皇論』の前編であるばかりでなく、日本と日本人を束ね、戦後65年をゼロからやり直すよすがとなる「象徴」を描ききった、小林よしのり畢生の巨編。
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やっぱり小林よしのりの本が好きだな。
毎度思うことだが、よしりんの本を読んでいて、気づくと息をするのを忘れるくらい集中していることがある。
今回もそんな感じだった。
いかに自分が何も知らなかったかをまたまた感じさせられた。
いろいろなエピソードに、フッと笑ってしまうところもあったし、涙が出てくるところもあった。今までよしりんの本でそんな感情になったことはなかったんだが・・・
そういう意味で、すごく楽しく読めた。
この本は手元に残すべき。そしてまた読みなおそう。
本当に良い本である。
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児島譲の「天皇」を読んだのはかれこれ20年前か。
久々に昭和天皇に関する本を読みました。マンガだけど。
知ってる話ばっかりだと思ってたけど、五箇条の御誓文なんて初めて読んだよ。
いわゆる「人間宣言」がほんとはどんなものか、恥ずかしながら初めて知りました。
読み応えがあります。そんでもってやっぱり泣けました。
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ゴーマニズム宣言を読むのは久しぶりで、まだ半分しか読んでませんが、3回くらい落涙してます。もしも他のひとが時の天皇だったら、いったいどうなっていたのだろうか?
読了しました。やはり残り半分も涙、涙・・・。
自分がいかにGHQの洗脳にはまっていたのかと思い知りました。
アメリカのプロパガンダは恐ろしい、シッコを見たときもそう思ったけど、この分だとまだまだ洗脳されていることが多いんだろうな。
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涙の一冊。
戦中戦後を詳しく知らず、なんとなくの情報だけで見てきた昭和天皇。
民のために生きておられたその人生を、
今からでも遅くないので知って欲しい。読んで欲しいと思う。
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あの時代のことを知るために、よくまとめてくれた、と思います。見方を変えると、終戦までより戦後のほうが凄まじい戦いを昭和天皇が行ってた、ということがわかります。いろいろと考えさせられます。
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元々昭和天皇は好きなんだけど、これを読んで自分の認識は間違っていなかったと再確認。
凡ての日本人に読んで欲しい一冊です。
戦後アメリカによって作り替えられた、歪んだ歴史を修正して欲しい。
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個人的に昭和天皇のことは大好きなので、ひたすらに感銘だけ受けて天皇万歳って言いたい気持ちにならないこともない。
でもすげー偏ってると思うよこれ。昭和天皇マンセー方向に。
書かれていることを鵜呑みにせず、しかしこれまで昭和天皇の功績が過小評価であったこともまた心に留めて、己の頭で裕仁殿下がどういう方であったのか、昭和という時代の「天皇」をもう一度見直す本としては悪くない。
いろんな人に読んでもらいたいとも思う。
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今まで抱いていた昭和天皇に対する考えが180度転換した。しかし、なぜこのような事実が当たり前のように知らしめられていないのだろうか。著者に敬意を表したい。
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2010/5/5
相変わらず大量の文献に当たりながらも、
自分の感性や歴史観で物事を論じていると思う。
現代という横軸だけでなく、過去・未来に思いを馳せる
天皇と言う存在のすごさはなかなかない。
天皇制は敗戦をよく乗り切ったし、昭和天皇の
貢献は大きい。
戦争責任というやからの不勉強。
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僕は中学生の頃、日本史の授業を理解する為、よく授業内容をマンガで書き取った。お陰で、御家人も舎人も検非違使もいまだに頭に入っている。
マンガで智を啓発させる巨人・小林よしのりが「戦争論」を上梓した際、これを読んで集いくる学生が多く、”英霊の遺徳”を理解して貰うのに手間が省けたものだが、皇室に対する尊崇の欠如、ややもすると戦没者の尊さの対局に皇室の存在を置く”ミシマ”的な陰影が、彼らや小林よしのりの戦争論にあったのが残念でも有った。
それがどうだろう。「天皇論」に続いての今回の「昭和天皇論」は、書き手として熟成し、智者の品格が横溢している。さらに収蔵されたエピソードは、若者達に知ってほしい事ばかりだ。実際、彼が描くことにより、多くの若者が皇室の存在の有難さに気づくだろう。本当に希有な思想家であり素晴らしい戯曲家だと感嘆を禁じ得ない。
☆一つマイナスは欄外や文中で、性である”文章戦闘”を繰り広げている点だ。皇室典範や継嗣問題は別次元で展開し、格調を損なわぬようにと思ってしまう。
それを差っ引いても本当に素晴らしい。
(東京都在住 40代 男性)
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昭和を生きた人、そうでない人も一度は読んで欲しい一冊。
帯にあるとおり、昭和天皇が「巨人」過ぎます・・・。
マッカーサーの器の小さいこと・・・。
「美○しんぼ」作者のブログで「昭和天皇が沖縄を米軍の基地にした」なんて書いてるけど、この考え方がなぜ誤っているのか、よーくわかりました。
何度も読み返して、勉強したいと思います。
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「これは戦争論の続編でもあり天皇論の続編でもある」
と著者が言うように、戦時、終戦、戦後の昭和天皇の行動を客観的に描いた本。
ものすごい大作だと思う。これを読んで、少なくとも天皇陛下を好きにならないって…人はいるんだろうけど…ちょっと考えにくい。
人によって泣き所が違うらしいが、僕は「全国ご巡幸」のところで目頭が熱くなった。
日本人なら、読んで欲しい。
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相変わらずの絵と文字数に苦労するも、特に戦前~戦中~戦後の昭和天皇の姿が良く分かったし、周りの取り巻きのスタンスも良く分かった。
でも、小林氏の視点は少し「じゃあ一般市民は?」という点が薄い気がする。
だから、その辺は別の本で補いながら、自分の「思い」を確立していく過程が必要と考えます。